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本の感想~キャットニップ3巻

大島弓子さんの新刊「キャットニップ3巻」を読みました。
大島さんは、私が10代の頃から読み続けている少女漫画家で大御所です。今ではストーリー漫画を描くことはありません。もっぱら大島さんと猫たちとの生活を綴ったエッセイ漫画を描いています。

やっと出た今回の3巻。主たる内容は、猫たちの闘病の記録と長年暮らしてきたお馴染みの猫たちの旅立ち・・。涙が出ました・・。猫たちも減り2019年9月現在6匹のようです。(以前は飼い猫15匹、他に野良猫複数)
老いていく猫、病気になる猫・・頻繁に動物病院に通い、大島さん一人でほぼ世話をしています。大変さは想像に難くありません。常に深い愛情で猫たちに接し、最善の対応を模索しています。精神的な強さと器の大きさに頭が下がります。
大島さんは短いページの中に、包み隠さず率直にシビアな辛い状況を描いています。きれいごとで片づけたりしません。しかし不思議と重い感じはありません。むしろ軽やか・・。

大島さんの絵は、どんどんシンプルになりました。それが正直、物足りなく感じることもありました。でもシンプルを極めたような、この絵がいいんだな、とだんだん思うようになりました。
ふと考えてみました。例えばリアルな絵でこの漫画を表現したら、どうなるんだろう?うーん・・情報過多になり今巻のような内容は、ものすごく重く感じると思います。私は読めなかったかもしれません。
軽やかさを感じさせるのは、大島さんの言葉のリズムとともに、このシンプルな絵だからでしょうね。

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10代の頃から大島弓子さんの漫画に励まされてきました。そして、今巻、辛く悲しい内容が多かったのですが、それでも励まされました。やっぱり読んでよかったです。
これからもご無理はせず、少しづつでいいので描き続けてほしいです。大島さんと猫たちに幸多からんことを願い本を閉じました。

読んで下さりありがとうございます。

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