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雑記

空想力の素晴らしさとハッピーエンドが約束された物語

先月、購入した「ムーミン童話集限定BOX 全9巻セット」を書かれた順に読んでいて4冊目まで読み終えました。

1冊目、2冊目(読んでる途中でしたが)の感想は以前、ブログに記しました。素敵な絵とお話~この冬の楽しみに買った本 なので今日は3冊目と4冊目の簡単な感想を記します。

3冊目の「たのしいムーミン一家」は、ムーミンたちの楽しくて冒険に満ちた日々を書いています。

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ムーミンが山頂で見つけたシルクハットは物の形を変えてしまう魔法のシルクハットで次々と不思議な出来事を巻き起こし・・ニョロニョロの小島では少し不気味で愉快な出来事に遭遇し・・ある日、訪れた奇妙な来客は不思議な言葉を話し、何やら秘密を持っている・・そして、こわい飛行おにも出てきて・・。

縦横無尽に広がる物語でしたが、最後はきれいにまとまり、皆が幸せになり、ほのぼのした気持ちになりました。

4冊目の「ムーミンパパの思い出」は若かりし頃のムーミンパパの冒険物語。それをムーミンたちに聞かせている形になっています。

みなしごだったムーミンパパですが、愉快な仲間たちに恵まれ、大冒険を繰り広げます。ムーミンパパにとっては冒険物語であると共に英雄物語でもあるかもしれません。

英雄とは、もちろんムーミンパパのこと。物語の中でけっこう自画自賛しています。それが微笑ましい。

ところでムーミンママとの出会いも書かれていますが、斬新な出会い方で何だか笑ってしまいました。ムーミンのお話は、けっこうシュールでもありますね。

4冊読んでみて、ムーミンの物語は、とにかく空想力のすばらしさを感じます。そして登場人物たちが皆(好ましくないであろう登場人物も含め)、個性的で魅力的。

そして作者のトーベヤンソン自身による挿画も可愛くてステキで古さを感じません。ムーミングッズが人気なのも分かります。

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話は変わり、最近は、悲しかったり、後味の悪い結末の物語は避けたい。嫌な気分になりたくないのです。

心が打たれ弱くなっているのかもしれません。

残酷で辛い出来事は現実の世界に幾らでもあります。物語の中くらい幸せな気持ちを感じたいと思うのです。

屈託のない、のびのびした空気を感じるムーミンの物語は今の私にとって安心して読めるハッピーエンドが約束された物語。

残りの5冊、ゆっくりと楽しんで読み進めたいと思います。

読んで下さりありがとうございます。

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