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なぜ、そんなところに?~ムギの気に入った場所

夜、ムギとギンタ(月齢7ヶ月くらいのきょうだい猫)は、食事をする部屋の老母の椅子でくっついて寝ています。朝、老母が起きて来ても、なかなか椅子から下りようとしません。少し前までは老母が来ると、すぐに椅子から下りていました。今は平気です。家に来て4ヶ月、ずいぶんと、ずうずうしく・・いえ、いえ、人になれました。

数日前の朝、起きて食事をする部屋に行くと、老母の椅子にギンタしかいませんでした。ムギの姿が見えません。どこに行ったのだろう、と思ったら・・・。部屋の隅に新聞を入れた紙袋が置いてあり、その上に老母の半てんがのせてあったのですが、その紙袋と半てんの間で寝ていました。ムギはキジトラ猫で、茶色い紙袋と黄色い半てんの間で保護色みたいになっていました。なんでまた、こんなところに入り込んだのでしょうかね・・。寝心地がよかったのかな?

またある日、ひさしの下で片づけをしていると、どこからか「ミィーミィー」という鳴き声がしました。ギンタは側にいます。ムギのようですが、姿が見えません。どこにいるのだろう・・。キョロキョロと辺りを見まわすと、なんと樋の中から顔を出して私の方を見ていました・・。収まり具合がよかったのでしょうか・・。しばらく樋の中でまったりしていました・・。もう少し体が大きくなったら入らないでしょうね・・。

段々、きゅうくつになってきている気が・・

ムギは変わった場所が好きです。でも思わぬところにいるムギを発見すると、楽しい気持ちになります。

ムギが庭で遊んでいた時、ふと姿を消したことがあります。さっきまでチョロチョロしてたのに変だな、と思い目を凝らして庭を見ると・・いました。一体どこにいたかというと・・。庭の一角を耕して老母が植えたブロッコリーがあります。その、かたわらにスフィンクス座りになっていました。土の色と同化していたのです・・。

どこに、いるでしょう?

紛らわしい猫です。でも暖かい日差しと柔らかい土が気持ちよかったのでしょう・・。

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日々の出来事

引きこもりの生活と連帯感

すっかり春です。いい季節なのですが、私の家では憂鬱な季節でもあります・・。毎年、家の庭に毛虫が大量発生するのです・・。殺虫剤をまきたいところですが、それは出来ません。暖かくなり庭に、ご近所の猫や野良猫が頻繁にやって来るのです。家の猫たちも庭で遊びますし・・。毛虫もいずれは蛾や蝶になり夏にはいなくなるのですが、それまで待てません。どうしようか考えて、熱湯をかけることにしました。

今日は休みでした。意を決して、午前中、早い時間に実行することにしました。やかんでお湯を沸かし、ぐつぐつ沸騰したら庭に行き毛虫たちにかけまくりました。熱湯をかけられた毛虫たちの阿鼻叫喚が庭中に響き渡りました・・。
「ぎゃあああぁぁぁーーーー!!!!・・・」

でも明日には、また毛虫たちは現れるんですよね・・。一体どこから、やって来るのか・・。

11時頃、家の裏の畑に行っていた老母が帰ってきました。「畑にイノシシの足跡が点々とあったよ」と教えてくれました。人間は外出自粛要請を受けて外出を控えて引きこもり生活をしていますが、動物たちは活発に動き回っているようです・・。

早めのお昼を食べたら眠くなり、しばらく昼寝をしました。午後2時頃、だるかったのですが、やる気を出し猫のトイレと家の中の掃除をしました。

4時過ぎに夫が仕事から帰って来たのでびっくり。いつも帰って来るのは7時過ぎです。コロナの関係で仕事が減ったため、今のうちに皆、それぞれ休むことになったとのこと。なので夫は今日、仕事を早めに上がってきたそうです。そして明日は午後からの出勤・・。本当に仕事がないみたいです・・。

今日の午前中、食品を買うためスーパーに行きました。いつもより駐車場が空いていました。そういえば夫は通勤に高速を利用していますが、道路がガラガラだと言っていました。

コロナウィルスを一刻も早く終息させるため、皆なるべく外出しないよう努力してるのでしょう。そう思うと家に引きこもりつつ、何だか連帯感を感じるのでした・・。

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雑記

戦いの庭に咲く小さな青い花

数日前、私の住んでいる市でもコロナウィルスの感染者が発生しました。私の家から近くもないですが、そう遠くもないところの方のようです。コロナウィルスが身近になってきて、他人事ではないことを実感し、おののきました・・。そして昨日、緊急事態宣言が発令されました。私の住んでいるところも対象です。なんだか、まるで戦時下のようだな・・と思いました。実際、コロナウィルスとの戦いですね・・。

昨日の夜、お米を買い忘れたため、いつも行くスーパーに行きました。パスタと袋めんの売り場がガラガラでした。緊急事態宣言の影響でしょうか?心配な気持ちでお米売り場に行ったら、お米はたくさんありました。ほっ・・。お米とふりかけがあれば家は十分です。

コロナウィルスによる影響があちこちで出ています。夫の会社でも仕事が減ってきているようです。少し前までは忙しすぎて困っていたというのに・・。コロナウィルスのまん延措置と経済活動のバランスは本当に難しいことだと思います・・。政府には思い切ったことをして欲しいですね。マスク2枚配布という愚策を吹き飛ばすくらいのことを・・。

私の生活は今のところ特に変わりありません。午前仕事、たまに午後仕事、雑用、家事、猫たちの世話・・。ルーティンな毎日。でも、そんなありきたりな日常にも、たまに新しい発見があります。

今の季節、職場の駐車場わきの雑木林に小さな青い花が咲きます。名前は知りませんが、私はこの花が好きです。今日、仕事を終え帰る昼下がり、誰もいない駐車場で、私は青い花たちを眺めていました。じっと見ていると星のようにも見えてきます。そして、いくつかの花が青からピンクに色が変わっていることに初めて気が付きました。ささやかな発見・・。本当にささやか・・。でも新鮮な気持ちになりました。

でも小さな青い花たち(いくつかはピンク)を眺めながら、自分も今はコロナウィルスとの戦いの庭にいることも思いました・・。
季節が進み、この花が見られなくなった頃には、コロナウィルスとの戦いも収束しているのでしょうか・・。

木漏れ日がさしてます
雑木林の中で花たちは人知れず咲いています
青からピンクへ

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日々の出来事

のどか過ぎる小さな小さな旅 

今日は久しぶりの休日でした。
昨日、急に具合が悪くなり動物病院に連れて行ったシオ(猫)ですが、今朝はニャーニャーと機嫌よさそうに鳴いていました。耳の先を触ると、ひんやりしていて熱もなさそうです。ごはんも食べられるようになりました。とりあえずよかったです。ホッとしました・・。

外に出ると晴れていて気持ちのいい青空が広がっていました。テクテク歩いて出かけることにしました。今年はまだちゃんと桜を見ていなかったので、道々に咲いている桜でも愛でようと思ったのです。

午前10時52分に出発。家を出て小道を少し行ったところに雪柳があるのですが、枝をバッサリ切られていました・・。枝にびっしり咲く白い小花を今年は見れません・・。この雪柳が好きだったので残念です・・。でも気を取り直して歩いていきました。小道から道路へ出てしばらく行くと堰があります。堰の土手には数本の桜の木があります。満開は過ぎていましたが、まだまだきれいでした。

そして堰を後にして、田んぼの中のあぜ道をテクテク。小さな山を背に立っている一本の桜の木に着きました。だいぶ花は散って所々葉が出てきていました。でも、これはこれでいいなと思いました。青空と太陽と桜の花。サア~っと風が吹いて花を散らします。花吹雪です。今日来れてよかったな、と思いながらしばらく眺めました。

桜の木を後にして、さらにあぜ道を行くと道端に咲いているタンポポでミツバチ達が一生懸命、蜜集めをしていました。働き者のミツバチ達。見習いたいです。さらにテクテク。耕された田んぼではカエルの合唱。道路に出たら家の方に向かって歩を進めました。途中、てんとう虫が1匹散歩していました。

午前11時44分に家に到着。コロナの影響というより、さすが過疎地。道中、誰にも会いませんでした。(車は走ってましたが)会ったのは、ミツバチとてんとう虫だけ。平日の日中は普段からこんな感じです。のどか過ぎる小さな小さな旅でした。

家では、シオがいつものように「ニャーニャー」と鳴きながらごはんをねだってきました。伸びたり飛び跳ねたり動きも活発になってきて、いつものシオになりました。

堰の桜
小さな山を背に立つ桜の木
桜吹雪
桜と太陽と青空
タンポポとミツバチ
散歩するてんとう虫

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ひらひら・・ミャオミャオ・・ひらひら・・

今日は本当は休みでしたが、体調不良の職員の代わりに出勤することになりました。朝、出勤する時、天気はよく、シオ(黒白のはち割れ猫♀)も普段と何も変わりありませんでした。ごはんも普通に食べていました。

何事もなく仕事を終え午後帰る時、空は曇っていて冷たい風がびゅーびゅー吹いていました。雨がパラパラっとしました。でも今日、出勤した代わりに明日は休みなので、気持ちは清々しかったです。

家に帰ると、いつもニャーニャー泣きながらシッポを立ててやって来るシオの姿が見えませんでした。おかしいな・・どこにいるんだろ・・と思い探したらコタツの中でゴロッとしていました。老母と夫から午前中、シオが家のあちこちに吐いたことを聞きました・・。「シオ」と声をかけても動かず時々低い声で唸ります・・。夫がお昼ご飯をあげても食べなかったそうです・・。明らかに様子がおかしいです・・。急遽、動物病院に連絡して連れて行くことにしました。

シオを入れたキャリーケースを車の助手席に乗せ出発。車中、シオは低い声で不安そうに鳴き続けていました・・。道沿いのあちこちには桜がまだまだきれいに咲いています。時折、風に乗って花びらがひらひらと舞っていました。ひらひら舞う桜の花びらとシオの鳴き声・・。私は桜を見ると今日のことを思い出すかもしれません・・。

ひらひら・・ミャオミャオ・・ひらひら・・ミャオミャオ、ミャオミャオ・・ひらひら・・。

動物病院では何件か予約が入っているので待つかもしれない、と言われましたが、比較的早く診てもらえました。触診してから検温。39.5度でした。人間だったら高熱ですが、平熱が高い猫にとっては大したことはないそうです。血液検査もしてもらいました。肝臓の数値が少し高かったですが、吐くほどの数値ではないとのこと・・。目立った異常はなく、はっきりしたことは分かりませんでした。点滴と、吐き気と胃酸を抑える注射をしてもらい、胃の薬を1週間分処方してもらいました。

動物病院を出た時、天気はよくなっていました。家に着くと、シオはまたコタツに入りゴロッとしました・・。やっぱり元気がないです・・。時々、唸り声を出します・・。どこか痛いのか、苦しいのか・・。心配ですが少し様子見ですね・・。

明日には少しでも元気になっていますように・・



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