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思い出 日々の出来事

スマホの時計とゼンマイ式の掛け時計

スマホのアラームを毎日、朝6時と朝7時半に鳴るように設定しています。6時は起床する時間で、7時半は出勤する時間です。家を出るまでの間、TVもつけてあります。
今朝、TVに表示される時間が7時半になったのですが、スマホのアラームが鳴りませんでした。おかしい、と思いスマホを見ると7時28分でした。いつの間にか2分、時間が遅れていたのです。スマホの時計がずれるとは思っていなかったので驚きました。ちなみにスマホは去年の5月に購入したものです。

昼下がり、仕事から帰って来てから、ネットでメーカーのヘルプガイドを見てスマホの時刻を直しました。長い時間電源を入れた状態にしていると時刻がずれる場合があると書いてありました。夫には「たまに再起動かけないとだめだよ」と言われました・・。たった2分の遅れが、大きなずれに感じました。スマホの時計にたいする信頼度が高かったからかもしれません。これが他の掛け時計とか置時計だったら、ちょっとずれてきたな、ぐらいのことだったと思います。

そういえば昔、家の居間に古いゼンマイ式の掛け時計が掛かっていました。直径30センチくらいの円い時計で、私が子供の頃、文字盤はすでに退色して黄ばんでいました。一体いつからそこに掛かっていたのか聞かなかったので分かりません。そして、どれくらいの頻度でゼンマイを巻いていたのか、誰がゼンマイを巻いていたのかも記憶にありません。古い掛け時計は、いつも淡々と時刻を刻んでいました。いえ・・時計が止まったり、時間がずれることはあったでしょう。でも子供の私はそれほど時間を気にしていなくて、気付かなかったのかもしれません。今は年中、時間に追われて時間の確認をしていますが・・。

いつしか居間の時計は、電池式の長方形の振り子時計にかわりました。時々、あの古いゼンマイ式の丸い掛け時計を懐かしく思い出します。ゼンマイを巻いた巻き鍵は今でも取ってあります・・。郷愁です・・。

今は時間の確認やアラームなどスマホの時計にかなり頼った生活をしています。でも古いゼンマイ式の掛け時計を思い出すと、時計は時間の確認だけでなく生活を楽しくしてくれるアイテムでもあると思います。

古いゼンマイ式掛け時計の巻き鍵

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お出かけ 思い出 食する

お寿司と新しい生活

昨日は、私も夫も仕事が休みでした。お昼は久しぶりに外で食べようということになり、回るお寿司屋さんへ行きました。お互いそろそろ引きこもり生活にゲンナリしてきたのです・・。

私が車を運転し12時頃、お店に到着。本来なら大勢のお客さんがいる時間帯なのですが、やはり店内は空いていました。そして案内されたテーブル席に着くと、ガリがありませんでした。なぜでしょう?もしかしたらガリを取るトングが感染につながる恐れがあるので置かないとか・・?などと想像したのですが、夫が他のテーブルを確認するとガリは置いてありました・・。ただ単に置き忘れでした・・。お店の人に伝えると持ってきてくれました。

久しぶりのお寿司、美味しく頂きました。ビンチョウマグロ、メバチマグロ、インドマグロ中トロ、生エビ、とびっこ、生うに・・・。私が子供の頃、こんなに手軽にお寿司を食べられませんでした。お寿司屋さんに行った記憶がありません。お寿司は何か特別な日に家で作るものでした。ネタはマグロ、エビ、タコ(魚屋さんに作ってもらいました)あとは玉子焼きに煮た椎茸、かんぴょうと桜でんぶの海苔巻きにカッパ巻きなどでした。素朴なお寿司でしたが、並んでいるのを見ると心が躍りました・・。

お店を出る時、お客さんは少しずつ入ってきていました。私の住んでいる地域もようやく緊急事態宣言が解除されそうです。そういえば休業していた地元のいくつかの飲食店は今月の18日から再開されたと聞きました。徐々に元の生活が戻ってきているようです。でも緊急事態宣言が解除されてもコロナが終わるわけではないです。第二波、第三波もあるだろうと言われています。いずれはインフルエンザやノロウイルスのように季節性の感染症になっていくのかもしれませんね・・。

少し気が緩んできていますが、緩み過ぎないようにしないといけませんね・・。適度な緊張感はこれからも必要でしょう・・。

昔、私にとってお寿司はハレの日のご馳走でした。今でもご馳走ですが、普通の日でも食べられます。時と共に生活は変わります。いつの間にか・・。しかし、コロナのような大きな出来事によっては生活が急変します・・。緊急事態宣言が解除されて元の生活に戻るというより、新しい生活が始まるのでしょう・・。

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思い出

思いでの展覧会~アンティーク・レース展

私は美術館巡りが好きで、月1回は何らかの展覧会に行っていました。ほとんどが東京の美術館です。しかし今年は、コロナウィルスの感染拡大により3月くらいから美術館は休館になりました。地方の美術館では様々な対策を講じながら徐々に再開が始まっているようですが、都内の美術館の再開はもう少し先のようですね。早くもとの生活に戻って欲しいです。

今まで見に行った展覧会のパンフレット、半券は大体とってあります。そして、記念に購入したポストカードやマグネットなどのグッズや、後で鑑賞した作品を反芻するために購入した図録もかなりたまりました。私はモノを集めるのが好きですね。私は時間を形として残したいのかもしれません・・。

印象に残っている展覧会を一つ、あげてみたいと思います。

2018年7月に行った「ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展」です。渋谷区立松濤美術館で開催されました。
レースは私の好きなアイテムの一つです。レースの服も何着か持っています。もちろん私が着るのは、控えめなレースです。華やかなレースは、身に付けるには気後れします。でも華やかなレースも好きです。憧れですね。そんなわけでアンティーク・レース展には胸を弾ませて行ったのでした。

ヨーロッパで誕生した繊細で美しいアンティーク・レースを見て、これらがすべて手仕事なんだということに、まず感動しました。人間の指って素晴らしいですね・・。
昔、レースは上流階級の人が身に付ける贅沢品でした。レースで飾られた衣服は、さらに華やかで豪華になったことでしょうね。そして色が白だからでしょうか。レースは気品もアップさせる気がしました。
レースの模様は幾何学的なものだけでなく、様々なモチーフを描くようになります。花や蔦や鳥、人や天使などなど。レースは、かわいくて心を明るくしてくれるものでもありますね。そして時間を経たレースはリリカルでどこかノスタルジックな感じもしました・・。

小さな美術館は、それほど混んでなく落ち着いて楽しく鑑賞出来ました。

パンフレット、半券、レシート
作品リスト、ポストカード
図録

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思い出 日々の出来事

25時の円盤

今日は午後から仕事でした。家に帰って来たのが19時くらい。それから、お風呂に入り簡単な夕食を済ませ雑用などしていると、あっという間に23時になってしまいました・・。夫と老母はすでに就寝。シオとキナコもそれぞれの場所で寝ています。銀麦たちだけが家の中をドタバタと駆け回って遊んでいます・・。(シオ、キナコ、銀麦とは猫のことです)

最近、本当に時間が足りないなあ・・とよく思います。大したことをしていないのに時間はどんどん過ぎていきます。消えていきます。せめて一日が25時間あったらいいのに・・とよく思います

昔、私の夢は漫画家でした。短い漫画をいくつか描きました。その一つが「25時の円盤」というタイトルでした。不思議な同級生(高校)の男の子に憧れる女の子のお話です。いくつかのエピソードのあと女の子の夢の中に男の子が出てきます。男の子は25時まで文字盤がある懐中時計を持っていて、円盤を待っています。そしてやって来た円盤に乗り女の子を置いて去っていきます。現実の世界でも男の子は転校し女の子の前から消えます。そして女の子以外、男の子の記憶はないのでした・・。若い頃、私はSFとかファンタジーが好きでした。
時々、叶えられなかった若い頃の夢を思い出し、何だか苦しい気持ちになることがあります・・。もう、夢も希望もない歳になってしまったんだな・・なんて悲観的になったりします・・。心の奥底で夢と折り合いが付いていないように感じます・・。どうしたものか・・。

でも、ふと思ったのです。こうして勝手気ままにブログを書いているように、漫画を描いてもいいんじゃないかな・・。そしてネットにあげてみようか・・。急に夢が湧き出てきました。今は何ていい時代なんでしょう。しかし漫画描く時間があるかどうか・・。

円盤が現れ一日25時間の惑星に連れて行ってくれないかあ・・と夢想する夜でした・・。

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思い出 雑記

ハンカチの思い出

緊急事態宣言が全国に拡大されました。人との接触を避けるため、在宅勤務の方も増えているようですね。しかし私の仕事は介護なので、在宅勤務というわけにはいかず、現場に行かなくてはいけません。そして食事介助、排泄介助、入浴介助など常に高齢者の方々と濃厚接触するわけです・・。私は新型コロナに感染して自分が体調を崩すことよりも、自分が感染源になり周囲にばらまくことのほうが怖いかもしれません・・。

インフルエンザの予防接種は受けていますが、今年は想定外のウィルスの流行・・。これまでも新型ウィルスは時々、発生しましたが大概、暖かくなるといつの間にか収束していました。しかし今回の新型コロナウィルスはいまだ収束の兆しが見えません・・。

一昨日、仕事から帰り、職場にの人に教えてもらった使い捨てマスクをハンカチでカバーする方法を試してみようと思いました。普段はハンドタオルを使っているので、いわゆるハンカチはまったく使いません。タンスの肥やしになっています。思わぬ用途が見つかり、早速タンスから出してみると・・かび臭い・・。洗濯しました・・。

そして乾いた色とりどりのハンカチ・・。何枚かは昔の職場で退職する人にもらったものです。今では名前も顔もうろ覚えですが・・。あと何かの時に頂いたもの・・。何だったか思い出せません・・。

でもハンカチを眺めていたら、はっきりと思い出した光景があります。
子供の頃、お正月とお盆に東京に住んでいる叔母が帰省しました。父の妹で独身でした。叔母は休み中に私と妹、イトコ2人を連れて遊びに連れて行ってくれました。そして、それぞれに何かしらを買ってくれました。

叔母が帰る日、父が車で駅まで送って行きました。昔は高速バスはなく東京に行くには特急列車でした。私と妹、イトコ2人は叔母を見送るため、家の近くの線路沿いの畑に行きました。そして叔母の乗った列車を待ちました。
列車がやって来ると私たちは思い切り手を振りました。始発駅を出た列車は、まだほとんど人は乗っていません。叔母の姿はすぐに分かりました。いつも真っ白なハンカチを振ってくれました・・。

父も叔母も60代前半で亡くなり、今はもういません。ハンカチは別れの象徴。手よりも涙をふくのが似合う気がします・・。

マスクをハンカチでカバーして着けてみました。着け心地は悪くないのですが、見た感じが何だかもっさりして微妙でした・・。薄手のハンカチを使用したのですが・・。

春らしく菜の花のハンカチでカバーしてみましたが・・

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