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雑記

50代、きっとまだまだ色々なことができる

昨日は老母を皮膚科に連れて行きました。足の指数本が巻き爪で痛みが出てきたためです。何だか病院の送り迎えばかりしています・・。よく一病息災といいますが(一つくらい持病があった方が健康に気を配りかえって長生きするということ)、老母の場合は持病が3つも4つもあります。もう病気が友達ですね。

以前は野菜作りに励んでいましたが、去年の暮れに背骨を圧迫骨折してからは出来なくなりました。出かけるのは、もう億劫でしんどいようで、老母が病院以外に出かけることはなくなりました。今は、ひねもす座椅子に座ってうつらうつらしているだけです。TVもほとんど見ません。あっ、唯一、新聞はちょっと読みます。私と夫は新聞を読まないので、老母のために新聞をとっています。

老母は来月で84歳になります。もう何もしたくないようです。まあ、もう十分いろいろなことをしてきたので、いいのでしょう・・。

私はふと自分の年齢を改めて考えると、ガックリした気持ちになることがあります。そいう時は80歳とか、90歳になった時のことを想像してみます。80歳、90歳からみたら50代なんて若かったな・・と思えるのではないでしょうか?視点を変えれば見方も感じ方も変わり、やる気も出てきます。

そんなことを考えたからか、長い間ほったらかしにしていた描きかけの絵の続きを描き始めました。これから夏に向かっていくというのに冬の絵です・・。もう、あまり上手く描こうとか考えるのはよそう、と思いました。自由な気持ちで描こう。

そういえば老母は60代前半に手まりのサークルに入り、手まり作りを始めました。そして夢中になり、精力的にたくさんの手まりを70代後半まで作り続けました。

手まり作りは緻密な作業で根気がいります。しかし老母にとって手毬を作っている時間は楽しく充実したものだったようです。今、振り返ると手まり作りをしていた期間は老母にとって第二の青春だったのでは・・と思います。

色とりどりの糸を駆使して作り出す様々な模様。手毬は小さな美しい宇宙です。母が作った手まりは、今でもたくさんの残っています。それを見ると私はまだ50代。きっと、まだいろいろなことができる、と思えてくるのでした・・。

老母が作った手まり(ほんの一部です)
この写真はずい分前の記事にも一度載せたことがあります。

読んで下さりありがとうございます。