久しぶりに話題になっているらしい小説を読みました。本屋大賞を受賞した朝井りょうさんの「イン・ザ・メガチャーチ」です。
推し活を題材に中年男性の孤独や陰謀論を絡め展開していくストーリーは圧巻。すごく面白かったです。後味は悪かったですが・・。個人的にメンタルが落ちている時には読みたくない小説かも。
推し活にのめり込み、加速度的におかしくなっていく登場人物たちが怖くて、そして悲しかったです。
一つのポイントは視野狭窄。視野狭窄になると現実が見えなくなり思考も停止。でも、本人たちは人から何と言われようと幸せなんですよね・・。宗教と一緒。推し活は宗教活動の一環みたいなものなのだ、と思いました。
そして神だと思っている推しの裏側には推し活を仕掛ける冷徹な策士がいるわけですが・・。
ところで昨今、推し活がブームで私はサンリオのキャラクターが推しです。
だからといって当たり前ですが、推し活に自分のお金や時間のすべてをつぎ込むなんてことはしません。推し活は生活のちょっとした楽しみなだけ。
推し活を仕掛ける側の思惑通りにのめり込んでいく人たちは、元々そういう素養があるんだろうな。自らマインドコントロールにかかりにいくみたいな・・。
明るく楽しいイメージの推し活のダークサイドを見せられて、私が思ったのは、結局、なにごともほどほどに・・。
読んで下さりありがとうございます。