前々回の記事の続きです。
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成田豊住熊野神社の次に滑川山龍正院(坂東三十三観音二十八番札所)に行きました。熊野神社から車で10分くらいのところで通り沿いにありました。
仁王門は珍しい萱葺き屋根で、さらに目を引いたのが門に張られた〆縄。〆縄には枯れた植物の束が吊り下げられていました。
質素なのが逆に趣を感じさせる印象的な門でした。
訪れていたのは私と夫だけで境内は静か。本堂(写真を撮り忘れました)に行き参拝してから御朱印を頂くため納経所に向かいました。
納経所には木々の間の小径を通っていったのですが途中、新緑のモミジがきれいでした。
納経所に着くと柔和な雰囲気の尼僧の方が一人おられ対応してくれました。御朱印を頂いた後に門の〆縄に吊り下がっている植物の束が何か聞いてみたところ蔦とのことでした。
渡されたリーフレットにも門の由来が書かれていて、門に張られた〆縄は龍正院の龍になぞらえられ、山を象徴する蔦をからませて竜が山(滑川山)を守っていることを表しているとのこと。
リーフレットには書かれていないのですが、尼僧の方から「蔦があると門を通る時、自然と頭が下がるでしょ」と言われ、なるほどと思いました。
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龍正院の後には銚子まで足を延ばし途中で昼食をとり、飯沼観音(坂東三十三観音二十七番札所)に行きました。市街地にあるお寺で、こちらは訪れている人がけっこういて賑やかでした。
立派な本堂で側には五重塔も建っていました。本堂では参拝者に厄除けのお守りを配っていたので私も夫も頂きました。
参拝をして御朱印を頂いた後に本堂内に上がり見学。升目上に区切りがある天井には沢山の観音様が描かれていました。
「寝転がって見てもいいですよ」と言われましたが寝転がりませんでした。寝転がって見ている方もいました。
お寺を出た後は、すぐ隣に銚港神社という神社があったのでお参りして帰途につきました。
後で気付いたのですが駐車場から直に境内に入ったので飯沼観音の仁王門を見ていませんでした。仁王門もちゃんと見てくればよかった・・と少し後悔。
まあ、でも天気にも恵まれ良い一日でした。
読んで下さりありがとうございます。