昨日の午後遅く、座椅子に座り本を読んでいると、「ピョ・・ピョ・・ピョ・・」という音がするのに気付きました。
音は家の中ではなく、外から聞こえてきていました。規則正しく「ピョ・・ピョ・・ピョ・・」と延々と続いていて何かの機械音のよう。
でも外は竹藪。機械なんて何もないはず。
何の音だろう・・と気になり、時々、本を読むのを中断して「ピョ・・ピョ・・ピョ・・」という音に耳を澄ませました。
途切れることなく続く「ピョ・・ピョ・・ピョ・・」 音の正体は皆目見当がつきません。
どれくらい、その音が続いたでしょうか。その内、音に変化が現れました。「ピョ」だけではなく、「フォーピピ」とか「ピョピョ」とか、その他にも上手く言葉では書き表せませんが、様々な音が繰り広げられました。
そして音は「フォーポケキ」とか「ポーポケキュ」とか、だんだんと形になっていっているのを感じました。
そして、ハッ!としました。そうだったのか!
音の正体は鳴き声の練習をするウグイスだったのです!
本を閉じてウグイスの鳴き声に耳を傾けました。「ホーホケッケッキョ」とか「ピョーピョケキョ」とか、だんだん鳴き方が上手くなっていきました。
その内、何とか不慣れな感じですが「ホーホケキョ」に聞こえるようになってきて、ウグイスの上達に私も嬉しくなりました。よかったね~と心の中で拍手。
そして鳴き声がさまになってくると、ウグイスは飛び立ったようで鳴き声は遠くなり聞こえなくなりました。
「ホーホケキョ」と鳴くために一生懸命、練習するウグイスの健気さに、ちょっと感動してキュンとしてしまいました。
そういえば今年は、まだウグイスの鳴き声を聞いていなかった気がします。
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今朝、目覚めると昨日のウグイスかは分かりませんが「ホーホケキョ」と何度も何度も鳴くウグイスの声。
しみじみとした気持ちになりました。
読んで下さりありがとうございます。