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日々の出来事

どうしようか迷い、少し悔やんだこと

自宅の周辺は坂道が多いです。自宅に向かう場合は通りから下り坂の小径に入ります。そして、その下り坂を下り切ると今度は右に行く小径に入るのですが、その小径は上り坂で上り切った先に自宅があります。

ちなみに通りから自宅までの小径は車一台が通れるほどの幅で、通りから入った下り坂を下り切ったところから右に行く上り坂の様子は見えません。右側の道沿いには竹や木が生えているからです。なので車を右折させる際は慎重にしています。

さて、今日の午前中、買い物からの帰り、通りから下り坂の小径を下り、右に行く上り坂に車を進めた時、坂の途中に車椅子を押している女性の後ろ姿が見えたので車を止めました。20年くらい前に御主人の定年を機に坂の途中にある家に越してきた御夫婦でした。

御夫婦は野菜作りをしたり田舎暮らしを楽しんでいましたが、10年くらい前に御主人が脳梗塞になり入院しました。

御主人には後遺症が残り車椅子を使用するようになったらしいという話を聞き、もう、この不便な田舎での暮らしは難しく、お子様がいる他県に引っ越すのだろうと思いました。

しかし、御夫婦は再び戻って来て田舎での暮らしを続けているのでした。

正確な年齢は知りませんが奥さんは70代後半。御主人は80代になっているのでは。

奥さんが「今の家を見に来た時は若かったから坂なんて気にならなかったけれど、年を取ってきたら坂がきつくなってきたのよね」と話していたことを思い出しました。

今日は晴れて暖かかったので御夫婦で散歩にでも行ったのでしょうか?車椅子を押す奥さんは、しんどそうでした。そりゃね・・自分だけで坂道を上るのもしんどくなっているのだから御主人を乗せた車椅子を押すのは、さらにしんどいでしょう。

車を降りて車椅子を押すのを手伝いに行こうかと思ったのですが、御夫婦の家の門は、もうすぐだったので、どうしようか迷い見守っていました。

そして御夫婦は私の車には気付かず門を入っていきました。私は、それから車を動かしたのですが後で少し悔やみました。

門までの”もうすぐ”がやっぱり大変そうだったので手伝いにいけばよかったかなと・・。

読んで下さりありがとうございます。