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雑記

今さらですが心の中で謝った人

ご存知の通りジャニーズ事務所が大変なことになっています。元凶の創業者はすでに亡くなり落としどころを見つけるのは、かなり困難そう。

ところで芸能界とは無縁の片田舎に住む私がジャニー喜多川の悪行について初めて認知したのは元フォーリーブスの故・北公次さんの告発本を取り上げた週刊誌の記事だったような気がします。

でも私は北公次さんの告発本を落ち目になったタレントの売名行為だろうと思いました。

まだネットのない時代。新聞やテレビに対する私の信頼は厚く、新聞やテレビで取り上げられない北公次さんの本はやはり信憑性がないという認識だったのです。

そして、その後にジャニー喜多川の性加害について週刊文春が取り上げていたのは何となく覚えています。

でも、やはり新聞やテレビで取り上げられることはなく私は、やっぱり信憑性に欠けるんだろうな・・と思いました。

週刊誌などは虚実入り交じりで嘘か本当か分からないと思っていました。

ジャニーズの騒動が起こってから、文春とジャニーズ事務所が裁判になり、2004年に最高裁でジャニー喜多川の性加害が認定されていたことを初めて知りました。

“臭い物に蓋をする”と言うけれど、ジャニー喜多川は強力な権力で蓋を閉めて一切臭いが漏れないようにしたのでしょう。

芸能界やマスコミ、その周辺にいる人達は知っていたのかもしれないけれど、そういうところとは無縁の人たちの大半は、この事実を知らなかったのではないでしょうか?

最高裁で性加害が認定されても実質痛くも痒くもなかったであろうジャニー喜多川。自分の権力の強さを実感して、さらにつけあがった気がします。

数日前、北公次さんの告発映像を初めて見て、ああ・・真実を一生懸命訴えていたんだな・・と思いました。

今さらですが北公次さんに心の中で謝りました・・。

読んで下さりありがとうございます。