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身体が半分になっていた猫

昨日、パート先のデイサービスに3か月ぶりに来た方がいます。

一人暮らしの80代前半の女性で、今年2月に自宅で転倒し右手首を骨折。一人暮らしは厳しくなりロングショートステイをずっと利用していました。

しかし、ようやく骨折も治り自宅に戻りデイサービスを再開。足を骨折しなかったのが不幸中の幸いで女性の身体機能は以前と変わっていなくて、元気な様子で久しぶりに会った方々と話が弾んでいました。

ところで女性は猫を飼っています。20歳の高齢のオス猫なのですが、女性がロングショートステイで過ごしている間、どうしていたのか気になっていました。

なので女性に猫のこと尋ねると「猫の世話は友達に頼んでおいた」とのことで、ならばよかったと思いましたが、続けて女性は「半分になっていた」と言いました。

なんでも猫は女性が留守の間、全然、ご飯を食べなかったらしい。それで3か月で身体が半分・・。

突然、女性がいなくなり猫は途方にくれたことでしょう・・。捨てられたと感じたかもしれません。ご飯を食べられなくなるくらい心細かった猫の気持ちを思うと切なくなります。

女性の帰宅が、さらに延びていたら、高齢の猫だし命に関わっていたかもしれません。

今、猫は元気にニャーニャー鳴いて女性の後をくっ付いてくるらしい。女性が家に戻って来て猫は、どれほど嬉しくて安堵したことか・・。

共に高齢の女性と猫の平和な暮らしが再スタート。女性が、ちゃんと猫を看取れることを願っています。猫が取り残されるのは辛いから・・。

読んで下さりありがとうございます。