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青じその花とマッサージ

昨日は終日、灰色の空で時々雨が降りました。午前中、庭に出ると自生している青じそに花が咲いていました。小さな白い花で、連なって咲いていて可愛らしいです。赤じそも自生していますが、花は咲いていませんでした。(ちなみに赤じその花はピンクです。)濡れた地面には橙色の柿の葉が何枚も落ちていました。柿の木を見上げると、ずい分と葉が色づいていました・・。

午後から仕事でした。最近は余裕がなく慌ただしく時間が過ぎていきます。介護老人施設で働いていますが、入所者の方と落ち着いてコミュニケーションをとる時間もありません。でも今日、数日前に入所した一人の女性と少し話をしました。まだ70代ですが、足が不自由で杖を使って歩いています。10年ほど前、バイクに乗っていて交通事故に遭ったそうです。交差点で車と衝突。女性のバイクは直進、車は右折だったそうです。夜で車の運転手にはバイクが見えなかったらしいとのこと。何ヶ所も骨折し、4ヶ月入院したそうです。足が不自由なのは、その後遺症とのこと。女性は「本当はマッサージとかしてもらいたいの。でも、ここは、そういうのやらないでしょ・・」と残念そうに言いました。

私も過去に何度かマッサージの施術をしてもらったことがあります。体のコリがほぐれると心のコリもほぐれる気がして気持ちがよかったですね。もみ返しがきて痛くなったこともありますが・・。まあ、私の場合は娯楽のようなものですが、女性の場合はリハビリの一環としてマッサージを希望しているのですが・・。

私は以前、フットマッサージを習得したいと考えたことがありました。そして講座などを調べましたが、これというのがなく諦めました・・。今日、女性に「本当はマッサージをしてもらいたいの」と言われ、そのことを思い出しました。マッサージをしてあげられたら喜んでもらえたでしょうが・・。

フットマッサージを習得したかった一番の理由は人の一助になるためではなく、手に職がある人が羨ましかったからです・・。自分も、何か身に付けたかったのです。そして、何かになれたらと・・。しかし、まあ結局、何にもなれなかったのですが・・。

でも何かになりたいという気持ちは、まだ心のどこかにあります。大輪の花を咲かせることは不可能ですが、青じその芥子粒のような花ぐらいだったら咲かせられるでしょうか・・。しかし、一体私は何になりたいのか・・。

青じその花
見上げた柿の木


読んで下さりありがとうございます。