昨日の夜も、いい月夜でした。夜空を眺めながら、昔より空が狭くなったなあ・・と思いました。庭も狭くなりました。生い茂る竹のせいです。私の家は古く築100年近いです。そのボロ屋の周辺に竹が繁殖して広がってきているのです・・。竹の繁殖力はすごい!刈っても刈っても、追いつかず・・。四方八方から迫ってきています・・。その内、床を突き破り生えてきそうです・・。いや、まじめにあり得る話で・・。にっくき竹めっ!・・日々、いまいましい気持ちで竹をみていました。
今年は台風で、あちこち甚大な被害がでました。私の住んでいる地域も直撃をうけました。今まで台風が来る来ると言いつつ、進路がそれたり思ったほど大したことのない事がほとんどで、台風被害には無縁に生きてきました。台風の怖さを知らず、なめていました。
台風が直撃した夜、暴風雨が吹く度、家が揺れました。ほんとうに飛ばされるのでは・・と思い布団の中でおののいていました。台風が過ぎ去った翌朝には停電。私の家は井戸水なので停電になると水もでません。水を汲み上げるポンプが動きませんから。
外に出ると、今年初めに修理した屋根の側に槙の老木が倒れていました。幸いにも屋根にはあたっていませんでした。もう一つ幸いなことがありました。玄関の前に空高く伸びた檜の木があり、枝は繁茂し玄関の屋根にかかっていました。屋根を修理した際、ついでに大工さんに伐採してもらったのですが、もし、まだその木があり、倒れていたら・・・。家が倒壊していたでしょうね・・。家のまわりを確認しましたが、特に被害なし。屋根も特に何もなく、ホッとしました。よく、このボロ屋が無事だったなあ・・と不思議な思いでした。
そして、ハッとしました。そうか!竹のおかげだ!家の周囲に生い茂る竹が壁となり暴風雨の直撃を防いでくれたのです。竹がなければ吹きっさらしの場所ですから。
まさか竹に助けられるとは・・。
台風被害に遭われ、まだ日常生活に戻れない方々もおられます。早く穏やかな日々が戻りますように・・。
読んで下さりありがとうございます。