カテゴリー
思い出 雑記

好きな明かりと小さな後悔

私は田舎に住んでいます。夜になれば街頭や防犯灯の明かりがポツン、ポツンとあるだけ。防犯灯が蛍光灯からLEDに変わり若干、明るくなりましたが田舎の夜道はさみしいです。
私は、そんなさみしい夜道を照らしてくれる街灯の明かりが好きです。水銀灯の白い明かり、ナトリウム灯のオレンジ色の明かり。特にナトリウム灯のオレンジ色の明かりが、レトロな雰囲気があり好きです。

今年9月、私の住んでいる地域に台風が直撃し大規模停電が発生しました。夜は漆黒の闇。夕食の時は夫の仕事用のLED投光器で部屋を照らしました。さすが明るい!しかし充電式なので切れてしまうと充電できず使用できません。使用は最低限。停電がいつ復旧するか、わかりませんでしたから・・。
家の中を移動するときなどは、スパイスのスマイルLEDランタンを使用。以前、夫が気に入り購入したものです。本格的なランタンではないかもしれませんが、実用的には十分でした。それまで、私はこのスマイルランタンに興味がありませんでした。人気の商品のようでしたが、おもちゃっぽくて、ちゃちに見えたのです。でも実際に暗闇を照らしてみると、印象が変わりました。スマイルランタンのほの明るさと、かわいさに癒され、気に入ってしまいました。そして、その後、ハロウィンキャラクターのcatを色違いで購入。さらに増えるかもしれません。

もうすぐクリスマス。この季節になると思い出すことがあります。

スポンサーリンク

昔、20代の頃、小さな書店で働いていた時のこと。私は人付き合いが苦手で孤独に過ごしていました。
クリスマス間近、一緒に働いていた一つ下の女の子からプレゼントを渡されました。小さな箱でした。
箱を開けると中には、青と黄色の星形のロウソクとピンクのハート形のロウソクが入っていました。きれいで、かわいい手作りのロウソクでした。ロウソクの上には、キャンデイー1個を入れた小さな袋を持っている小さなサンタさんがいました。
クリスマスなど無関係に生きていましたが、思いがけないプレゼントに嬉しくなりました。
このロウソクをいつまでも、とっておきたいと思い、火をつけることはありませんでした。
しかし数十年がたち、ロウソクは、どこかにいってしまいました。あのきれいで、かわいいロウソクに火を灯したら、どんなだったかな・・さぞ、きれいだったろうな・・灯してみればよかったかな・・と少し後悔しています。

読んで下さりありがとうございます。

スポンサーリンク