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自由で人生を謳歌している人

地域で透析を行っている病院は何ヵ所もあります。それだけ透析を必要としている人が多いのでしょうね。私の身近にも一人だけいます。

その人は、なんと私より一回りも年下の男性で透析歴はすでに9年。30代半ばから透析を始めたそうです。

身体が大きくて人柄も明るいので見た感じは元気そのもの。まさか透析を受けているとは最初思いませんでした。

昨日その人と話したのですが、透析を受けるのは週3日で透析が終わるまで6時間ほどかかるそうです。その間、ずっと病院のベッドの上。

ふと透析している間、トイレに行きたくなったらどうするのだろう?と思い聞いてみたら「透析している間は行きたくならないんだよ。トイレに行きたくなる人は透析なんて必要ない人」とのこと。なるほど。

大変だけど透析歴も長くなり本人にとっては日常になったのでしょうか。あまり食生活には気を使っていない感じで、大酒を飲んだりラーメンを食べた話をあっけらかんとしていました。

煙草はやめられたけどお酒はやめられなかったそうです。私もお酒は好きなので気持ちは分かりますが大丈夫なのでしょうかね・・。

透析に代わるもっと良い治療法が開発されたらいいのですが、今のところ透析しかないので人生が終わるまで続けることになります。

その不自由感と拘束感を想像すると他人事ながら気が重くなりました・・。

しかし、この人はアクティブです。日にちを調整すれば国内だったら、どこでも行けるとのことで「行ってない都道府県は少しだけだ」と言っていました。病気を理解してくれている友達もいて一緒に旅行に行っているようです。

ふと、私は心のどこかで、この人のことを”かわいそう・・”と思っていました。でも、それは凄く失礼なことですよね。”かわいそう”という言葉には、上から目線と優越感が感じられます。

この人の方が私より、ずっと自由で人生を謳歌しているように思います。

しかし食生活が自由過ぎるのは、どうかと思いますが・・。

読んで下さりありがとうございます。