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日々の出来事 食べ物・飲み物

悪魔かと思ったら好青年でした・・醬油の話です

猛暑が続いていますね・・。老母に「梅雨が明けて8月に入ってから雨降ったっけ?」と同じことを2回聞かれました。「他所はゲリラ雷雨とかあるけど、この辺は降ってないよね」私も2回、同じ返事をしました。もう1回くらい聞かれるかもしれません。長梅雨で雨はもうたくさん、と思ったのに今は雨が恋しいです・・。身勝手ですね・・。

庭では、毎年咲くチョウセンアサガオが、今年も庭の一角で鮮やかな青い花を幾つも咲かせています。暑さには強い花のようでツルは、ドンドン伸びています。そして家の敷地の畑に植えたゴーヤもすごい勢いで繁茂しています。こちらも、幾つも花が咲いています。小さくてかわいい黄色い花です。人は暑さでバテ気味ですが、強い日差しなどものともしない植物の生命力に圧倒されますね。あやかりたいです。

昨日の夕食に数日前に夫が作った唐辛子醤油を使ってみました。激辛唐辛子のジョロキアとプリッキーヌを刻んで醬油に漬けたもので、私が悪魔の醬油と名付けたものです。
まず青ネギとカツオ節をたっぷりかけた冷奴に悪魔の醤油を1滴だけたらしてみました。そしてほんの一つまみだけ食べてみると、それだけで口の中に強い辛みが広がりました。うーん・・。この醬油は単体で使うのではなく、好みで1滴~数滴を食材に垂らし、後は普通の醬油をかけて使うものだなと思いました。普通の醬油のように使ったら口から火を噴きますね。

でも有り無しでいえば、有りです。熟した赤唐辛子も入っていますが、ほとんどが未熟な青唐辛子だからか妙にさわやかでキリッとした辛みです。あと焼肉にも使ってみましたが、美味しかったです。作った夫も「これはいい!」と自画自賛していました。
ウチでは老母が辛い物が苦手なので使えないですが、調味料にもいいな、と思いました。

激辛唐辛子醤油は悪魔どころか、意外にもキリッとした清々しい好青年でした。(微量使う分にはですが・・。)夏に合います。食欲を保ち暑さを乗り切る一助になりそうです。ちなみに昆布を入れると、まろやかになり旨味が増すそうです。

チョウセンアサガオ
繁茂するゴーヤ

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雑記

ふすまと雪の結晶

数日前、ギンタに首輪を付けました。その首輪が昨日、ギンタの首から消えていました。首を絞めつけたりしないよう強い力が加わると外れるようになっているものだったので、どこかに引っ掛かり取れたのかもしれません。首輪はどこかにいってしまいました。でも安全第一、ギンタに何事もなければいいのです。お試しの首輪でしたしね・・。それにしても、あっけなかったです。

あっけなかったといえば・・襖(ふすま)です。少し前、猫たちに引っかかれ破れてぼろぼろになった襖を修繕しました。補修紙を貼り、爪が引っ掛からないようにフィルムも貼りました。しかし、すでにフィルムの一部が剥がされ襖は再びあちこち破られてしまいました・・。なぜ、猫たちは、ちょくちょく襖を破るのでしょう?答え、楽しいから。じゃあ、しょうがないですね・・。破られたら、その都度ちまちま貼り直すことにします・・。

そういえば破られた襖紙の下に雪印のシンボルマークの雪の結晶が印刷された茶紙が出てきてびっくりしました。それも大きい雪の結晶でした。古い襖です。昔は、下張りに業務用の茶紙の袋などを利用したのでしょう。何だか、まるで地層のように襖に昔の痕跡が残っていたのでした。襖クロニクルです。

雪の結晶の上に補修紙を貼ってしまってから、写真に撮っておけばよかった、と思いました。大きい雪の結晶がかわいかったです。

以前、絵の教室に行っていた時、先生から襖に白い襖紙を貼って、自分で好きな絵を描くことを勧められました。それはいいなあ、とは思いましたが実行するには至りませんでした。技量がなくて思い描いたとおりのものは描けないな・・と思ったからです。

雪印のシンボルマークの雪の結晶が襖に現れた時、ふと、雪の結晶を襖に散りばめたらステキかも・・と思いました。植物や生き物を描くのは難しいですが、雪の結晶だったら何とかなるかもしれません。そうすると襖紙は白じゃない方がいいかな・・などと私の想像は膨らみました・・。

しかし猫が4匹もいるので、せっかく襖に絵を描いてもすぐにボロボロにされてしまうでしょうね・・。やはり実行するには至らなそうです・・。

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日々の出来事 食べ物・飲み物

お盆に悪魔の醬油と蝶ハンター

連日、猛暑ですね・・。あまりに暑くて日中は、とても外に出る気にはなりませんね・・。昨日は日が陰ってから庭を少しブラブラしました。庭に植えてある野菜を見ると、激辛唐辛子のジョロキアの葉がしおれてグッタリしていました。かなりのしおれ具合で枯れてきているようにも見えました。なっている実も腐ってきているものがあったので、ひとまずダメにならないうちに大丈夫そうな実を全部採ることにしました。
まだ未熟な青唐辛子に完熟した赤唐辛子、そしてオレンジ色の唐辛子。色とりどりで見た目はかわいいジョロキアですが、味はかわいくない悶絶する辛さ。(食べたことないですが・・。)ジョロキアはカプサイシン中毒の夫が植えました。(あとプリッキーヌも・・。)まめまめしい人じゃないのに、唐辛子を植えて育てるなんて、唐辛子にかける情熱が不思議です・・。
日が陰っても木々の隙間から光がさして、庭はまだまだ明るかったです。一匹のアゲハ蝶がひらひらと飛んでいるのに気付きました。動きが早くて、どんな模様かはっきりと確認できませんでしたが、羽根の下部にはオレンジ色の点々が見えました。おそらくカラスアゲハです。鱗粉が反射して、羽ばたいてる羽根が青っぽく見えました。どこかに止まらないかと蝶を追いかけましたが、休むことなく飛び続けていました。そして庭で遊んでいたハンターのムギ(猫)に見つかり狙われました。でもすんでのところで逃げ切り、蝶は高く高く飛んでいき姿が見えなくなってしまいました・・。

羽ばたいている蝶

その後、採ったジョロキアを細かく刻み2本の保存ビンに入れました。採ってあったプリッキーヌも刻んで入れました。そこに醬油を注ぎ、唐辛子醤油にしました。どれほど辛いか想像もつきません・・。私は、悪魔の醬油と命名しました。作ったのは夫です。
夕食を作っている時、鼻がツーンとしたり、目がシパシパしたり、喉がイガイガして咳がでました。三角コーナーに捨てられたジョロキアのヘタのせいでした。恐るべしジョロキア。

カラフルなジョロキア
保存ビンに刻んで入れたジョロキアとプリッキーヌ
完成した悪魔の醬油

今朝、庭に出てジョロキアを見ると葉がピンとして復活していました。水不足だったようです。この暑さですからね・・。
そのうちムギが”ミャッミャッ”と鳴きながら側にやって来ました。そして私の足にくっついていましたが、突然、勢いよく走りだし何かを捕まえました。見ると1匹のアゲハ蝶でした・・。昨日の蝶かは分かりませんが、黒い羽根が破れて落ちていました・・。実は今年の夏、何匹もの蝶がムギに捕らえられました・・。他にセミやトンボも・・。お盆ですし、ささやかな命にも祈りをささげたいと思います・・。

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思い出

猫の首輪と悲しい思い出・・

昨日、出かけた帰りにホームセンターに寄り、ギンタに首輪を買いました。ギンタは、もうすぐ1歳になるサバトラのオス猫です。首輪はギンタのグレーの毛色に合うエナメル風の黒で、オレンジ味がある金の鈴がついたものです。ギンタの目の色はアンバー(琥珀色)で鈴の色と呼応している感じがいいなと思いました。もしかしたら首輪が合わず嫌がるかもしれないな・・と思ったのですが600円ほどだったのでお試しです。

家に帰ると早速、ギンタに首輪をつけました。直後は違和感を感じたようですが、それほど嫌がらず、すぐに馴染みました。よかったです。その内、きょうだい猫のムギにも似合う首輪があったら買おうかな、と思います。ムギはキジトラのメスです。

家には他に古株のシオ(黒白はち割れのメス11歳)とキナコ(茶トラのメス7歳)がいます。2匹とも首輪はしていません。以前、シオに首輪をしてみたのですが、違和感か取れなかったようで首をひっきりなしに後ろ足で掻いていました。そして首の毛が抜けて一部禿げてしまいました・・。シオに首輪は合いませんでした。キナコも合わなかったですね。

実はシオには、オスのきょうだい猫がいました。茶トラでタイガといいました。10年以上前のある日、子猫のシオとタイガは家にやって来ました。ほぼ野良猫でした。(銀麦たちと同じパターンです・・)少しずつ馴染んでゆき2匹とも家の猫になりました。でもタイガは常にどこかで人に対してオドオド、ビクビクしているところがありました・・。どうも人に馴染めない猫でした・・。

ある時、茶トラのタイガに似合う首輪を見つけました。それは迷彩柄で金の鈴と迷子札が付いているものでした。

タイガに首輪をしたら嫌がるかも・・と思いつつ買ってみました。そして首輪をつけると・・人には馴染めないタイガですが、首輪にはすぐに馴染みました。1歳くらいの時でした。よかった、とほくそ笑み迷子札に家の電話番号を記入しました。

そして1歳を過ぎたタイガを去勢手術するため、動物病院に連れて行くことにしました。予約当日、家を出る時間よりだいぶ早めに、タイガを直接キャリーバッグに入れました。(今だったら洗濯ネットに入れてからキャリーバッグに入れるのですが・・。)タイガは、キャリーバッグから出ようと暴れまくりました。私はキャリーバッグに入れれば大丈夫と思いくつろいでいました。しかし暴れ続けるタイガは、とうとうキャリーバッグの上部の蓋をこじ開けたのでした。タイガは勢いよく飛び出て、開いていた窓から一目散に外に逃げて行ってしまいました。呆然とする私・・。

それっきりタイガは帰って来ませんでした。怖い思いをして、人に対して大きな不信感を持ったのかもしれません・・。もともと人に馴染んでいませんでしたから・・。

迷子札に描かれた電話番号を誰かが見て、電話をくれるかもしれない・・。そんな期待を持ちつつ10年が過ぎてしまいました・・。

首輪をつけたギンタ
首輪が見えませんね・・
チュールを食べるギンタです

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お出かけ 折々の場所

山の日に、山道を行き、山を思う

そういえば今日は山の日で祝日なんですね。祝日など関係ない仕事をしているので、うっかり祝日だということを忘れていることがあります。今日はたまたま休みなので思い出しましたが。
山の日なんて、いつできたんでしょう?記憶にないです。山の日の趣旨は、”山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する”ということらしいです。そういえば、ウチも山を持っています。一山ではなく、頂上からタテに割った半分。小さい山です。近くなのですが、もう何年も行っていません。人が通る道筋は荒れて、けもの道しかないかもしれません。イノシシやアナグマが闊歩しているのでは・・と思います。

今日は夫も休みなので、一緒に出かけることにしました。(夫の職場は、基本的に休みはカレンダー通りです。)午前11時頃、家を出発。車の運転は夫に頼みました。昼食はファミレス(中華)に行き、2人ともラーメンを注文しました。暑いのに、なぜか食べたくなるんですよね・・。美味しく頂きました。
その後、20年くらい前に何度か行ったことのある山の中のレストランを突然思い出し、今もやっているのか確認しに行ってみることにしました。山道をドライブがてらですね。こんなところに?という目立たない場所にあって、店内は温室のようでハーブを栽培していたと思います。オシャレな隠れ家のようなお店でした。

山道を行くと、白いユリの花が道沿いにたくさん咲いていました。このユリは清楚で可憐な風情ですが、繁殖力が強く丈夫で家の周辺でも咲きまくっています。種類は分かりませんが、あちこちで咲いてるのが目にとまります。
山の斜面のコンクリートの間や排水管の穴からも、茎が伸びてユリが咲いていました。少しだけユリを眺めてから、緑の生い茂る山道をクネクネと進んでいきました。そしてレストランの場所に到着。看板はありましたが、車の中からは今もやっているのかよく分かりませんでした。でも多分、やっているのでは、と思います。”また今度、来てみよう”と夫と話しました。

山の斜面のコンクリートの隙間から伸びて咲くユリ
排水管の穴から伸びて咲くユリは、まるでそこに活けられたようです

更に車を走らせました。いつも遠くから見ている山の上にある1基の風車のところにたどり着きました。おそらく、ここが頂上。風車は側で見ると巨大です。風に吹かれ3枚の羽根がゆっくりと回っていました。青空に風車が映えて清々しかったです。(雲が多かったですが)

山の上の風車
時々、風量が弱くなると止まる羽根

下りは来た時とは反対側の道を行きました。そして通りに出て家までの道すがら、山並みを眺めていましたが、あちこちの山で木が赤茶色に枯れているのが目につきました。ナラ枯れです。数年前から、あちこちの山で発生しています。ムシが原因のようです。木がまるまる一本、枯れているのを見ると怖くなったりします。何らかの手立てがあるのか分かりませんが心配です・・。

午後3時頃、帰宅。たまにはウチの山の様子も見に行かなければいけないな・・と思った山の日でした。

山の赤茶色になっている部分がナラ枯れがしているところです

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