かなり前に歯の詰め物が取れました。昔から行っていた歯医者さんは今はもうやっていないようで、どこに行こう・・と考えているうちに月日が経ってしまいました。痛みもなかったので、ついつい放置してしまったのです・・。そして数日前、食事をしていた時、その歯に突然痛みが走りました。舌で触れてみると欠けていました・・。これは、もう早々に歯医者に行かねば・・と思いました。
そして昨日は休みだったので、午前中、職場の人に教えてもらった町内の歯医者さんに飛び込みで行きました。私は歯医者が苦手です・・。(たいがいの人がそうかもしれませんが・・)歯医者に行く前は憂鬱で気が重くなります・・。とくに新しいところは・・。緊張しました。でも調度、患者さんが誰もいなかったので、すぐに診てもらえました。(その後、予約の方々が来ました)詰め物が取れたところは虫歯になっていて、進行していたので麻酔をして治療しました・・。しばらく通院です・・。
初診でレントゲンなども撮ったので治療費が5,010円もかかりました・・。しょうがないですが・・。そして次回の診療はコロナのため、6月24日とずい分先です・・。治療を終えるまで気が長そうです・・。溜息がでます・・。もっと早く診てもらえばよかった・・。
家に帰っても麻酔はしばらく切れませんでした。なんだか憂鬱な気持ちでじっとしていました。そうしたら、ふと「6月歯医者」という、おーなり由子さんの漫画を思い出しました。30年以上前の作品です。確か本棚にあったはず・・。探すとありました。懐かしい・・。久しぶりに読んでみました。
6月梅雨の頃、女の子の乳歯にはカビが生えてきます。そのカビの生えた乳歯を抜くために訪れる訪問歯医者さんを女の子は怖がっています。でも、ある日とうとう女の子の家に訪問歯医者さんはやって来ます。そして女の子のカビの生えた乳歯は抜かれます。あっけなく・・。訪問歯医者さんは怖い人ではなく優しそうで、抜かれた女の子の乳歯はビー玉に変わっていました・・。
おーなり由子さんの漫画は短編です。素朴でどこか懐かしい絵と不思議で温かいお話は、それこそどれもキラキラひかるビー玉のように素敵です。ひねくれものの私も、おーなり由子さんの漫画を読むと少しだけ素直な気持ちになれる気がします。他の漫画も読み返したくなり本棚から引っ張り出し読みました。
そして、おーなり由子さんの漫画を読んでいるうちに麻酔も切れ、気持ちも明るくなっていました。おーなり由子さんの作品に癒されました・・。
読んで下さりありがとうございます。