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雑記

会いたいキャラクターと差別

8月中旬、ユニクロから、私の好きなメンソレータムのシンボルキャラクター「リトルナース」ちゃんのTシャツが発売されているのを知りました。是非とも欲しいと思ったのですが、時すでに遅しで完売。発売されたのは8月上旬だったようです。やっぱり人気あるんですね・・。その後もユニクロのサイトをこまめにチェックしていますが、再販はないようです・・。残念ですが、また「リトルナース」ちゃんのものが発売されることもあるかもしれません・・。

昔、私が子どもの頃、カルピスのパッケージには、カルピスを飲む黒人のキャラクターが水玉の中にデザインされていました。カルピスというと、水玉とこの黒人のキャラクターでした。このデザインが私は好きでした。しかしある時、この黒人のキャラクターが黒人差別にあたるということで使用中止になったのでした。30年ほど前です。カルピスのパッケージは水玉だけになりました。しばらく私には何か物足りなく感じたのでした・・。

黒人差別をなくす運動は「チビクロサンボ」も出版中止に追いやりました。楽しくてステキなお話なのに・・。トラが木の周りをグルグル回っているうちにバターになってしまうのですから。
細かいことは覚えていませんが、その他にも色々、黒人差別として抗議の対象になっていたと思います。当時、大きな違和感を感じましたね。黒人のキャラクターや物語を世の中からなくすことは、逆に黒人の存在を否定していることになるんじゃないかと思いました。そして世の中から黒人のキャラクターや物語が消えても、差別がなくなるわけではないですよね。差別は人の心の中にあるのですから・・。

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メンソレータムの商品には当たり前に「リトルナース」ちゃんがデザインされています。そして日常生活に溶け込んでいて、リッピクリームを塗る時などに毎日、目にしています。ある意味「リトルナース」ちゃんとは毎日会っています。会えなくなったら寂しいと思いますね。

20代半ばの頃、音楽雑誌を見ていたら、あるロックバンドのボーカルの人がカルピスの黒人のキャラクターのTシャツを着ていました。すでに、世の中からこのキャラクターが消えていた頃で、思わず目が釘付けになりました。どこで手に入れたのかな・・いいなあ・・私も欲しいな・・と思いました。会いたくても会えないキャラクター・・。また、どこかで会えたらな、と夢想するのでした・・。

読んで下さりありがとうございます。

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