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思い出 雑記

死滅回遊漁とユニコのお話

昨日のお昼は夫と定食屋さんに行きました。そして帰り道、海を眺めるため港に寄りました。天気がよく青いきれいな海が見られました。そして満足して帰ろうとした時、夫が港内に幼魚がいるのを見つけ教えてくれました。港内をのぞくと確かに何匹もの小さい魚が泳いでいました。

ヒラヒラとひるがえりながら泳ぐチョウチョウウオ、縞々のカゴカキダイ、ギンガメアジなど・・。だいたいが死滅回遊漁でした。死滅回遊漁は南方の魚で黒潮に乗り、はるばる私が住んでいる地域の海にやって来ます。夏は海水温が高いのでいいのですが、秋になり海水温が下がると死んでしまいます・・。名前からしてそうですが、悲しい運命の魚たちです・・。

港内で泳ぐ幼魚。ゴミみたいに見えるかもしれませんが・・。

話は飛びますが、世の中には様々なかわいいキャラクターがあります。その中でも、キティちゃん、マイメロ、キキとララなどサンリオのキャラクターは私が子どもの頃から人気がありました。小学生の頃、同じクラスの子がサンリオが出版している”いちご新聞”を学校に持ってきました。見せてもらったのですが、小学生の私には心が躍る夢と憧れの世界でした・・。そして後日、その子が今度はサンリオが出版している漫画雑誌を持ってきました。リリカという雑誌でした。そして、その雑誌も見せてもらったのですが、掲載されていた手塚治虫の漫画「ユニコ」の主人公ユニコのかわいさに心を奪われました。ユニコはユニコーンの子どもです。

小学生の頃、リリカを買ってもらっている子が羨ましかったです。すごくユニコを見たかったのです。でも私の親がリリカを買ってくれるなんてことはありませんでした・・。

いい大人になり自分でユニコの本を買いました。ユニコのかわいさを堪能したかったのですが、物語は結構シビアでした。

ユニコは幸せに暮らしていたのですが、ビーナスの陰謀により記憶を奪われ時空を超え、幾つもの見知らぬ世界に置き去りにされます。ユニコを連れてゆくのはビーナスの命を受けた西風の精。もちろんユニコは死滅回遊漁のように死んだりしません。どんな世界をさすらっても強く生き、そこで出会った人や動物たちからの愛を受け不思議な力を発揮し苦難を乗り越えていきます。でも次の世界に行くときは前の世界の記憶はなくなってしまうんですよね・・。それが悲しくて切なくなりました・・。

でもユニコのかわいらしさは不滅でした。ユニコのグッズがあったら欲しいです。

左開きです。ちょっと読みずらいですが物語は素晴らしいです。

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思い出

猫の首輪と悲しい思い出・・

昨日、出かけた帰りにホームセンターに寄り、ギンタに首輪を買いました。ギンタは、もうすぐ1歳になるサバトラのオス猫です。首輪はギンタのグレーの毛色に合うエナメル風の黒で、オレンジ味がある金の鈴がついたものです。ギンタの目の色はアンバー(琥珀色)で鈴の色と呼応している感じがいいなと思いました。もしかしたら首輪が合わず嫌がるかもしれないな・・と思ったのですが600円ほどだったのでお試しです。

家に帰ると早速、ギンタに首輪をつけました。直後は違和感を感じたようですが、それほど嫌がらず、すぐに馴染みました。よかったです。その内、きょうだい猫のムギにも似合う首輪があったら買おうかな、と思います。ムギはキジトラのメスです。

家には他に古株のシオ(黒白はち割れのメス11歳)とキナコ(茶トラのメス7歳)がいます。2匹とも首輪はしていません。以前、シオに首輪をしてみたのですが、違和感か取れなかったようで首をひっきりなしに後ろ足で掻いていました。そして首の毛が抜けて一部禿げてしまいました・・。シオに首輪は合いませんでした。キナコも合わなかったですね。

実はシオには、オスのきょうだい猫がいました。茶トラでタイガといいました。10年以上前のある日、子猫のシオとタイガは家にやって来ました。ほぼ野良猫でした。(銀麦たちと同じパターンです・・)少しずつ馴染んでゆき2匹とも家の猫になりました。でもタイガは常にどこかで人に対してオドオド、ビクビクしているところがありました・・。どうも人に馴染めない猫でした・・。

ある時、茶トラのタイガに似合う首輪を見つけました。それは迷彩柄で金の鈴と迷子札が付いているものでした。

タイガに首輪をしたら嫌がるかも・・と思いつつ買ってみました。そして首輪をつけると・・人には馴染めないタイガですが、首輪にはすぐに馴染みました。1歳くらいの時でした。よかった、とほくそ笑み迷子札に家の電話番号を記入しました。

そして1歳を過ぎたタイガを去勢手術するため、動物病院に連れて行くことにしました。予約当日、家を出る時間よりだいぶ早めに、タイガを直接キャリーバッグに入れました。(今だったら洗濯ネットに入れてからキャリーバッグに入れるのですが・・。)タイガは、キャリーバッグから出ようと暴れまくりました。私はキャリーバッグに入れれば大丈夫と思いくつろいでいました。しかし暴れ続けるタイガは、とうとうキャリーバッグの上部の蓋をこじ開けたのでした。タイガは勢いよく飛び出て、開いていた窓から一目散に外に逃げて行ってしまいました。呆然とする私・・。

それっきりタイガは帰って来ませんでした。怖い思いをして、人に対して大きな不信感を持ったのかもしれません・・。もともと人に馴染んでいませんでしたから・・。

迷子札に描かれた電話番号を誰かが見て、電話をくれるかもしれない・・。そんな期待を持ちつつ10年が過ぎてしまいました・・。

首輪をつけたギンタ
首輪が見えませんね・・
チュールを食べるギンタです

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思い出 買い物

星空と付録の双眼鏡

8月になったというのに、コロナウィルスの感染拡大がとまりませんね・・。どこか遠くに出かけることは、まだまだ見合わせないといけない感じです・・。当面、引き続き外出は買い物ぐらい・・家の周辺をぐるぐるする日々です・・。

子供の頃、私の家では泊りがけで旅行に行くようなことはありませんでした。夏休みも小学校のプールに行ったり、近場の海に行ったり、庭で花火をしたり星空を眺めたり、身近なところでしか遊びませんでした。でも、夏休みは黄金色に輝いていて、十分楽しかったです。時間はゆったりと流れていました・・。

小学何年生の時だったか忘れましたが、父親が双眼鏡を買ってくれました。双眼鏡で星空を見た時、拡大された星の輝きに感動しました。キラキラ、キラキラ・・星空は、宝石を散りばめたかのような美しさでした・・。星に心を奪われ、飽きずに星空を双眼鏡で眺めていました。

今でも父親が買ってくれた双眼鏡は家にあります。持つとずっしりと重みがあります。でも子供の頃、双眼鏡の重みを感じた記憶が残っていません。双眼鏡の重さを感じないほど、星空の美しさが大きかったのでしょう・・。双眼鏡は、もう40年以上も前のもので、レンズの裏側にうっすらとカビが生えてしまいました・・。でも双眼鏡は私にとって忘れられない思い出の品で捨てることが出来ないのでした・・。何とかカビをとる方法がないかな、と考えています。

今月、双眼鏡が付録に付いている雑誌を見つけました。モノマックス8月号増刊(セブンイレブン&セブンネットショッピング限定)です。双眼鏡が付録に付くなんてすごいな、と思い買ってみました。
サイズ(約)12㎝×13㎝×5㎝。最大倍率は6倍。黒い双眼鏡にMarmotのロゴが白で2ヶ所に入っています。中央にはピントを合わせるピントリングも搭載されています。また首から下げるヒモも付いています。(自分で取り付けます。)かわいい双眼鏡で気に入りました。星空のほか、ウォーキングしながら鳥や雲などを眺めてみたいです。ちなみに昨日の夜、双眼鏡で月を眺めたら眩しいくらいに輝いてキレイに見えました。

父親が買ってくれた双眼鏡より小ぶりで軽くて、持ち運びするのにはいいな、と思いました。ただケースは付いていません。保管しておくのに何に入れようかな、と思ったのですが、使っていない雑誌付録のスクエア型の黒いポーチがあったのを思い出し試しに入れてみたらピッタリでした。このポーチを双眼鏡入れにすることにしました。

双眼鏡入れにしたポーチです。
ぴったり収まりました
父親が買ってくれた双眼鏡と並べてみました。

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思い出 日々の出来事

グリーングリーンと心の垣根

今日は、朝から晴れて気持ちがよかったです。午後仕事だったので、午前中は庭に出て日光浴を兼ね少しブラブラしました。庭は、緑、緑、緑。要するに草ボーボー・・。脳内では”グリーングリーン”が流れていました。小学校で習った曲。たいがいの子が授業で習う曲には興味を持たなかったのですが、”グリーングリーン”だけはクラス全員が好きでした。グリーングリーン 青空には~♫♪

庭に生えている雑草で目に留まったモノを数本摘んで、ガラスのコップに挿してみました。先っぽが丸まったツル草、シダ、ツユクサ、そして葉を虫に食べられレースのようになっているもの。鬱陶しい雑草も数本だと癒される気がします。

そして、YouTubeで”グリーングリーン”を聴きました。大人になっても、たまに聴きたくなることがあるんですよね。今でも、かわらず好きな曲です。子供の時は、明るく楽しい歌だと思っていましたが、実は悲しい歌だったんですよね・・。父親と息子の語り合いと別れ・・。父親は二度と帰っては来ないのです・・。帰って来ない理由は、いろいろな解釈があるようです。

“グリーングリーン”を小学校の合唱大会だったかで、クラス全員で歌うことになりました。クラスメイトの女の子がピアノの伴奏をしました。合唱より何よりも、その女の子の華麗な伴奏が印象に残っています。特に前奏がすてきでした。
その後なぜか、その女の子と仲良くなり、女の子の家に遊びに行くようになりました。グランドピアノがある家でした。私と女の子は生活環境がまったく違いましたが、子供の頃は、心の垣根が低くそんなことは気にも留めませんでした。グランドピアノがその子の家にあるのも、ただあるんだな・・とだけしか思っていませんでした。

今だったら、グランドピアノがあるなんてすごいなあ・・。ウチとは全然、違うね・・とちょっと気が引けてしまうかもしれません。いつしか人と自分を比較するようになり、心の垣根も伸びて行きました・・。垣根が伸びすぎると、卑屈になるように思います。気を付けたいです。でも子供の頃、心の垣根が低かったのは無邪気で無知だったからかもしれません・・。

今さら心の垣根をなくすことも出来ません。ただ、剪定してきれいな垣根にしたいな、と思います。でも、もし垣根を取っ払っえたらスッキリするような気もします・・。グリーングリーン 丘の上にはララ緑がひろがる 緑がひろがる~♪♫

摘んできた雑草たち

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思い出

キレイだけど不気味な絵本と願望

長編小説を読まなく・・というか、読めなくなりました。実用書のたぐいは、わりかしスラスラ読めるのですが、長編小説は読みだしても、すぐに文字が頭に入ってこなくなります。長編小説を読む気力と集中力が私にはなくなりました・・。気になり購入した長編小説は積読状態です。もしかしたら、ある日、また読める日がくることを願っています・・。

夜、布団に入っても、なかなか眠れない時は、紙の本を読みたくなります。気力と集中力がなくなった私でも、スラスラ読める本。そんなわけで絵本を1冊、買ってみました。タイトルは「終わらない夜」。表紙の絵に惹かれました。この絵本はカナダの画家ロブ・ゴンサルヴェスの絵に触発された作家のセーラ・L・トムソンが詩をそえたもので、特に物語はありません。
絵は幻想的なトリックアートで、きれいですが不気味で怖さを感じるものが多かったです・・。特に好きな絵柄ではありませんでしたが(特に人物が・・)、不思議な世界が広がっていて面白かったです。そえられた短い詩は、絵に呼応していますが大きな効果はないかな、と思いました。怖い夢を見そうな絵本ですが、あえて眠る前に読みたいですね。

他にも気になる絵本はあったのですが、値段が高めなので、おいおい買ってみようと思います。そういえば高校生の時、高校の図書館で働いていた先生が主催していた絵本のサークルのようなものがあって、そこに参加しました。そして1冊だけ絵本を創作して、文化祭に出品しました。”夏のぼうし”というタイトルでした。絵本作りは楽しかったですね。暗い高校時代のわずかな明るい記憶です。

何かを夢中になって創作することもなくなりました。最近、絵も描いていません・・。長編小説だけでなく、何かを創作する気力と集中力もなくなっています・・。でも、私はまだ、何かを創作したいという夢・・というか願望だけはあるんですよね・・。とりあえず描きかけの絵を完成させようと思います。

体温を感じさせない、ひんやりとした女性たちの連なりが怖い・・。

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