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日々の出来事

エプロンが気付かせてくれたこと

朝はちょっと涼しかったのですが、日中はムシムシと暑かったです。朝から仕事の時は、昼下がりに仕事を終え帰宅しますが、(私は5時間半の勤務です)この時期、駐車場にとめてある車に乗り込むと蒸し風呂状態・・。エアコンの設定温度をLoにして風量を強くします・・。

職場は介護施設です。仕事着は制服ではなく私服なのですが、エプロンの着用が決められています。今日、数日前に買った新しいエプロンを着用しました。生地はサラサラのポリエステルで、紺地に中程度の白い水玉が等間隔で配されています。
朝、一人の女性の入所者の方が私のエプロンを見て「目が回りそうにキレイ」と言われました。目が回りそうとは・・?落ち着いた色合いですが、水玉模様がヴィヴィッドに感じられたのでしょうか・・。そして、女性はさらに「きれいにリボンを結ぶと思っていた」と言われました。何のことかと思ったら、腰で結んだエプロンのヒモのことでした・・。

思わぬところを見ているんだな・・と感心しました。車椅子生活なので腰あたりに目線がくるのでしょう。それにしても、エプロンのヒモなんて自分では見えないし、気にもしていなかったです。女性ならではの細やかな視線ですね。そして、ふと思ったことがあります・・。

私はよくエプロンのポケットをなぜかあちこちに引っ掛けます。なのでポケットの口部分の端がほつれてきます。でも不精な私は、縫うのが面倒でそのままで着用していたりします・・。もしかしたら、女性は気付いているかもしれませんね。ポケットの端がほつれてヒラヒラしていて、みっとないなあ、とか思っているかもしれません・・。うーん・・。これからは、ほつれたらすぐに縫うようにしないとだめですね・・。それが普通ですよね・・。

昔から見た目に無頓着でしたが、オバサンになりさらに見た目とかどうでもよくなっています。でも思わぬところを人が見ているんだな、と思い、もっと気を使わなきゃだめだな・・とちょっと反省しました・・。まあ、今日、女性は褒めてくれたのですが・・。

冷えてきた車の中でエプロンについてつらつらと考えました・・。私は自宅ではエプロンをしません。エプロンは仕事着で、エプロンをしていないと落ち着いて仕事が出来ません。そして仕事を終えエプロンを脱ぐとホッとして解放感を感じます。私にとって、エプロンは仕事をする時の鎧のような気がします・・。

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日々の出来事

4連休初日の光景

今日から4連休です。でも新型コロナウィルスの感染再拡大で、出かけるのはためらわれる状況ですよね。まあ、私は介護の仕事なので、もともと祝日など無関係な生活なのですが・・。それでも本来だったら、夏本番に向けて心が躍る楽しい時期のはずでした・・。

今日は、たまたま休みだったので夫と買い物に行きました。道は空いているかと思いきや、車通りは多かったです。そして車のナンバーを見れば、”不要不急の外出を控えて”という要請などものともせず、他所から来られている方が思いのほか多かったです。予想通りといえば、予想通りですが・・。

買い物後、曇り空でしたがわずかに青空も見えて、遠回りになりますが海沿いの道を通って帰ることにしました。
私の住んでいる地域は海に面していて、夏は沢山の海水浴客が訪れます。でも今年はすべての海水浴場が閉鎖しています。海は夏なのに、秋のような寂しさかと思ったら・・。海水浴をしている人たちが少なからずいました・・。地元の人ではないと思います。車は道端に停められていました・・。でも、閉鎖している海水浴場に監視員はいないと思うので、水難事故が心配ですね。

そして、さらに漁港には、たくさんの釣り人が来ていました。テントが張られているのも見えました。ソーシャルディスタンスって何?って感じでしたね。他所(おそらく)から、こんなに沢山の人が移動してきて、コロナウィルス感染者発生なんてことにならないことを願います・・。

ウィルスは高温多湿に弱いと言われていましたが、下火になるどころか勢いづいているように思えます。恐るべし、コロナ・・。一つ山を越えても、すぐに次の山が現れる・・。あと幾つの山があるのだろう、と思ってしまいます。でも、いつかは山も消えて、気持ちのいい風が吹くきれいな草原が現れる・・そんな夢想をしました・・。

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日々の出来事

人の善意に感謝

今日の昼下がり、仕事から戻ると台所に立派なキュウリが5本ありました。老母が出かけた帰り、ご近所の家の前を通った時、そのお宅の奥さんに呼び止められたそうです。そして、そのお宅の畑で採ったばかりのキュウリを頂いたとのことでした。

奥さんは70歳くらいの方で、人あたりが柔らかく優しそうな雰囲気の方です。10年以上前、ご主人の定年に伴いこちらに越してきました。野菜作りをしたかったそうで、色々な野菜を作っています。少し前にもキュウリを頂きました。ありがたいですね。瑞々しい緑が涼やかです。

そして、このキュウリですが、トゲトゲがありませんでした。トゲのない品種のようで、表面がなめらかで、すべすべしています。早速、夕飯に山椒キュウリというシーズニングとごま油であえて食べました。美味しかったです。

頂いたキュウリ

ところで、家の近くに放置してある広い畑があるのですが、手が回らず草ボーボーになっていました。少し前、老母と交流のある隣の部落の年配の男性がその畑の草刈りをやってくれました。謝礼としてお金を払おうとしたのですが、頑として受け取りませんでした・・。正直、困ったなあ・・と思いました。

老母が言っていましたが、その男性は、働き者で人の世話もよくするそうです。何となく、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」が心に浮かびました・・。それにしても、何のお礼もせずに済ませるわけにもいきません。
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今日の夕方、草刈りのお礼に老母と、その男性の家にビール1ケースを持って行きました。ちょうど居られて「逆に気を使わせて悪かったね」と言われました・・。本当は、ビール1ケースじゃ足りないんですが・・。こちらこそ恐縮してしまいました・・。でも、本当に助かりました。

昨今、家の周辺にイノシシが出没するようになり、あちこちの畑や庭先を荒らすようになりました。イノシシは耕作放棄地や藪に身を潜めるそうです。ウチの畑も該当します。対策として見晴らしをよくして近寄りづらくしなければなりません。ウチの畑は草を刈るには大変な場所・・。業者に頼めば高額な料金になったことでしょう・・。

私は根がひねくれているので、人の善意に触れると戸惑ってしまいます。でも今日は、素直に感謝しようと思います。もちろん、キュウリにも。

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日々の出来事

2度の死と久しぶりに歩いた日

今日の昼下がり、仕事から戻ると老母から近所のお爺さんが亡くなったことを聞きました。101歳だったとのこと。1世紀以上、生きたのですから大往生ですよね。ほぼ面識はなく、ああ、そうですか・・と思っただけでした。でも老母から、このお爺さんは「死ぬのは2度目」という話しを聞き、急に関心が向きました。

1度目の死は、戦時中。戦争に行っていたお爺さんが、戦死したという知らせが届いたそうです。お葬式を執り行い、お墓も建てたそうです。しかし、後にお爺さんは九死に一生を得て、戻って来たそうです。家の方は、さぞ喜んだことでしょうね。それにしても骨壺には何を入れたのでしょう?石でも入れたのでしょうか・・。

もう一人、このお爺さんと戦地(島)で一緒だった近所の人がいたそうです。でも、この人は水を汲みに行き、不運にも相手方に攻撃され命を落としたそうです・・。老母の話を昔話として聴きつつも、たくさんの命が失われたことに思いを馳せました・・。

今日は予約していた歯医者の日で、16時半頃に行きました。型をとり10分ほどで終了。買い物をして帰りましたが、今日は疲れもなく余力もあったので久しぶりに少しだけ歩くことにしました。

17時半頃出発。めったに通ることのない小道を歩いてみることにしました。人通りのない忘れ去られたような小道です。さびしい感じかなと思ったのですが、道端に5㎜くらいの小さな紫の花が束になったものが、幾つも咲いていました。何という花か名前は分かりませんが、小道をかわいく飾っていて気に入りました。そして小道を出ると草の生えた休耕田の中の道をテクテク歩きました。暑すぎず気持ちよく歩ける気温で、青空も清々しかったです。

15分ほどのウォーキングでしたが、何だか生きていることの、ありがたさを感じました・・。

この小道が好きになりました
名前は分からない紫の花
ウォーキング中の清々しい青空

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思い出 日々の出来事

グリーングリーンと心の垣根

今日は、朝から晴れて気持ちがよかったです。午後仕事だったので、午前中は庭に出て日光浴を兼ね少しブラブラしました。庭は、緑、緑、緑。要するに草ボーボー・・。脳内では”グリーングリーン”が流れていました。小学校で習った曲。たいがいの子が授業で習う曲には興味を持たなかったのですが、”グリーングリーン”だけはクラス全員が好きでした。グリーングリーン 青空には~♫♪

庭に生えている雑草で目に留まったモノを数本摘んで、ガラスのコップに挿してみました。先っぽが丸まったツル草、シダ、ツユクサ、そして葉を虫に食べられレースのようになっているもの。鬱陶しい雑草も数本だと癒される気がします。

そして、YouTubeで”グリーングリーン”を聴きました。大人になっても、たまに聴きたくなることがあるんですよね。今でも、かわらず好きな曲です。子供の時は、明るく楽しい歌だと思っていましたが、実は悲しい歌だったんですよね・・。父親と息子の語り合いと別れ・・。父親は二度と帰っては来ないのです・・。帰って来ない理由は、いろいろな解釈があるようです。

“グリーングリーン”を小学校の合唱大会だったかで、クラス全員で歌うことになりました。クラスメイトの女の子がピアノの伴奏をしました。合唱より何よりも、その女の子の華麗な伴奏が印象に残っています。特に前奏がすてきでした。
その後なぜか、その女の子と仲良くなり、女の子の家に遊びに行くようになりました。グランドピアノがある家でした。私と女の子は生活環境がまったく違いましたが、子供の頃は、心の垣根が低くそんなことは気にも留めませんでした。グランドピアノがその子の家にあるのも、ただあるんだな・・とだけしか思っていませんでした。

今だったら、グランドピアノがあるなんてすごいなあ・・。ウチとは全然、違うね・・とちょっと気が引けてしまうかもしれません。いつしか人と自分を比較するようになり、心の垣根も伸びて行きました・・。垣根が伸びすぎると、卑屈になるように思います。気を付けたいです。でも子供の頃、心の垣根が低かったのは無邪気で無知だったからかもしれません・・。

今さら心の垣根をなくすことも出来ません。ただ、剪定してきれいな垣根にしたいな、と思います。でも、もし垣根を取っ払っえたらスッキリするような気もします・・。グリーングリーン 丘の上にはララ緑がひろがる 緑がひろがる~♪♫

摘んできた雑草たち

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