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日々の出来事

桜の傘と女性

昨日は朝から雨なうえ真冬のような寒さでした・・。花冷えというには寒すぎ・・。他所では広く雪だったようですね。3月下旬に雪が降るのは32年ぶりとのこと。そういえば、はるか昔、桜の花に雪が降る映像をTVで視た記憶があります・・。
春と冬が混在するめずらしい光景・・。きれいだな・・とぼんやり映像を見ながら思った気がします・・。

昨日の朝、出勤すると従業員入り口で他部署の女性と会いました。鮮やかな紫色の傘を持っていました。あいさつし建物の中に入ると、女性は「この傘、雨に濡れると桜の花が浮き出るんだよ」と言いました。閉じた傘を見ると、うっすらと桜の花が見えました。駐車場から従業員入り口まで数十秒ぐらいです。桜の花がはっきり浮き出るにはちょっと時間が足りないようでした。

女性は私と同世代、化粧っけはなく、サバサバしていて男っぽいタイプ。持ち物も洋服も簡素です。この傘は女性のイメージとは違い意外性を感じました。

でも、この傘が女性に似合わないわけではないのです。これがバラとかチューリップだったら、完全にミスマッチなのですが・・。桜の花のモチーフのものって、女性全般に合う気がします。若い子にも、おばさんにも、おばあさんにも、女らしいひとにも、男っぽい人にも・・。

男っぽい女性が洋服とかではなく、傘などの小物に女性らしさを取り入れるのはいいなと思いました。

私が「きれいな傘ですね」と言うと、女性は「でも安いんだよ。1,000円」と言って笑いました。
そして、それぞれの持ち場に向かいました。私は、雨があたり桜の花が浮き出た傘をさしている女性の姿を想像して、何だか微笑ましくなりました。後で傘を開いて見せてもらえばよかったかな・・と思いました。
傘は、雨の日か雪の日でなければ出番がないのですから・・。

午後には雨は上がりました。でも気温は上がらず寒くて、どんよりした曇り空・・。

今年は、まだお花見をしていません・・。天気がいい暖かい日に見に行きたと思います。お花見の名所とかではなく、本当に近くの歩いていける山のふもとに咲いている1本の桜の木です。満開までには、あと少しです。毎年、私一人でひっそりと愛でています・・。

読んで下さりありがとうございます。