パート先のデイサービスに一人暮らしで猫を飼っている80代前半の女性がいます。
猫は18歳のオス。かなりの高齢猫ですが、まだまだ元気とのこと。
女性ですがデイサービスだけでなく、たまにショートステイも利用していて一泊二日または二泊三日、家を空けることがあります。
その際には猫は一匹でお留守番。ご飯はたくさん用意していくそうです。
ところで今日、デイサービスに来た女性が、つい先だってショートステイから家に戻った際の猫の様子を同じテーブルの方々に話していました。
何でも女性が家に入ると猫がやって来たのですが声が出なくなっていたというのです。口をパクパクするだけ。今まで、こういうことはなかったのでしょう。
女性が「ずっと鳴いていたから声が枯れたんだと思う」と言うと女性の前の方が「猫は声を出さないで口を開けるだけの時があるよ」と言いました。
私は声を出さずに鳴くサイレントニャーだろうと思いました。
サイレントニャーは最大の愛情表現ともいいますから、女性が帰って来て嬉しかったのでしょう。
私が「猫が声を出さずに鳴くことはいいことですよ。大好きって言ってたのかも」と言うと女性の隣の方が「大好きのサインだね」と言いました。
“大好きのサイン”とは、いいですね。気に入りました。
女性の不在が長くなると、猫は「(女性が)どこに行ったのかな・・。会いたいなあ・・」と女性のことを、ずっと思っているのではないでしょうか。
猫にとって女性がすべて。
実際、声が枯れるまで女性を呼んでいた可能性もあるかもしれません。
読んで下さりありがとうございます。