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日々の出来事

沈む気持ちと詩と付き添うだけ

昨日の午後、老母に同行して総合病院の腫瘍内科に行きました。先週、泌尿器科で尿管癌でリンパ節に転移があり手術は出来ないとのことで抗がん剤治療を行う腫瘍内科を紹介されたのでした。

で、結果ですが高齢で抗がん剤はリスクが高く、メリットよりデメリットの方が大きく行わない方がいいとのことでした。行う選択はないんだな、というのが分かりました。

まあ、予想通り。なので治療はせず、何らかの症状が出てきたら、それに対処するということになります。

総合病院ではなく、かかりつけの病院で診てもらうことにしました。

老母も、もう治療を求めることはしませんでした。ガッカリしたとは思います。私も抗がん剤のリスクを考えるとしない方が確かにいいのだろうと思いつつ、それでもやっぱり気落ちしました。

病院を出ると土砂降り。さらに沈む気持ち。

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老母のガンが分かってから、やっぱり気持ちが沈むことが多く、気分転換に本でも読もうと思っても言葉が入ってきません。本の世界に入るエネルギーも湧いてこない感じです。

悶々としていたら、ふと詩が読みたくなりました。谷川俊太郎さんの詩。すぐに楽天で2冊購入。

詩は短く、読むのに大きなエネルギーはいりません。すらすらと読める。それがいい。音楽を聴くみたいに。水を飲むみたいに。

谷川俊太郎さんの詩を読んでいたら、沈んでいた気持ちが浮上してきて生き返った気分になりました。

今はまだ普通の老母。老母がいつどうなるか分かりませんが私は一生懸命に付き添うだけです。

読んで下さりありがとうございます。