カテゴリー

作戦決行、半分だけ下りた肩の荷

猫を飼っている家では障子を破られたり柱を爪でバリバリやられたりすることは、よくあると思います。私の家でもそうですが、障子や柱の他に襖もバリバリする猫がいます。バリバリする襖の部分は決まっていて、破られるたびに補修紙を貼っていました。

しかし、ある日とうとう襖のその部分に穴をあけられてしまいました。穴は猫が通り抜けられる大きさです。また、どうせ破られるのは分かっているのですが補修紙で穴をふさぐことにしました。しかし、ふと、閃いたことがあり襖の穴はそのままにすることにしたのでした。

家の屋根裏で産まれた4匹の子猫たちですが、少し前、穴のあいた襖の部屋に連れてきました。今、一番の悩み事 親子は離れ離れになり、母猫は子猫たちを探して外で鳴くようになりました。そうすると子猫たちは部屋にある掃き出し窓に集まります。私が窓を開けると母猫は子猫たちを見つけ部屋に入って来ました。
そして警戒心が強く触れることもできない野良の母猫ですが、ここには子猫たちがいるし美味しいご飯もあることを覚え、狙い通り、よくやって来て部屋で過ごすようになりました。母猫が外に出る時は、追い立てて襖の穴を通り隣の部屋を通って出るように誘導しました。事情により母猫にはこの襖の穴から外に出ることを覚えてもらいたかったのです。

実は密かに母猫を捕獲するための作戦を立てました。それは、部屋にいる母猫を襖の穴から出るように夫に追い立ててもらいます。私は襖の向こうで洗濯ネットを広げ穴に当てて待ちます。追い立てられた母猫が穴を通り抜け、そのまま洗濯ネットの中へダイブ!

今日の午前中、意を決して決行しました。さて、どうなったでしょう?結果は、成功!

最初、穴を通り抜けようとした母猫ですが、洗濯ネットが当てられているのに気づき、いつもと違うと思ったようで部屋に引き返してしまいました。しかし、もう一度、夫が追い立てると今度は逃げようとして穴に入り、スルッと洗濯ネットの中に入ったのでした!飛び出さないように急いで両手で洗濯ネットの口付近を握りました。そして夫が洗濯ネットのファスナーを閉めて捕獲完了。
私も夫も心底、安堵しました。(ちなみに捕獲する時は腕がすっぽり入る噛みつき防止用の手袋をしていました。また万が一、顔を引っ掻かれないように穴の正面に顔を近づけないように注意しました。)

母猫は大きな鋭い声で一声鳴きましたが、思っていたほど暴れませんでした。でも失禁してしまい、畳に尿がまき散らされてしまいました。そりゃそうですよね・・。いきなり洗濯ネットに詰め込まれるなんて、とんでもない恐怖ですよ・・。申し訳ないけどしょうがない。

動物病院に電話して、すぐに連れて行きました。先生には「避妊手術するには体力が少し心配ですが、しょうがないですね。」と言われました。今回を逃したら、もう捕獲のチャンスはないでしょう。もし何かあったら電話をするとのことでした。手術が無事に終わって初めて完全に肩の荷が下ります。まだ肩の荷が下りたのは半分だけです。

今日の午後は電話がきませんように・・と祈っていました。今は夜。無事に手術は終わったでしょうか。明日の午後に迎えに行きます。

読んで下さりありがとうございます。

カテゴリー
空の情景

空の情景も一期一会

昨日の夜、夫から雲が出来ているところを見た話を聞きました。朝の通勤途中、車を走らせていると、工場の煙突2本から煙(水蒸気)が真っすぐ空に伸びていたそうです。(煙が真っすぐ伸びていたのは無風だったからですね。風があるとなびきますから。)そして真っすぐ伸びた煙の先には、ぽっかりと丸い雲が2つ浮かんでいたそうです。

「車を運転していて写真が撮れず残念だった」と夫は言いましたが、その光景を想像したら、まるで絵本のようだな、と思い微笑ましくなりました。

私も空をボーっと眺めていると時折、印象的な空の情景に出会ったりします。そして様々な感情が沸き上がってくることもあります。空と心が呼応するのです。空って不思議・・子どものように思ったりします。

最近も心に残った空の情景があります。庭で眺めた梅雨の晴れ間の青空。

数日前の夕方、空を見上げれば南から北へ飛んでいく一機の飛行機。西日に照らされ、機体の半分が輝いていました。なんだか旅心を誘われ、どこか遠くに行きたくなりました。

一昨日の昼下がり。雲をジーッと眺めていたら、何となく恐竜のティラノサウルスに見えてきました。青空を闊歩しています。

今朝の空。ついさっきまで曇っていたのに、いつの間にか青空が広がっていました。
ピヨピヨピヨ・・・ピーピーピー・・・ホーホケキョ・・・鳥たちの鳴き声が空に響いていました。そして時折、疾風のように空を横切っていく鳥の姿がありました。

刻一刻と変化する空の情景との出会いも一期一会ですね。奇跡のようにも感じます。

読んで下さりありがとうございます。