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お出かけ 美術館

1300年の時に思いを馳せました

今日は東京国立博物館で開催されている「正倉院の世界」 展に行って来ました。
早起きし一路、高速バスで東京へ。家を出た時は雨でしたが、いつの間にか止み、東京駅に着いた頃 は晴れていました。東博には開館後すぐくらいに着きましたが、すでに、ここはディズニーランドですか?ってくらいの長蛇の列。(予想してましたけどね)館内に入場するも、音声ガイドでも並び、やっと会場内へ。混雑の中、何とか一つ一つ観ていきました。

なんて精緻で美しく、そして愛らしい品々!螺鈿や琥珀などで沢山の花をはめ込んだ宝石箱のような鏡、装飾の美しい琵琶・・。その中でも特に私が印象に残ったのは、硝子の器(白瑠璃碗)。つくられた当時のままと思われる透明感と輝き。1300年の間、よく割れずに残ったなあ・・。あと象牙でつくられた紅と紺の碁石もいいな、と思いました。鳥が彫られていて、なんだか、かわいいボタンのよう。1300年前の人々の美意識とセンスのよさに感心 しました。他にも布なども興味深かったです。

宝物の素晴らしさは、もちろんなのですが、1300年それらを受け継いできた人々も素晴らしいですよね。作られた当初から伝わってきた物を伝世品というらしいですが、ほぼ日本にしかないようですね。確かに外国では、文明が滅び忘れ去られ、のちに発掘、発見される、っていうのがほとんどですよね。

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その他、初めて知り驚いたのが、正倉院では、塵ひとつ捨てないこと。塵芥、塵粉なども保管し分別作業をしており、100年以上続いているそうです・・。現在、作業している方々の映像も流れてましたが、気が遠くなりました。

ショップでポストカードなど購入し屋外に出たのが、13時半過ぎ。本当は他にも観たい展覧会がいくつかあったのですが、正倉院展だけで疲れてしまいました。東京駅で遅い昼食を執り帰路につきました。

読んで下さりありがとうございます。

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