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日々の出来事

ささやかな出来事と女優さんの本

昨日は休みでした。海に行きたいなと思い午後、海の近くまで行ってみました。泳ぐためではありません。海を眺めて足先くらい海に入れて見たかったのです。でも海水浴客の車がそこここに停めてあり、車を停める場所がなかったので諦めて帰りました。今日はもう人出も減ってるでしょうか?そういえばお盆以降はクラゲが増えるんですよね。昔、クラゲにあちこち刺されたことを思い出しました。でも、海をユラユラとたゆたうクラゲが好きでした。あー、クラゲの水族館に行きたいな・・。

家に帰って来てから、興味があり購入してあったアラフィフの人気女優さんの本を読みました。ご本人のワードロープから洋服を中心に靴、小物などを紹介したフォトエッセイ集。ほとんどがハイブランドのものです。レビューを見ると賛否両論ありましたが、私は楽しめました。
この女優さんの洋服やモノに対する愛情と美意識の高さを感じたし、文章も写真もいいなと思いました。特に私が心惹かれたアイテムは、タンポポの綿毛のネックレスと、鳥の形(細かい説明はないのですが、たぶん・・)で尾羽に白い羽がほどこされクチバシにパールが一つ付いたブローチです。ステキでしばらくジッと見つめてしまいました。

この本からは強い物欲と貪欲さも感じましたが、知性と品も漂っていて清々しさもありました。洋服やモノが上辺を飾るだけのものではなく、内面にも通じているからでしょうか?人生を楽しんでいることが伝わってくるからでしょうか?不思議な人ですね。
それにしてもステキな人の所有物を見るのはテンションが上がります。ただ余白が多かったのが残念です。もっとたくさん写真を載せて欲しかったですね。

私には別世界の話でしたが、本は別世界を旅するためのものでもあります。自分には縁のない知らない世界を垣間見れて面白かったです。

家の近くに咲いていたユリ
女優さんにちなんで載せてみました

そして夜、どこからやって来たのか一匹のメスのカブトムシが家の中に入って来ました。久しぶりに見るカブトムシ。小ぶりでかわいかったです。猫たちに捕まらないよう写真を撮ってから、外に逃がしてやりました。

夫の手にとまっているメスのカブトムシ

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日々の出来事 食べ物・飲み物

故障と魔女と激辛唐辛子

今日もぐったりする暑さでした。4匹の猫たちも家のあちこちで死体のように転がっていました・・。私の頭の中には、度々、火曜サスペンス劇場の音楽が流れました。チャチャチャーン!!気を付けないと、うっかり踏みつけそうです・・。
家はボロい日本家屋で、襖や障子で部屋を隔てています。エアコンは一ヶ所にしか取りつけてないので、襖や障子を開けて他の部屋にもエアコンの風が行くようにしましす。古いエアコンですが、よく働いてくれます。猫たちも涼しいところに移動させました。

午後、PCにヘッドフォンをつなげて音楽でも聴こうかと思ったら、片耳からしか音が聴こえませんでした。ヘッドフォンの故障かな、と思ったのですが、試しにヘッドフォンをスマホにつなげると、ちゃんと聴こえます。ヘッドフォンに問題はないようです。PCのサウンド設定で左右の音量の確認をすると、こちらも問題なし。うーん・・。PCのイヤホンジャックが接続不良になったようです・・。どうしよう・・。

音楽は聴かず、少しだけ本を読むことにしました。昔、買った児童書で「小さい魔女」という本。”むかしむかし、ひとりの小さい魔女がいました。年はたったの百二十七でしたがね・・”という出だしが好きです。そそっかしいけど、よい魔女になろうと頑張る小さい魔女の物語に親しみと憧れを覚えましたね・・。もともと私は童話の登場人物で、お姫様より魔女が好きでした。魔女になりたかったです。

挿絵も好きです

夕方、庭に植えてあるプリッキーヌ(トムヤムクンなどに使う激辛唐辛子)が沢山なったので収穫。ジョロキア(これも激辛唐辛子)も2つほど収穫。唐辛子好きの夫が植えた物。唐辛子醤油を作ってみます。(作るのは夫)プリッキーヌとジョロキアをお皿に並べてみました。見た目はかわいいけど、食べたらきっと大変・・。悶絶しますね・・。魔女に似合う食べ物のような気がします・・。

小さいのがプリッキーヌ。大きい緑と赤いのがジョロキア。

そういえば、ワイヤレスヘッドフォンがどこかにあったことを思い出し探しました。見つけてとりあえず充電。PCにBlutoothで接続、無事使えました。そして夜、日中は死体のように転がっていた猫たちも充電が完了したようです。家の中を元気に駆け回って荒らしています・・。

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思い出

キレイだけど不気味な絵本と願望

長編小説を読まなく・・というか、読めなくなりました。実用書のたぐいは、わりかしスラスラ読めるのですが、長編小説は読みだしても、すぐに文字が頭に入ってこなくなります。長編小説を読む気力と集中力が私にはなくなりました・・。気になり購入した長編小説は積読状態です。もしかしたら、ある日、また読める日がくることを願っています・・。

夜、布団に入っても、なかなか眠れない時は、紙の本を読みたくなります。気力と集中力がなくなった私でも、スラスラ読める本。そんなわけで絵本を1冊、買ってみました。タイトルは「終わらない夜」。表紙の絵に惹かれました。この絵本はカナダの画家ロブ・ゴンサルヴェスの絵に触発された作家のセーラ・L・トムソンが詩をそえたもので、特に物語はありません。
絵は幻想的なトリックアートで、きれいですが不気味で怖さを感じるものが多かったです・・。特に好きな絵柄ではありませんでしたが(特に人物が・・)、不思議な世界が広がっていて面白かったです。そえられた短い詩は、絵に呼応していますが大きな効果はないかな、と思いました。怖い夢を見そうな絵本ですが、あえて眠る前に読みたいですね。

他にも気になる絵本はあったのですが、値段が高めなので、おいおい買ってみようと思います。そういえば高校生の時、高校の図書館で働いていた先生が主催していた絵本のサークルのようなものがあって、そこに参加しました。そして1冊だけ絵本を創作して、文化祭に出品しました。”夏のぼうし”というタイトルでした。絵本作りは楽しかったですね。暗い高校時代のわずかな明るい記憶です。

何かを夢中になって創作することもなくなりました。最近、絵も描いていません・・。長編小説だけでなく、何かを創作する気力と集中力もなくなっています・・。でも、私はまだ、何かを創作したいという夢・・というか願望だけはあるんですよね・・。とりあえず描きかけの絵を完成させようと思います。

体温を感じさせない、ひんやりとした女性たちの連なりが怖い・・。

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からだと健康 日々の出来事

右腕をいたわる日

昨日の昼下がり仕事から帰って来てから、どぶさらいをしました。家の敷地にあるU字溝(フタなし)に泥や葉っぱが詰まり流れなくなっていたためです。思っていた以上に重労働で作業を終えた後は右腕が上がらず、手にも力が入りませんでした・・。翌日は仕事が休みだからと思い少しやり過ぎたようです・・。汗だくで顔も真っ赤になりました・・。

どぶさらいをした後、お風呂に入りました。でも右腕を思ったように動かせず、体や頭を上手く洗えませんでした・・。とりあえず左手で何とか洗いましたが、右腕が自分の腕でないように感じました・・。お風呂から出た後、老母が整形外科で処方してもらっている関節痛や筋肉痛の塗り薬をもらって右腕全体に塗りました。そして背もたれを倒した座椅子に横になり休むことにしました。

目を瞑ると、ふと川端康成の短編小説「片腕」を思い出しました。若い娘から一晩だけ片腕を借り受けた男が、自分の自宅に持ち帰りその片腕と一夜を過ごすお話。シュールで美しく怪しい物語。読み終わっても、なかなか心から離れませんでした・・。片腕に心を掴まれた感じで・・。片腕は確か右腕だったはず・・。

それにしても酷使したため、だるく力の入らない私の右腕・・。早く復調するのを願いつつ、左手で右腕を何度もさすりました・・。包丁を握るのも困難そう・・夕飯は作れるかな・・などと考えているうちにひと眠りしました。
そして目覚めた時、若干、右腕のだるさが取れたような気がしました。手にも力が戻ってきていました。ちゃちゃっと夕飯を作り雑用も済ませました。でも、やっぱり少し動かすと右腕全体が痛くなりました・・。

夜、少し焼けた腕や手を蛍光灯にかざすと、細かい皺が目立ち歳を感じます・・。誰も借りてもないような腕ですが、私にとっては大事な腕です。普段は気にもしないのですが、体って不調になるとありがたみを実感しますね・・。右腕をいたわって床に入りました。これからは何か作業する時、無理をしないようにしないとだめですね・・。

そして今朝・・右腕に少し痛みはありますが、悪化はしていませんでした。よかったです。でも、遅れて左腕に少しダルさがでてきました・・。今日は休みなので、ブログを書いた後はゆっくりと過ごそうと思います。

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日々の出来事

6月歯医者に癒されて

かなり前に歯の詰め物が取れました。昔から行っていた歯医者さんは今はもうやっていないようで、どこに行こう・・と考えているうちに月日が経ってしまいました。痛みもなかったので、ついつい放置してしまったのです・・。そして数日前、食事をしていた時、その歯に突然痛みが走りました。舌で触れてみると欠けていました・・。これは、もう早々に歯医者に行かねば・・と思いました。

そして昨日は休みだったので、午前中、職場の人に教えてもらった町内の歯医者さんに飛び込みで行きました。私は歯医者が苦手です・・。(たいがいの人がそうかもしれませんが・・)歯医者に行く前は憂鬱で気が重くなります・・。とくに新しいところは・・。緊張しました。でも調度、患者さんが誰もいなかったので、すぐに診てもらえました。(その後、予約の方々が来ました)詰め物が取れたところは虫歯になっていて、進行していたので麻酔をして治療しました・・。しばらく通院です・・。

初診でレントゲンなども撮ったので治療費が5,010円もかかりました・・。しょうがないですが・・。そして次回の診療はコロナのため、6月24日とずい分先です・・。治療を終えるまで気が長そうです・・。溜息がでます・・。もっと早く診てもらえばよかった・・。

家に帰っても麻酔はしばらく切れませんでした。なんだか憂鬱な気持ちでじっとしていました。そうしたら、ふと「6月歯医者」という、おーなり由子さんの漫画を思い出しました。30年以上前の作品です。確か本棚にあったはず・・。探すとありました。懐かしい・・。久しぶりに読んでみました。

6月梅雨の頃、女の子の乳歯にはカビが生えてきます。そのカビの生えた乳歯を抜くために訪れる訪問歯医者さんを女の子は怖がっています。でも、ある日とうとう女の子の家に訪問歯医者さんはやって来ます。そして女の子のカビの生えた乳歯は抜かれます。あっけなく・・。訪問歯医者さんは怖い人ではなく優しそうで、抜かれた女の子の乳歯はビー玉に変わっていました・・。

おーなり由子さんの漫画は短編です。素朴でどこか懐かしい絵と不思議で温かいお話は、それこそどれもキラキラひかるビー玉のように素敵です。ひねくれものの私も、おーなり由子さんの漫画を読むと少しだけ素直な気持ちになれる気がします。他の漫画も読み返したくなり本棚から引っ張り出し読みました。

そして、おーなり由子さんの漫画を読んでいるうちに麻酔も切れ、気持ちも明るくなっていました。おーなり由子さんの作品に癒されました・・。

私が持っている、おーなり由子さんの本です

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