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季節型の蝶とクロアゲハ~薄紙の日々

この前の土曜日の昼下がり、庭に出ると見たことのない白い蝶が飛んでいました。モンシロチョウの倍くらいの大きさです。

なんの蝶か気になり追いかけましたが陽気がいい日で蝶の動きも活発です。あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

じっくり眺めることは出来なそうだなと思っていたのですが木の枝先に止まってくれました。高いところでしたが、くっきりと黒い筋が入っているのが分かりました。

モンシロチョウのような白い蝶かと思ったけれど違いましたね。

それから木の枝先を飛び立った蝶ですが今度は雑草の葉っぱに止まったのでした。そして少しの間、一休み。おかげで至近距離で見ることが出来ました。

なんの蝶か後で調べたらアカボシゴマダラの春型のようでした。春型がいるということは他に夏型もいて、夏型は黒っぽく後翅の下に赤い斑紋を持っています。

あれ?・・アカボシゴマダラの夏型は以前どこかで見たことあるような・・。ブログを検索したら去年の7月と3年前の9月に神社で遭遇していました。

去年の7月に遭遇したアカボシゴマダラの夏型。

今さらですが過去の出来事を検索できるって便利。自力で思い出すのは困難だし、紙に書いた日記だったら探すのが大変。

ところで1年に2回以上発生する生物で羽化する季節によって形態変化が現れるのを季節型というらしい。へえー。

アカボシゴマダラの春型と夏型では色合いが全然違い同じ蝶とは思えませんね。面白い。

さて、アカボシゴマダラの春型は飛んでいき、今度はクロアゲハがやって来ました。でもクロアゲハは活発でどこかに止まることもなく飛び続けていました。

何とか飛んでる姿を捉えましたもが、電線に引っかかっているみたいになってしまいました・・。

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ブログは記憶の写しのようなもの。本来は過ぎ去って消えていく何気ない日々がブログを書くことによって地層のように積み重なっていきます。

地層というと大仰ですね。私の日々は薄紙を重ねていくようなものですね。

アカボシゴマダラの春型とクロアゲハを追いかけた日。薄紙1枚。

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人と虫と猫たち~それぞれの思いが巡る春

毎年、今の時期になると庭に毛虫が大量発生していました。しかし一昨年、熱湯をかけて毛虫の駆除を行ったところ去年は毛虫が激減し、ほとんど見ませんでした。

一昨年は毎日のように熱湯をかけまくりましたからね。毛虫にとっては恐怖のジェノサイドですが仕方ありません。

さて今年も毛虫がいないようでよかったと思っていたのですが、大きめのを2匹見つけました。2匹いるということは他にもけっこういるということでしょう。

それでもまだ数としては少ないので何とか大量発生はしてほしくないです。

しかし毛虫も困るのですが、他にも困る上に怖い虫が・・。

一昨日の夜、オカユが一点を見つめていたと思ったら障子を駆け上りました。その先には細くて小さいムカデがいました。

ムカデがいたのは天井に近いところで夫が竹の棒で駆除しましたが、ムカデが発生する季節になったのだと思うと少し気重になりました。

そして、さらに昨日の夜には居間に大きなムカデが2匹も出ました。見つけたのは夫。一緒に協力して駆除しましたが恐怖でした・・。大概、1匹ずつしか出ないのに一気に2匹もでるとは・・。

2匹とも、ほんとに大きなムカデで主(ぬし)という風格・・。ムカデの大量発生とかは、やめて欲しい・・。

ところで家がボロ屋だからムカデが出るのかというと、新しい家でもムカデが出ることはあるようなので、やはり環境なのでしょうね。職場でも出ますから。

暖かくなり過ごしやすい季節になりましたが、ムカデたちも蠢き出し戦々恐々です。

でも猫たちにとってはムカデは狩りのターゲット。もしくはオモチャ。ムカデを見つけると人間と違ってテンションが上がります。先のオカユのように猫の様子でムカデの存在に気付くこともあります。猫センサーです。

ただ怖いもの知らずの猫たちがムカデに刺されたら大変なので手を出さないように注意しないといけません。

人と虫と猫たち、それぞれの思いが巡る春です。虫に思いはないかもしれませんが、一寸の虫にも五分の魂といいますからね。

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のどかな鳴き声と悲しく切ない鳴き声

昨日は終日雨でした。昼下がり、家でまったり過ごしていると外で今年初のカエルの鳴き声が聞こえました。

鳴いていたカエルは一匹。何ガエルか分からないけれど、冬眠から目覚めたら雨が降っていて喜んでいたのかな・・とちょっと、のどかな想像をしました。

また、カエルの鳴き声は生き物たちが活発に活動を始めた合図のようにも感じられました。

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ところで最近、家の庭にやって来る3匹のオス猫がいます。

近所で猫を飼っていても去勢・避妊をしない家があり、この3匹とも、そこの家で増えて周辺に散らばり半野良化した猫たちだと思われます。多分、3匹とも血縁関係はあるんじゃないかなと思っています。

でも、かち合うと唸り声を上げ睨み合ったりしています。仲良くすればいいのに・・と思いますが、猫たちはお互い馴染みはないようで敵対しています。

それにしても去勢・避妊をしないとネズミ算式に猫は増えていきそうですが、意外とそうでもないようです。これはこれで、酷い話なのですが・・。

結局、なんのフォローもしないので猫たちは多分、短命です。病気になっても、怪我をしても放置。いなくなっても気にしないでしょう。子猫のうちに亡くなる仔も多いのでは。

多分、飼い猫といっても、決まった猫を飼っているわけではなく、増えた猫が入れ代り立ち代わりしているのでしょうね・・。

何で猫を飼っているのかな・・。私が他所の家に異議申し立てをするわけにもいかないので心の中で思っているだけですが・・。

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半野良化したオス猫の鳴き声が聞こえてきます。カエルの鳴き声のように、のどかには感じられません。悲しく、切なく感じてしまいます・・。

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不憫な黒い犬と辛いことだけれど大事なこと

パート先のデイサービスでお雛様の壁飾りを皆で作っていた時、昔飼っていた黒い犬について話している利用者の方がいました。

その方は80代前半の女性。話を聞いていると犬を放し飼いにしていたようです。いつ頃のことか分かりませんが犬の放し飼いは、まずいでしょう・・。

案の定、近くの家から苦情があったそうです。そりゃそうでしょう。私は、それで放し飼いをやめたのだろうと思ったら女性は、なんと「犬を保健所に連れて行った」と言ったのでした。

思わず「えっ!」と声が出てしまいました。でも女性は犬にたいして微塵も罪悪感を感じていないようでした。

私が「どうして犬を繋いでおかなかったんですか?」と尋ねると女性は「そういうの嫌いだから」とよく分からない返答をしたのでした・・。

女性と女性の家族にとって犬はなんだったのでしょうか?昔なので番犬として飼っていたのかもしれませんが物とかわらなかったのでしょうね・・。

人間の身勝手で保健所に連れて行かれた黒い犬のことを思うと不憫でした・・。

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一方で猫を大事な家族として暮らしている利用者の方もいます。その方はいろいろな事情により身寄りのない一人暮らしの70代後半の女性。猫は18歳のオスです。

かなり大きな猫で体重が16㎏(!)あると言っていました。16㎏って猫の体重ではないような・・。

家の猫で一番大きいギンタでも5㎏。その約3倍です。想像できません。本当は猫ではなくて狸かなにかではないでしょうか。見てみたいと思ったら、この前、写真をたくさん持ってきてくれました。

福福としていて立派そうな猫でした。猫で18歳といえば、かなりの高齢ですが、よく食べて元気とのこと。

女性が猫のことを話している時は楽しそうで、猫との穏やかな生活が長く続くといいなと思っています。

そして女性は大病をしていますが猫より長生きして猫をちゃんと見送れるようにと願っています。辛いことだけれど大事なことですから・・。

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動物病院再診と見惚れてしまった犬

首の怪我で1週間前に動物病院に行ったオカユ。首に怪我~久しぶりの動物病院今日は再診の日でした。

動物病院に着いた時、広くはない待合室に外国の若い女性に連れられた大きな犬が2匹いました。

実は私、子供の頃に犬に噛みつかれてから犬が苦手というか・・怖かったりするんですよね・・。

なので、なるべく犬とは離れた椅子に座りましたが、見たことのない犬でつい目がいってしまいました。2匹とも毛色は違いますが同じ犬種のようです。

和犬のようですが、柴犬でもないし秋田犬でもなさそう。

何犬だろう・・と思っていたら、診察室から小型犬を連れた年配のご夫婦が出てきて2匹の犬を見た奥さんが「シコク犬?」と女性に尋ねたのでした。

シコク犬とは四国犬でしょうか?(後で調べたらそうでした)

女性が「そうです」と答えると奥さんは「初めて見た」と言いました。私は存在すら知らなくて初耳でした。めったに出くわすことのない珍しい犬なのではないでしょうか?

奥さんは「つい見ちゃう」と言いシコク犬を眺めていましたが、確かについ見てしまいます。

ご夫婦が帰った後、私も女性に「シコク犬っていうんですか。かっこいい犬ですね」と言うと、”そうなんです”というように女性は頷きました。

最初はちょっと怖かったのですが、2匹とも本当に精悍な雰囲気の犬で見惚れてしまいました。シコク犬を見られて今日はラッキーでした。

それにしても外国の若い女性がなぜ四国犬を飼うことになったのでしょうか?気になりますが、それは知りえない物語です。

さてオカユですが、患部を見た先生に「もっと膨れているかと思ったけれど平らですね。思っていたよりも良くなってます」と笑顔で言われたのでホッとしました。

追加の薬はなく残っている薬を飲み終わったら終了。あとは剥げている怪我部分に無事、毛が生えてくるのを待つだけです。

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