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人生の指南書

人生の先も見えてきて、突然不安な気持ちになることがあります。何に対する不安かというと歳をとっていくことに対してでしょうか・・。にっちもさっちも行かない気分になったりします。そんな時、何とか気持ちを立て直してくれるのが、田村セツコさんの本です。

なにを見て買おうと思ったのかは覚えていませんが、初めて田村セツコさんの本を買ったのは6、7年前のことです。「すてきなおばあさんのスタイルブック」という本でした。
実用的な本ではありませんでしたが、楽しい本でした。読み終わった後、気持ちが明るく元気になりました。

なので、それから田村セツコさんの本が出ると楽しみに買いました。おもに老後やおばあさんをテーマにしたものです。
「おちゃめな老後」「カワイイおばあさんのひらめきノート」「おしゃれなおばあさんになる本」などです。あたたかい文章とかわいいイラストに元気づけられました。私にとっての人生の指南書です。

田村セツコさんはイラストレーターとして1960年代から活躍している方です。お名前は知らなかったのですが、絵は見覚えがありました。かわいくて楽しい絵です。ご自身もフワッとした少女っぽい雰囲気があり、かわいい方ですね。写真やTVに出演されているのをみての印象です。でも、ぶれない意志の強さも感じます。

人生の達人と思える人がいますが、この方もその一人だと思います。歳をとることも、おばあさんになることも楽しんでしまう。しなやかで柔軟な心を持っているのでしょうね。見習いたいです。
田村セツコさんの本を読むと私の固い心も少しほぐれます。心のストレッチにもなる本だと思います。

今、読んでいるのは「HAPPYおばさんのしあわせな暮らし方」です。
やっぱり楽しくて元気になる本です。

でも、なんで田村セツコさんの本を読むと元気になるのかな?
それは、やっぱり夢があるからだと思います。歳をとっても夢って大事ですね。

田村セツコさんの本いろいろ

読んで下さりありがとうございます。

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思い出 雑記

星の王子さまいろいろ

1月も後半ですね。お店では、バレンタインの特設売り場が設けられています。私、バレンタインはすでに廃止していますが、この時期だけしか、買えないチョコレートが数々あるので、毎年、幾つか自宅用に買います。そして実はチョコより入れ物の缶が目当てだったりします。本当にかわいくて素敵な缶がいろいろあります。

そしてここ数年、必ず買うのが「星の王子さま」のもの。何種類かありますが1種類だけ選びます。今年も買いました。早めに買わないと無くなってしまうことがあるので・・。昔から星の王子さまのことが大好きなのです(笑)

星の王子さまの本を初めて読んだのは、ずいぶん昔です。20代半ば頃だったと思います。
世界的に有名な本ですが児童書だと思い、さして興味がありませんでした。でも読んでみたら深く美しい不思議な物語で気に入ってしまいました。いろいろと示唆にとんだ言葉が散りばめられていて哲学書のようにも感じました。
そして作者のサンテグジュペリの描いた挿絵も、魅力的で気に入りました。愛情をこめて楽しんでこの挿絵を描てたんだろうな、と思います。

その後、箱根に星の王子さまミュージアムがあることを知り行きました。もう20年くらい前のことです。確か雨でした。入り口を入ったところにある王子さまのモニュメントの前で傘を差し写真を撮った記憶があります。細かいことは、はっきりとは覚えていませんが、星の王子様さまとサンテグジュペリの世界を堪能し満足したと思います。
そういえば、レストランの方が「プロバンス地方ではパンにオリーブオイルをつけて食べるんですよ」と教えてくれたことを思い出しました。

ミュージアムショップで買った星の王子さまとキツネの置物とポストカードは今でも家にあります。

そういえば星の王子さまPAがあるんですよね。関越自動車道の寄居PA。もう少し温かくなったら行ってみたいな・・など星の王子さまのチョコを食べながらぼんやりと考えています。

ちょっとシミのついた本と
王子さまとキツネの置物
今年買ったチョコレートの缶
星の王子様いろいろ

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本の感想~キャットニップ3巻

大島弓子さんの新刊「キャットニップ3巻」を読みました。
大島さんは、私が10代の頃から読み続けている少女漫画家で大御所です。今ではストーリー漫画を描くことはありません。もっぱら大島さんと猫たちとの生活を綴ったエッセイ漫画を描いています。

やっと出た今回の3巻。主たる内容は、猫たちの闘病の記録と長年暮らしてきたお馴染みの猫たちの旅立ち・・。涙が出ました・・。猫たちも減り2019年9月現在6匹のようです。(以前は飼い猫15匹、他に野良猫複数)
老いていく猫、病気になる猫・・頻繁に動物病院に通い、大島さん一人でほぼ世話をしています。大変さは想像に難くありません。常に深い愛情で猫たちに接し、最善の対応を模索しています。精神的な強さと器の大きさに頭が下がります。
大島さんは短いページの中に、包み隠さず率直にシビアな辛い状況を描いています。きれいごとで片づけたりしません。しかし不思議と重い感じはありません。むしろ軽やか・・。

大島さんの絵は、どんどんシンプルになりました。それが正直、物足りなく感じることもありました。でもシンプルを極めたような、この絵がいいんだな、とだんだん思うようになりました。
ふと考えてみました。例えばリアルな絵でこの漫画を表現したら、どうなるんだろう?うーん・・情報過多になり今巻のような内容は、ものすごく重く感じると思います。私は読めなかったかもしれません。
軽やかさを感じさせるのは、大島さんの言葉のリズムとともに、このシンプルな絵だからでしょうね。

10代の頃から大島弓子さんの漫画に励まされてきました。そして、今巻、辛く悲しい内容が多かったのですが、それでも励まされました。やっぱり読んでよかったです。
これからもご無理はせず、少しづつでいいので描き続けてほしいです。大島さんと猫たちに幸多からんことを願い本を閉じました。

読んで下さりありがとうございます。