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仕事 思い出

心の中で苦笑いした卒業証書

今はデイサービスで働いていますが、以前は入所施設で働いていました。そこの職場では上司(40代男性)がいろいろな課題を作るのが好きで現場の業務以外にも書き物がいろいろありました。

書き物は勤務時間内には、やれず家でやることが多かったですが、正社員なら、いざ知らず何の福利厚生もないパート職員(国保でした)なのに書き物に私的な時間をとられるのが本当に嫌でしたね。

ところで上司について正社員の女性二人から同じ話を聞いたことがあります。それは朝、上司と顔を合わせた際に挨拶をしてから30分後くらいに上司に呼び出され「さっきの自分に対する挨拶の仕方はなんだ!」と怒られたというもの。

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自分にたいして敬意が見られなかった、ということなのでしょうが、二人とも普通に挨拶したつもりだったので怒られ理不尽に感じたようでした。

私も何てことないことでキレられ怒鳴られたことがありましたね・・。とにかく何が気に障るか分からず神経を使う人でした。

のちに正社員の女性二人とも上司が原因でやめました。

私が前の職場をやめた理由の一つも、この上司の存在でした。もちろん表向きには、そんなことは言いませんが。

とにかく少しでも下に見られることが許せない人で、何かコンプレックスがあるような気もしました。

さて、職場を去る最後の日のこと。

仕事中でしたが事務所に呼び出され行くと沢山の職員が集まっていて記念品や花束を頂きました。

予想外のことで戸惑いましたが、もっとも戸惑ったのは私の前に立った上司が卒業証書を読み上げたことでした。神妙にしていましたが正直、心の中で苦笑いしてしまいました。

まさか、卒業証書を貰うとはね・・。

この上司の父親は教師でしたが、ふと、もしかしたら、この人も教師になりたくて目指しことがあるのでは・・と思いました。

いろいろな課題を作り職員にやらせるのは、何だか教師が生徒に宿題を出すのと同じような気がしました。この人は教師がやることをなぞっていたのかも・・。

上司から貰った卒業証書には、この人の複雑な心模様が現れているように感じました。

しかし、この上司の生徒でいるのではキツイ・・。卒業というか、私の場合は本当はドロップアウトだったのですがね・・。

読んで下さりありがとうございます。

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