角膜が剥がれていたギンタの左目。飲み薬と目薬で治療をしていましたが、目の状態も良くなり、くっついていた瞼も開きました。
ただ右目と比べると、まだ一回りくらい左目が小さい。その内、元に戻ると思いますが。
今週の土曜日、もう一度、動物病院に診察に行くことになっています。
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ところで左目が病気になったギンタを見て思い出した猫がいます。
15年以上前に姿を見せるようになった茶トラのオス猫です。野良猫でどこからかやって来たのでしょう。痩せていて片目が白濁して真っ白でした。
白内障かなと思いましたが、加齢によるものか怪我や病気によるものかは分かりません。片目はよく見えなかったでしょうが不自由はしていないようでした。
気が強いボス気質の猫でウチの周辺を縄張りにしてウロウロしていましたね。近所の家で餌をもらっていたようでした。ウチでも来るとあげました。
家が密集している街中と違い、一軒一軒が離れていて竹林や田畑が広がっている田舎では野良猫がウロウロしていても気に留める人はいません。
良くも悪くも猫に関する意識が薄い・・。でも餌をくれる家もあるし野良猫にとっては過ごしやすい場所なのでは。
しかし片目が真っ白な茶トラ猫は、いつの間にか姿を見せなくなりました。さすらいの猫にとって安住の地はなく、どこか別の場所に行ってしまったのかもしれません。それとも何かあったのか・・。
猫は野良生活の為やつれていたので年を取っているように見えましたが、それほど年を取っていなかったような気もします。
でも、さすがにもう虹の橋を渡ったでしょう。
真っ白な猫の目を見たのは今までの人生で、あの猫だけ。今でも心に残っています。
読んで下さりありがとうございます。