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ミカさんと瞬膜とギンタ

ウチによくやって来るご近所の猫で、まだ若いメス猫がいます。2歳ぐらいです。ウチでは勝手に「ミカさん」と呼んでいます。柄がミカゲ石のようだからです。本当の名前は知りません。人なつこくて、かわいい猫です。

そんなミカさんの顔が何だか変だな・・と気付いたのが数日前。顔と言うか、目ですね。起きている時は目頭に隠れていて少ししか見えない瞬膜が出たままになっていたのです・・。瞬膜は眠そうな時や目覚めた時に眼球を覆う白い膜です。第三眼瞼(ダイサンガンケン)と呼ばれる第三のマブタで猫の眼球を守っているそうです。

ちょっと調べてみたら、瞬膜が出たままなのは、やっぱり何らかの病気の可能性がありそうです・・。うーん・・。動物病院に連れて行ってあげて欲しいですが、よその猫なので口出しは出来ません・・。見守るしかないですね・・。私の家の周辺には、猫を飼っているとは言ってもエサをあげているだけで、その他のフォローをしない家がまだまだあります・・。ちょっと、鬱々とした気分になりますね・・。

瞬膜という言葉を初めて知ったのは10代の頃でした。大島弓子さんの連作漫画「綿の国星」に「夜は瞬膜の此方」という短編がありました。主人公のちび猫(擬人化されたメスの子猫)が飼い主家族のお父さんとお母さんと海に行くお話です。(ちび猫が鞄に紛れてついていったのですが)言葉も絵も詩のように感じました。心が和みつつ、何だかしんみりした気持ちにもなりました・・。

今日の午後、動物病院に電話して先延ばしになっていたギンタの去勢手術の予約をしました。今月の17日です。前日の夜8時以降は絶食。病院に行く時は洗濯ネットに入れないといけません。嫌がるだろうあ・・。ギンタもずい分大きくなったので、悪戦苦闘するかもしれません・・。まだ先ですが無事に終わることを願います。

凛々しくなったギンタ。手前はムギ。

読んで下さりありがとうございます。