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皆中稲荷神社参拝、そして「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」へ

昨日は、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」に行ってきました。
早起きし高速バスで新宿へ。新宿バスタに着いたのが9時11分でした。開館(10時)まで時間があるので、一度行ってみようと思っていた近くにある皆中稲荷神社に参拝することにしました。くじ運、勝負運が上がると有名な神社です。
JR新大久保駅を出てすぐ、こじんまりとした小さな神社でした。参拝後、社務所で宝くじ入れと、根付と御守セットを頂きました。御朱印は現在、残念ながら中止されていました。でも参拝できてよかったです。

そしてBunkamuraへ。着いたのが10時?分。すでに開館していました。それほど混雑してなく落ち着いて鑑賞できました。
私の印象に残った作品や感想などをざっと・・・。

最初の章、リヒテンシュタイン侯爵家の人々の肖像画と貴族の生活にまつわる作品。
いくつもの肖像画の中に、子供の肖像画が3枚あり目を引かれました。1歳半の2人の侯女の肖像とリヒテンシュタイン侯フランツ1世、8歳の肖像。特に8歳の少年は美しく品格のあるまなざしをしていました。
そして貴族の生活にまつわる音楽を演奏する絵や、大事に飼育されていた馬の絵なども面白く感じました。

そして宗教画。チラシに載っていたクラーナハの作品「聖バルバラ」が気になっていました。クラーナハはルネサンス期のドイツの画家。2017年に開催された「クラーナハ展」をみてから好きになりました。以前の展覧会でみたような独特な妖艶な感じの女性ではなく優美な感じでした。他にも2点出品されていて、見ることができてよかったです。

神話画や歴史画では、キャンバスに描かれたものもよかったのですが、緻密な絵が描かれた絵皿に見入ってしまいました。特に「リュートを弾くクピド」という絵皿がとてもかわいく気に入りました。。グッズでこの絵皿のペーパーウエイトがあり欲しかったのですが売り切れで残念でした・・。

中盤からはたくさんの磁器製品。中国や日本から輸出されたものや、それにヨーロッパで意匠のこった金具を付けたものなど絢爛豪華。華やかな貴族の生活に思いを馳せました。
そんな中でおしゃれで心惹かれたのがトランプの絵柄のカップと受け皿、星柄の砂糖入れ。ステキ・・。花鳥文のカップと受け皿やトカゲの描かれたカップなどもよかったです。

後半に風景画と花の静物画。風景画の中には小さく描かれた人たちがいます。風景と共に制作当時の人々の生活も感じられました。花の静物画は華やかで素直に美しいなあ、と思いました。気持ちが明るくなりました。

リヒテンシュタイン侯爵家の長い歴史の中で収集されたたくさんの作品。ヨーロッパの宝石箱と銘打たれていますが、まさにその通りだと思いました。

鑑賞後、ショップで図録を購入し、Bunkamuraを出たのは午後1時過ぎでした。東京駅に行き昼食をとり大丸を少しブラブラし帰宅の途につきました。

読んで下さりありがとうございます。