私が10代の頃から唯一読み続けている作家(漫画家)である大島弓子さんの新刊が発売されました。「キャットニップ第4巻」です。早速、楽天で購入。
第3巻が発売されたのが2019年だったので3年ぶりです。首を長くして待ってました。本の感想~キャットニップ3巻
お茶を飲みながら、ゆっくり読みましたが、第3巻と同様、猫たちの老いと闘病、そして旅立ちが中心に描かれていました。
でも読後感は決して暗くはありません。哀しみもあるけれど、大島さんの深く温かい愛情に包まれた猫たちは幸せな猫生を生きただろうことが伝わってきて温かい気持ちになりました。
ところで4巻には猫だけでなくカラスとの交流も描かれていて、それが何だか大島さんらしくて印象に残りました。
過去の作品を思い返すと大島さんは生きとし生けるものに優しい眼差しを向けられているんですよね。
昔も今も大島さんの作品を読むと愛おしい気持ちがこみ上げてきます。果たして、この愛おしい気持ちは何に対してでしょう?
長らく自分でもよく分からなかったけれど、それは多分、世界に対して。
10代20代の頃は本当に暗くて、大島さんの作品が拠り所でしたね。大島さんのおかげで世界を憎まなくて済んだかもしれません・・。
今でも大島さんの作品を読める幸せを感じました。
たくさんいた猫たちも今では2匹になった大島家。できるだけ長く大島さんと猫たちの暮らしが続くことを願っています。
そして私も猫たちとの暮らしを大切に生きていかなければ・・と思ったのでした。
読んで下さりありがとうございます。