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サイレントニャーと猫の野心

昔、一匹の野良猫が家にやって来ました。初対面の時から「ニャーニャー」と鳴きながら人のところに寄ってくる人なつこいメス猫でした。そして、この猫は、声を出さずに鳴くサイレントニャーをよくする猫でした。人の顔を見て声を出さずに口だけパクパク動かすのです。これは猫にとって最大の愛情表現らしいです。黒白の猫でしたが、クロと呼んでいました。家に置いて欲しかったのでしょう。クロは一生懸命、私を見て口をパクパクさせました・・。

当時、家にはチビというメス猫がいました。クロはチビに敵対心を持っていて、チビを追いやろうとしました。一度、チビが顔にケガをしていたことがありましたが、多分クロのせいだと思いました・・。一所懸命、サイレントニャーをするクロには、チビに成り代わり家の猫になりたいという野心があったようです・・。どうしたものか・・と考えていたら、クロはそのうちお隣の家に移って行きました。飼い猫になったといっていいかは分かりませんが、お隣でご飯はあげていました・・。

少し前に、家の猫になったオス猫のギンタとメス猫のムギの銀麦きょうだい。今ではずい分とフレンドリーになり「ニャーニャー」と鳴きながら寄ってくることもあります。家の中では当たり前のように、その辺でゴロッとしていたりします。顔を近づけスリスリすることも出来ます。
そんな銀麦きょうだいのムギが、ある時、口をパクパク動かして私の顔を見たのでした。ムギはサイレントニャーをしてくれる猫だったのです!何だか、うれしいと思っていたのですが・・・。

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家には先住猫のシオとキナコがいます。シオは放し飼いなので、ずい分前から銀麦たちとは顔なじみです。しかし、完全室内飼いのキナコとは面識がほぼありませんでした。それぞれ別々の部屋で過ごしていましたが、キナコのいるところにムギが入ってしまったことがありました。でもその時、何事もなく大丈夫だったので、時々同じ部屋で過ごしていました。最初は遠巻きに見ていたムギですが、たまにキナコを見つけると追いかけるようになりました。キナコの方が3倍くらい体が大きいのですが、キナコが怯えて逃げます・・。

キナコにはマイハウス(2階建てのケージ)があるので、ムギに追いかけられたらそこに入れます。そうすれば安心ですが、この前ムギがキナコのケージの近くで監視してることがありました・・。怖い・・。ムギは最近、強気です。何か野心があるのでしょうか・・。

ちなみにギンタは、マイペースで我関せず、といった感じで過ごしています。

そして、余談ですが、クロはシオのおばあさんです・・。

相変わらず仲良しの銀麦きょうだいです

読んで下さりありがとうございます。

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