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日々の出来事

中古品の本とちっちゃな期待

昼下がり仕事から戻ると、ネットで迷って注文した中古品の本が届いていました。「トラディショナルポプリ」という本です。副題は”英国の香りと彩りを味わう”。出版されたのは1991年で、すでに絶版。古い本ですし多少の傷みはしょうがないと思いつつ、実際に見ないで購入するのは不安でした。しかし、その本が欲しいという気持ちの方が大きく購入することにしたのでした。

でも届いた荷物を開ける時はちょっとドキドキ。どんな状態か心配でした。でも本を取り出しザッと目を通すとおおむね良好。色あせやカバーのわずかな傷みはありますが、価格も安かったですし十分でした。購入できてよかったです。

大判で写真が美しいです。ゆっくり鑑賞したいと思います。


庭にプランターに植えてあるナスがあるのですが、まだまだ実がなります。夕方、なっている実を採ろうと思い見に行くと・・・葉っぱに大きな茶色い芋虫が一匹ついているのを見つけました。本当に大きくて10㎝以上あるでしょうか?気色悪いことこの上ないのですが、この芋虫が一体何の蝶になるのかが気になります。なので、しばらく様子観察することにしました。美しい蝶に変身するのを期待していますが、どうなるでしょう?

(さすがに芋虫の写真はキモいのでなしです・・)

庭の柿の木になっている実がずいぶんと色づいてきました。老母に報告すると「虫明るみだよ」とのこと。実に虫が入ると色づいてくるのです。確かに食べ頃になるには、ちょっと早いかもしれません・・。鳥より先に虫に食べられるとは・・。こちらも、しばらく様子観察です。1個でも柿の実を食べられるのを期待しているのですが・・。

虫明るみの柿の実。物置の屋根に柿の枝がかかっています・・。

読んで下さりありがとうございます。

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日々の出来事

彼岸花と預言者と名月

10月初日の昨日、仕事は休みでした。朝から雨が降っていて、うすら寒かったです。午前中は買い物に行ったり、本を読んだり、うたた寝したりして過ごしました。その内お昼頃には雨もやみました。そして午後にはきれいな青空が広がりました。せっかく晴れたので久しぶりにウォーキングでもしようと思い立ち、午後3時に家を出ました。目的は道沿いに咲く彼岸花。今の時期、見ごろを迎えています。

小径をテクテクと歩き通りに出て、しばらく行くと田んぼの中のあぜ道に入りました。日陰はなく日に照らされ暑いくらいでした・・。あぜ道の所々にも彼岸花が咲いていましたが、目的の場所はまだ先。さらに歩を進め再び通りに出て少し行くと・・。見えてきました。道沿いに咲き誇っている彼岸花の赤い絨毯が・・。彼岸花の赤は少し朱色がかり、古風な感じがします。きれいなだけじゃなく、どこか妖しさが漂っている花ですよね。

一部に白い彼岸花も咲いていました。真っ白というより少しクリーム色っぽい感じで、優しい雰囲気。少し彼岸花を眺めてから帰途に着きました。彼岸花と澄んだ青空と雲もきれいで秋を感じながら歩きました。家に着いたのは3時45分でした。久しぶりにウォーキングして気持ちよかったです。

そして、それから本の続きを読みました。読んでいた本は、カリール・ジブラン著「預言者」。散文詩です。最初1923年に英語で出版され、その後三十数か国に翻訳されているとか。

町を去り12年ぶりに故郷に帰る預言者が町の人々の様々な問いに答えていきます。愛、結婚、子ども、施し、飲食、労働、喜びと悲しみ等々・・・・。印象的な言葉が所々に散りばめられていて、まるで聖書のように感じました。聖書を読んだことはないのですが・・。宗教書ではないですが、宗教的な深い散文詩でした。 読み終わった後は、心が洗われたような気がしました。

そして昨日は中秋の名月でしたね。夜、庭で少しだけお月見しました。きれいなピカピカな月でした。

道沿いに咲き誇る彼岸花
彼岸花には葉がついていなくて、他の花にはない不思議さを感じます
白い彼岸花 赤とは、また違う雰囲気でいいですね
小さな本です

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ギンタの左前足と美しい宇宙入門

昨日の夜、ギンタの左前足が腫れているのに気付きました。歩き方がおかしく、ご飯も左前足を上げた状態で食べていました。蜂かムカデにでも刺されたのかな・・と思いましたが、後で考えたら骨折かもしれない・・と思い心配が大きくなりました・・。
そして今朝、やはりギンタの左前足は腫れていました。でも歩き方は普通になっていました。痛みもないようだし、ご飯も食べてとりあえず元気そうなので様子を見ることにしました。そして夜、仕事を終えて帰宅すると、すぐにギンタの左前足を確認しました。何と、腫れは大分引いていました。やっぱり、なにか毒虫にでも刺されたのかもしれません。とりあえず動物病院には行かなくてすみそうです。よかったです。

少し前、コンビニで”美しい宇宙入門”というムック本を見つけました。64ページと薄く字も少ないのですが、大きめな本で全ページきれいなカラー写真です。値段も548円(税込)と安かったので買ってしまいました。私は星とか宇宙の本が子どもの頃から好きでした。謎に満ち神秘的で美しい宇宙に思いを馳せると、子どもの私はどこかに吸い込まれそうな遠い気持ちになりました・・。そして怖さも感じました・・。宇宙の何が怖かったのか?・・今考えると”永遠”が怖かったのだろうと思います。今も怖く感じます・・。

“美しい宇宙入門”を夜、眠る前に読んだり眺めたりしました。数日で読み終えました。知っていることも、知らないこともありました。文章は短いですが面白かったです。そして美しい宇宙の写真を眺めていると、脳内にホルストの組曲「惑星」(冨田勲さんがシンセサイザーでアレンジしたもの)が流れてきました。もう長らく聴いていません。また、ちゃんと聴きたくなりました。このムック本で、美しい土星と天王星の写真が特に印象に残りました。

そして、”美しい宇宙入門”を読んでいた時、ギンタが来て広げた本の上にゴロッと横たわったことがありました。「僕を見て」って言っているみたいに・・。なので「ギンタの目も星のようにきれいだね」って誉めてあげました。でも、どけるどころか、灼熱の金星の上が気に入ったようで動く気はないのでした・・。

ギンタ「猫の目の方が星よりきれいだよ」

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思い出 雑記

死滅回遊漁とユニコのお話

昨日のお昼は夫と定食屋さんに行きました。そして帰り道、海を眺めるため港に寄りました。天気がよく青いきれいな海が見られました。そして満足して帰ろうとした時、夫が港内に幼魚がいるのを見つけ教えてくれました。港内をのぞくと確かに何匹もの小さい魚が泳いでいました。

ヒラヒラとひるがえりながら泳ぐチョウチョウウオ、縞々のカゴカキダイ、ギンガメアジなど・・。だいたいが死滅回遊漁でした。死滅回遊漁は南方の魚で黒潮に乗り、はるばる私が住んでいる地域の海にやって来ます。夏は海水温が高いのでいいのですが、秋になり海水温が下がると死んでしまいます・・。名前からしてそうですが、悲しい運命の魚たちです・・。

港内で泳ぐ幼魚。ゴミみたいに見えるかもしれませんが・・。

話は飛びますが、世の中には様々なかわいいキャラクターがあります。その中でも、キティちゃん、マイメロ、キキとララなどサンリオのキャラクターは私が子どもの頃から人気がありました。小学生の頃、同じクラスの子がサンリオが出版している”いちご新聞”を学校に持ってきました。見せてもらったのですが、小学生の私には心が躍る夢と憧れの世界でした・・。そして後日、その子が今度はサンリオが出版している漫画雑誌を持ってきました。リリカという雑誌でした。そして、その雑誌も見せてもらったのですが、掲載されていた手塚治虫の漫画「ユニコ」の主人公ユニコのかわいさに心を奪われました。ユニコはユニコーンの子どもです。

小学生の頃、リリカを買ってもらっている子が羨ましかったです。すごくユニコを見たかったのです。でも私の親がリリカを買ってくれるなんてことはありませんでした・・。

いい大人になり自分でユニコの本を買いました。ユニコのかわいさを堪能したかったのですが、物語は結構シビアでした。

ユニコは幸せに暮らしていたのですが、ビーナスの陰謀により記憶を奪われ時空を超え、幾つもの見知らぬ世界に置き去りにされます。ユニコを連れてゆくのはビーナスの命を受けた西風の精。もちろんユニコは死滅回遊漁のように死んだりしません。どんな世界をさすらっても強く生き、そこで出会った人や動物たちからの愛を受け不思議な力を発揮し苦難を乗り越えていきます。でも次の世界に行くときは前の世界の記憶はなくなってしまうんですよね・・。それが悲しくて切なくなりました・・。

でもユニコのかわいらしさは不滅でした。ユニコのグッズがあったら欲しいです。

左開きです。ちょっと読みずらいですが物語は素晴らしいです。

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日々の出来事 雑記

酷暑と島のお話

しかし暑いですね・・。静岡県浜松市では日本歴代最高気温41.1℃を観測したそうです!尋常じゃない暑さですね・・。
私は昨日に続き今日も休みでした。今日は何をしてたかな・・と振り返ってみると、お昼前、コンビニに買い物に行ったくらいで、特に何もせず漫然と過ごしていました・・。エアコンをつけていても何だか体はだるくてグッタリ・・。老母も猫たちも長い時間、ゴロッと横になっていました。

午後3時頃、冷蔵庫で冷やしてあったフレーバーティーの白桃ウーロン茶を飲みました。白桃の甘い香りに癒され少しスッキリした気分。そして、おやつにコンビニのスウィーツ、エッグタルトを食べました。そういえば昼食後にソフトクリームを食べたな、と思いましたが何だか甘いものが食べたくて・・。カロリーは見て見ぬふりです。

ちょっと元気になったので本でも読もうかと思い本棚を見ました。でもやっぱり活字は読む気がせず、どうせ頭に入らないなと思ったので写真の多い本を選びました。「島の名前 日本編」です。島の名前の由来などについて簡単な解説が書かれていますが、読み物としてはちょっと物足りない感じですね。地図もないので肝心の島の場所も分かりませんし・・。(何県何市かは記載されています)でもカラーでいろいろなアングルから撮られた島の写真はきれいです。眺めていると島って何だか健気で愛しい存在のように思えてきたりします。

ふと、鎌倉時代の高僧、明恵上人を思い出しました。(明恵上人は19歳から死ぬまで見た夢を記録し続けた稀有な人です。)明恵上人は、子どもの頃に遊びに行っていた島そのものに宛てて一通の手紙を書き弟子に届けさせたそうです。明恵上人にとって子供の頃、遊んだ島は忘れられない友人だったようです。手紙には島に対する愛情が綴られていました。恋文といってもいいかもしれません。
明恵上人は本当に魂のきれいな人だったんだろうな・・と私は思っています。

しばし、島の写真を眺めながら空想の世界で島めぐりをしたりして遊びました。老母と猫たちは寝入っていて夢の中でした・・。

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