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生き物(猫以外) 雑記

非現実的な話

昨日の昼下がり、仕事から戻ると老母から近所のイノシシ被害の話を聞きました。2件の家でイノシシが物置に入り込み荒らし、ぐちゃぐちゃにしたそうです。内1件の家では、さらに庭のあちこちを掘り返されていたとのこと。ウチの敷地の畑にも5月の終わりにイノシシが出没して荒らされました。イノシシは暴虐無人に暴れ回っています・・。困ったことです・・。

夫の親類で70代の男性がいます。60歳で仕事を辞め年金生活を送っています。生活に不自由はしていません。夫がその人に会った時、ウチにイノシシが出たことを話したそうです。そうしたら「鉄砲で撃ってやれ。あいつら頭いいから来なくなる」と言ったとのこと・・。ものすごく斬新な意見・・。夫も驚いて、あきれたそうです・・。いくら田舎でも、住宅地で猟区じゃないし・・。そもそも鉄砲なんてないですよ・・。この男性は、ほとんど外出せず家でお酒を飲んだりして過ごしているようです。特に何もしていないみたいですね。10年以上、社会から離れそんな生活を送っていたら非現実的になるというか・・浮世離れしてくるのかもしれません・・。

この男性も仕事をしていた頃は、時間を見つけて釣りをしたり、野菜を作ったり、プラモデルを作ったり活動的だったようです。ところが仕事を辞め、時間がたくさんできたら何もしなくなったそうです。

なぜなんでしょう?時間はいくらでもあると思うと悠長になりますよね。やりたいことがあっても、その内やればいいや・・と思ったのかもしれませんね。そして時間は過ぎていき、あっと言う間に10数年・・。自由になるたくさんの時間が、やる気を減退させたのでしょうか・・。もったいないなと思ったのですが、それは私の勝手な見方ですね・・。何もしないでお酒を飲んで過ごすのが、その人のやりたいことだったのかもしれません・・。時間をどのように使おうとその人の自由です・・。

それにしても、イノシシたちの活動的なこと・・。イノシシへの対処法として老母が「罠をかけたらどうかしら?」と言いました。私「無理でしょ。万が一、イノシシが罠にかかったとしてどうするの?小さい動物じゃないんだから、私たちじゃどうしようもないよ」老母「鉄砲で撃ってもらえば。近くに猟友会の人がいるよ」えっと・・これは現実的な話か、非現実的な話か分からなくなってきました・・。

鳥獣の捕獲には、ほとんどの場合、法律に基づいて何らかの許可が必要なようです。勝手に捕獲を行ってはだめです。

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生き物(猫以外) 雑記

イノシシと口裂け女と青梅

二日前の朝、家の敷地にあるジャガイモ畑がイノシシに荒らされ見るも無残な有様になっていました。庭の一部にもジャガイモが植えてあり、イノシシがまたやって来て荒らすのでは・・と心配していました。しかし、今のところイノシシがやって来た様子はありません。まだまだ安心は出来ませんが・・。

一体いつから家の周辺に、イノシシがこんなに出没するようになったのでしょう・・。少なくとも10年前、イノシシの話を聞くことはありませんでした。それが、いつからかイノシシの噂を聞くようになりました。最初、イノシシが出没するのは私の部落から離れた地域で他人事でした。それが、だんだんと私の住んでいる地域に近くなってきて、その内、隣の部落にイノシシが出没するようになったと聞き、おののきました・・。

私が小学生の頃、ネットもない時代に全国に広まった口裂け女の話を思い出しました。道でマスクをした若い女性が「私、きれい?」と尋ねてきます。「きれい」と答えると「これでも?」と言いマスクを外すと耳元まで口が裂けていて、カマで切りつけられるのです・・。小学校でも口裂け女の噂でもちきりでした。口裂け女は全国を駆け巡り、どんどんと私の住んでいる町まで近づいてきて、ある日、隣の市まで来たらしいよ、と噂になりました・・。怖く、でも不思議な高揚感がありました・・。

口裂け女が実際にやって来ることはありませんでした。でもイノシシはとうとう家の敷地までやって来るようになりました・・。口裂け女は「ポマード」と何回か言えば逃げ去ると言われていました。イノシシを退散させる言葉もあればいいのですが・・。

イノシシの生息域が拡大している原因の一つとして、藪が増えているからのようです。イノシシは藪を通って移動したり、藪に身を潜めたりするようです。私はイノシシを実際に見たことはありませんが、近くのどこかに確実にいるのです・・。

今日の午後、夫が庭で梅の実を収穫しました。しかし今年は不作であまりとれませんでした・・。梅酒にしようと思います。収穫した青梅を見ていたら、ふと、梅の木を見上げているイノシシの姿が思い浮かびました。あちこち荒らすイノシシも梅をとることは出来ませんね。

収穫した青梅

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日々の出来事 生き物(猫以外)

無残!ショック・・・そして早い立ち直り

家の裏の竹藪を抜けると老母の畑があります。以前は色々な野菜を作っていました。しかし一昨年の春、イノシシがやって来て、玉ねぎ以外の野菜を荒らすようになりました。なので、そこの畑では玉ねぎだけを作ることにして、他の野菜は家の敷地にある畑と庭の一部で作ることにしました。去年は問題なく野菜は育ちました。
今年は家の敷地にある畑と庭の一部の両方にジャガイモを植えました。ジャガイモはすくすくと育ち青々とした葉を茂らせ花をつけました。ジャガイモができるまで、あと少し。毎朝、老母は起きるとジャガイモの様子を見に行っていました。

今朝、私が起きて台所に行くと、老母はすでに起きていました。そして「ちょっと・・。まあ、びっくりしたよ・・」と険しい表情で私に言いました。どうしたのかと思ったら、家の敷地にある畑のジャガイモを見に行ったら大変なことになっていたとのこと。私もすぐに見に行きました。そして、唖然としました・・。

ジャガイモは見るも無残にすべて根こそぎ引き抜かれていました・・。ちゃんとしたものは1本もありませんでした・・。昨日まであんなに葉を茂らせ、たくさんの薄紫色の花を咲かせていたのに・・。老母が丹精込めて育てていたのに・・。イノシシの仕業です・・。ひどい荒らされように言葉もありませんでした・・。夜間、1頭ではなく数頭でやって来たと思われます・・。

以前から近所でイノシシを見たという人が何人もいました。そして、とうとう家の敷地まで来るようになったのです・・。また来るかもしれません・・。来るでしょう・・。家の敷地にある畑のジャガイモは全滅しましたが、庭に植えてあるジャガイモは無事でした。でも、今後はどうなるか分かりませんね・・。

昼下がり仕事から帰ると、荒らされたジャガイモは片づけられ、そのあとに買ってあったニガウリの苗が植えられていました。玉ねぎを好まないイノシシです。ニガウリも好まないのでは、と老母は思ったようです。地這いにするそうです。順調に育って欲しいです。しかし気落ちしているかと思ったら老母は立ち直りが早い。

その後、老母に一味唐辛子を買ってきて欲しいと頼まれました。庭に植えてあるジャガイモの根元あたりにまいておくとのこと。朝、夫が「インドでは畑を荒らす野生の象を撃退するため柵に激辛トウガラシのジョロキアをすりつぶして塗ったりするらしいよ」と言っていたのを聞いて思いついたようです。うーむ・・はたして効果はあるでしょうか・・?ビミョーな気が・・。

昨日のジャガイモ畑
今朝のジャガイモ畑・・・
ニガウリの苗
庭に植えてあるジャガイモ いまのところ無事ですが・・
根元に一味唐辛子をまきました・・(老母考案)

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ガチャガチャ 生き物(猫以外) 雑記

春の陽気にカエルと猫

昨日は暖かかったですね。まるで春の陽気。

私は介護老人施設で働いています。昨日の午前中は入浴で私は着脱の介助でした。
脱衣所にいると浴室でなにか騒いでいます。なにかと思ったら浴室にカエルがいたのでした。入所者の方が見つけたようです。アマガエルで色は緑ではなく薄い黄ニラみたいな色でした。アマガエルは周りに合わせて色を変えるので、浴室のタイルの保護色になるよう変色したのかもしれません。
カエルも春と間違えて出てきたのでしょうね。外に出してあげました。

私はカエルって、かわいくて好きです。さわれない人もいますが、私は全然平気です。
本物のカエルは苦手でもカエルのキャラクターを好きな人は多いんじゃないでしょうか?色々ありますよね。
ちなみに私は、ど根性ガエルのピョン吉と日本最古の漫画と言われている鳥獣人物戯画のカエルが好きです。あと薬局の店頭に置かれているカエルの人形。ちょっと欲しいです。

そういえばカエルは縁起物でもあります。無事帰るとか、お金が帰るとか、若返るとか・・。お守りもありますね。

そんなありがたいカエルも猫にとって実は大敵なんですよね・・。あまり細かくは触れませんが(気色悪いことなので・・)以前飼っていた猫が寄生虫に感染しました。原因はカエルを食べたことによるものでした・・。

猫も味の好みがあり、キャットフードや食べ物の好き嫌いがあります。好きじゃない物は見向きもしません。けっこうなグルメです。そんな猫ですが、カエルや虫も食べたりします。カエルや虫って美味しいのでしょうか・・?
猫は飛び跳ねるカエルや動く虫を見ると目つきが変わります。野生にかえるのでしょう・・。変な物を食べないように気を付けたいです・・。

以前、出かけた時、どこかのPAで鳥獣人物戯画のガチャガチャを見つけました。思わず2回ほどやってしまいました。出てきたのは、カエルと猫でした。本当はウサギが一番、欲しかったのですが・・。でも、よく出来ていて気に入りました。

今日は昨日とうってかわって気温が下がり寒いですね。昨日のカエルはまた冬眠したんでしょうか・・。

ガチャガチャのカエル
ガチャガチャの猫さん
湯呑み茶碗に引っ掛けてみました。

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思い出 生き物(猫以外)

ニワトリの不思議なお話

動物は言葉を持っていません。しかし言葉以外の何かでコミュニケーションをとっているのでは・・と思うことがあります。

私の家の物置は大昔、鶏舎でした。祖父が養鶏の仕事をしていたのです。しかし私が子供の頃には、すでに祖父は養鶏を辞め、鶏舎は物置になっていました。それでも、ニワトリはペットとして5、6羽いました。鶏小屋は家の裏にあり、午後3時頃になるとニワトリたちを庭に出しました。思い思いに庭を巡り夕方になると自然に小屋に戻りました。

いつしか5、6羽いたニワトリも1羽になりました。最後の1羽は小屋の戸を開けっ放しにして、野放しにしていました。しかし庭から出ることはありませんでした。時々、庭に卵を産み落としたりして、ニワトリは1羽でひょうひょうと生きていました。

そんなある日、庭を見るとウチのニワトリの後ろに3、4羽のニワトリがついて縦に並んで歩いていました!まるでニワトリの行進です。ウチのニワトリは一般的な白いニワトリですが、後ろをついていくニワトリたちは小ぶりで羽は茶色でした。何羽もニワトリを飼っていましたが、初めて見る光景でした。
このニワトリたちは、近所の家で飼われているものでした。その家とは地続きになっていますが、近接しているわけではなく間には竹やぶがあります。その竹やぶを通ってやって来たようでした。

その後も度々、ニワトリたちはやって来て、ウチのニワトリを先頭に行進をしました。そして、しばらくすると一斉に帰って行きました。ニワトリたちは鳴き声を出すことはなく静かでした。ニワトリたちの間には、まるでなにか暗黙の了解でもあるかのように見えました。微笑ましく、そして不思議な光景でした。

そんな穏やかな日々が続いたある日、ウチの最後の1羽のニワトリもとうとう旅立ちました。私が20代の頃です。何歳だったのか、1羽になって何年たっていたのか・・・はっきり覚えていません。でも、ニワトリたちの行進を思い出すと今でも笑みがこぼれます。

そして・・茶色い羽のニワトリたちは、ウチのニワトリがいなくなってから、まったく来ることはなくなったのでした・・。

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