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日々の出来事

「五寸釘で刺されたみたいだった」と言われたけれど

パート先のデイサービスに来ている方で90代後半の女性がいます。

しっかりしている方で認知機能の衰えは見えません。いたって普通。

足腰は弱っていますがシルバーカーを使い歩いていて身体機能も年齢を考えれば達者です。

この方が数ヶ月前、家族の希望でデイサービスの他に月1回ショートステイの利用を始めました。

しかしショートステイの日数が一週間以上と長かったこともあり、ひと月行っただけでこりごりしたよう。

そこで本人はショートステイに行くのを強く拒否。先にショートステイは家族の希望と書きましたが、主にお嫁さんの希望。

結局、お嫁さんとやり合い、毎月のショートステイはなくなりました。

それでも女性はショートステイに行かされたのが、よっぽど不本意だったようでデイに来る度に他の利用者の方々によく愚痴を言っています。

昨日も女性は愚痴を言い「嫁は、あたしが家にいると目障りなんだよ」と言いました。

私が一応「そんなことないでしょう」となだめると「そう言ったんだよ。五寸釘で刺されたみたいだった」と言い拳を胸に当てたのでした。

そして女性は「好きで生きてるわけじゃない」とぼやきました。

確かに、”目障り”などと言われたら傷付きますよね。

でも前後のやり取りが分からないので、単純にお嫁さんをひどいとも言えない気もします。年をとっても手強い姑に思わず本音がこぼれてしまったのでしょうか?

ところで女性はお嫁さんのことを「やることは、ちゃんとやってくれる。料理も上手で美味しい」とも言っています。

まだまだ心身ともに達者な女性。らくらくと100歳を超えると思います。しかし強い女性で、正直しっかりし過ぎているのも家族は大変そう。

最終的に女性の希望が通りショートステイは立ち消え。お嫁さんはガッカリしただろうな。ショートステイはお嫁さんの骨休めのためだったと思うので。

上手く折り合いがつけられたらいいのにと思いますが・・。

読んで下さりありがとうございます。