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雑記

10秒間の楽しみ

出勤日、朝、目覚めると、今日も仕事かあ・・と思い気が重くなります。これからの季節、寒くなると余計に気の重さが増します。誰でも、多かれ少なかれあることだとは思いますが・・。私は一日の中で、朝が一番しんどい気持ちになります。でも、なんとか布団から這い出し、身支度し出勤するため外へ。晴れて青空だと多少、気分も良くなります。気分って天候に左右されますよね。

そういえば日照時間が短かくなる秋や冬にうつ病を発症する方がいるそうです。秋、冬に発症し春になると治るんだとか。北国に多いそうです。体だけじゃなく心の健康にも日光って大切なんですね。

庭を眺めてやっと車に乗り込み出勤します。狭い道から通りへ出て職場へ。途中、海に続く道を通ります。その道は坂道で下って行くと正面に建物に挟まれた海が見えます。海は季節や天候により色合いや印象が変わります。紺碧だったり、暗く沈んだブルーグレーだったり、、薄い青だったり、のどかだったり、荒れていたり。
そして私が特に好きな海の光景があります。曇天の日、雲間から日が差し込み暗い海の水平線だけが銀色に光り輝いているのです。海と空の間に銀色の光り輝く水平線・・。その光景を見られた時は特にうれしくなります。

しかし、じっくり見ている暇はありません。車はあっと言う間に進み道の途中で右折します。海が見えるのは、わずか10秒程だと思います。しかし海を見るのは気の重い職場へ向かう私のささやかな楽しみです。海を見ると気持ちのベクトルは、ほんの少しだけ上向きになります。

私の心の健康には日光と共に海も大切です。

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買い物 雑記

きらきら光るものと小さな秘密

きらきら光るものが好きです。

子供の頃、星を見るのが好きでした。ある時、父親が双眼鏡を買ってきました。双眼鏡で星を見た小学生の私は感動し心を奪われました。何倍にも拡大された星の輝きは、まるで宝石のようでした。特に冬の星座おうし座にあるプレアデス星団(すばる)は綺麗でした。肉眼では、いくつかの星がぼんやりと見えるだけでしたが、双眼鏡でみると青白くきらきらと輝く星が5、6個、はっきりと見えました。飽きることなく私は星空を見ていました。星空は宝石箱でした。

そして、猫の目。ブルー、ゴールド、グリーン、オッドアイ。様々な色があり、きらきらして本当に綺麗です。澄んだ瞳はビー玉のよう。暗闇で光る猫の目は少し怖いですが・・。しかし、猫の目も見ていて飽きないのでした。

半年ほど前、通販サイトでルース(裸石)の7個セットの商品を見つけました。傷、欠け、サイズが合わないなどの理由で製品化できなかったものをルースケースに詰め込んだもの。思わず目を奪われました。きらきらする石たちも私の好きなものです。お値段もお手頃だったので思わず買ってしまいました。届いた商品を見てうっとり・・。時々、眺めては癒されていました。

そして今月、同じショップでまたルースセットが販売されるのを知りました。今度はさらにバージョンアップして10個セット。欲しい気持ちが湧き出てきます。うーん・・しかし今度はお値段もちょっと張ります。無駄遣いだよね・・これ買ったら家族からひんしゅくを買うよね・・節約しないとね・・でも、欲しい・・どうしよう・・などと葛藤しつつも、やっぱりやめようと決め財布の紐をぎゅっと締めたのでした・・。しかし発売当日、気になりサイトをチェック。みるみるうちに減っていく在庫を見て私の財布の紐は一気に緩みほどけたのでした・・。結局、購入してしまいました・・。

そしてルースセットは届きました。黒い素敵なケースに並んだ裸石たちは、きらきらと星のよう・・。綺麗・・。以前、購入した物もそうですが家族には秘密です。少し後ろめたい気持ちを感じながら一人でこっそりと眺めています。猫たちだけが知ってます。

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仕事

いつかは婆さん

私は介護老人施設で働いています。介護の仕事は体はもちろん、精神的にもきついなと思うことが多々あります。以前、精神疾患のある半身麻痺の60代の女性がいました。食後、私が薬を持っていくと目つきが変わり「ばかー!!あっち行け!!」等と怒鳴り服薬拒否するのです。しかし、他の職員には素直に応じるのです・・。人をみるのですよね・・。その人の立場とか分かるんですよね・・。この人はちょっと、偉そうだなとか・・こいつは冴えないパートのおばさんで下っ端だなとか・・。自分より下だと思うんじゃないかな。そうすると、こういう人は建前はなく本音だけですから、ストレートに態度に出す・・。おむつ交換していると突然叩かれたり・・。今、思い出してもしんどい気持ちになります。この人はまだ、老人ではなく60代で若かったですね。

また一般的に老人は若いコが好きですね。孫くらいの若い子。そして、かわいいコ。あっ、でも、老人だけでなく皆そうですよね。若くてかわいいコがいると、やっぱり場が明るくなりますもんね。
若い子は「○○ちゃん」と下の名前で呼ばれます。おばさんは名前でなんか呼ばれません。うれしいことに「お姉さん」と呼ばれます(笑) まあ、おばさんの名前なんか興味ないんですよね。でも、それでいいんです。興味持たれ色々あてにされても、面倒ですから。お手伝いさんだと勘違いされたり。
若い子で言われたことを、何でも「うん、うん」きいてて、パシリにされたコがいました。何でも言うことをきくと思われ利用されちゃったんですよね。

わがままな人、穏やかな人、神経質な人、話せる人、話せない人、言葉にならない声を出し続ける人・・御老人も色々・・そして皆、歳をとります。

老人たちの姿をみて自分はどんな婆さんになるかな・・と想像します。たぶん偏屈な婆さんになると思います。長生きして是非、婆さんを体験してみたいと思います。

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生き物(猫以外)

カミ様じゃありません。カメ様です。

私のウチには猫2匹とカメ一匹がいます。カメは私が10年以上前、地元の会社で事務員をしていた時、現場作業員のオジサンが拾ってきたものをもらいました。「あげるよ」と言われ、さして欲しかったわけでもなかったのですが、断るのも悪い気がしてもらいました。大きさは本当に小さくて500円玉程しかありませんでした。お菓子の缶(フタなし)に入れ持ち帰ることにしました。会社にいる時、カメを入れてある缶の周辺でなんか嫌なにおいがしました。どれくらいの時間においがしていたかは忘れました。

家にカメを連れて帰ると家族のものが「それ、クサガメだよ」と言いました。私の頭に浮かんだのは草ガメでしたが「クサガメのクサは臭いの臭だよ。身の危険を感じるとにおいを出すんだよ」とのこと。臭ガメねえ・・。なんか、かわいそうな名前だね・・。缶の周辺で嫌なにおいがしたのはカメのせいだったのね。まあ、カメにすれば突然、拉致されたようなものだものね。それにしても小さいなあ。大きくなるまで何年かかるんだろう・・。私は遠い目をしました。(たぶん)
カメの水槽は家の中の南側に置きました。

しかし月日はあっという間に過ぎ、今ではカメも20㎝程になりました。ウチにきてから悪臭を放つことは一度もありません。カメは水槽の中で平和です。人よりも猫よりも、カメがウチでは一番ストレスフリーです。
ウチのカメは冬眠しません。冬眠させるとそのまま永眠してしまうことがあるそうです。冬には水槽ヒーターを入れてあげます。ウチはボロ屋です。人と猫はすきま風の入る部屋で過ごします。冷たい風が入ってきて寒いです・・。人と猫は身を縮こめています。しかし、カメはぬくぬくで、のびのび。ウチでは人よりも猫よりも、カメが一番、というかカメだけが快適な環境で過ごしてます・・。なんか腹立ってきました・・。

くー!カメの分際で生意気な!猫も時々、カメの頭や甲羅をペチペチ叩いてるけどムカついてるのかも!一回、ボコボコにしてやる!・・なーんて思いましたが、大きくなったカメがもし悪臭を発したら・・。どれくらい臭いのでしょうか?けっこうな攻撃力だと思います。カメとは喧嘩しちゃだめですね。大事に大事にしないとね。

家の一角に鎮座ましますカミ様の・・いえいえ、カメ様のお話でした。

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からだと健康

一重まぶたとゴッホの世界(2)

眼科受診の日は雨でした。午前の早い時間に車で行きました。
ざっと診察した後、「車だよね?今日、誰か送り迎え出来る人いる?」と先生にきかれました。私「いません」
先生「瞳孔を開いて見るから5時間程(たぶん、うら覚えです)車、運転出来ないよ。検査、他の日にする?」
モヤモヤした気持ちで過ごすのは嫌だったので
「今日、検査して下さい。車を駐車場に置かせてもらえますか?家は近いので一旦歩いて帰り、夕方とりに来ます」とお願いしました。先生は「いいよ」と言ってくれました。

瞳孔を開く薬を点眼し2、30分。看護師さんが瞳孔が開いているのを確認後、診察室へ。目の状態を見る機械の前に座り、あごを固定しレンズをのぞきこみました。先生が反対側から見ています。先生「目、開いて下さい」私「はい・・」ああ・・なんか悪い病気じゃなければいいんだけど・・。すると突然、先生が大きな声で「○○さーん!○○さーん!」と誰かを呼びました。ドキドキする私。看護師さんが来ました。先生は「出番だよ」と言いました。看護師さんは、ニッコリし「失礼します」と言い私のまぶたを指で思い切り上に引き上げたのでした・・。

・・すみません。・・・思いっきり目を見開いたつもりだったんですけど・・・。

検査の結果は異常なし。ホッとしました。冴えない一重まぶたの目ですが健康なことに感謝です。(近眼+老眼ですが)

病院を出た時、外はザーザー降りの雨でした。でも、瞳孔の開いた私には周囲は光に満ち明るかったです。大雨の中、足取り軽く家に帰りました。

その後もゴッホの世界が現れることはありますが・・。

上野の森美術館で「ゴッホ展」が開催されています。先月、観に行ってきました。ゴッホは生涯1枚の絵しか売れなかったといいます。私は、ゴッホに伝えたくなります。
「あなたの憧れた日本であなたは大変な人気で、あなたの絵を観るために、たくさんの人が展覧会を訪れるのですよ」と・・。

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