パート先のデイサービスでお雛様の壁飾りを皆で作っていた時、昔飼っていた黒い犬について話している利用者の方がいました。
その方は80代前半の女性。話を聞いていると犬を放し飼いにしていたようです。いつ頃のことか分かりませんが犬の放し飼いは、まずいでしょう・・。
案の定、近くの家から苦情があったそうです。そりゃそうでしょう。私は、それで放し飼いをやめたのだろうと思ったら女性は、なんと「犬を保健所に連れて行った」と言ったのでした。
思わず「えっ!」と声が出てしまいました。でも女性は犬にたいして微塵も罪悪感を感じていないようでした。
私が「どうして犬を繋いでおかなかったんですか?」と尋ねると女性は「そういうの嫌いだから」とよく分からない返答をしたのでした・・。
女性と女性の家族にとって犬はなんだったのでしょうか?昔なので番犬として飼っていたのかもしれませんが物とかわらなかったのでしょうね・・。
人間の身勝手で保健所に連れて行かれた黒い犬のことを思うと不憫でした・・。
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一方で猫を大事な家族として暮らしている利用者の方もいます。その方はいろいろな事情により身寄りのない一人暮らしの70代後半の女性。猫は18歳のオスです。
かなり大きな猫で体重が16㎏(!)あると言っていました。16㎏って猫の体重ではないような・・。
家の猫で一番大きいギンタでも5㎏。その約3倍です。想像できません。本当は猫ではなくて狸かなにかではないでしょうか。見てみたいと思ったら、この前、写真をたくさん持ってきてくれました。
福福としていて立派そうな猫でした。猫で18歳といえば、かなりの高齢ですが、よく食べて元気とのこと。
女性が猫のことを話している時は楽しそうで、猫との穏やかな生活が長く続くといいなと思っています。
そして女性は大病をしていますが猫より長生きして猫をちゃんと見送れるようにと願っています。辛いことだけれど大事なことですから・・。
読んで下さりありがとうございます。