ウチによく遊びに来る近所の若いオス猫の異常に気付いたのは、先週の金曜日でした。お尻の毛が抜け肛門周辺が赤くなっていたのです。でも、その時はとりあえず猫は元気そうでした。しかし、その翌々日の日曜日にウチにやって来た時は何となく元気がなくなっているように感じました・・。
そして月曜日の午前中、物置(元鶏舎)に行くと、なんとその猫が雑多な物の上で丸まっていました。いつからいたのか・・。撫でてやると元気なく「ニャー・・」と鳴いて動き出し、今度は軒下に行き丸くなりました・・。また猫を撫でてやると切なそうに何回も「ニャーニャー・・」と鳴いて喉をゴロゴロさせました・・。耳はひんやりしていて鼻の頭も濡れていたので、熱はないのでは・・と思いチュールをあげてみました。しかし猫は少し鼻を寄せただけで見向きもしませんでした・・。
ああ・・これは明らかにおかしいです。近所の猫、といってもエサだけあげているだけで半野良みたいなもの・・動物病院に行くことはないだろうし・・どうしたものか・・。猫をそのまま、そっとしておき雑用をしながら色々考えあぐねていました。そして間で猫の様子を見に行くと、いつの間にか猫の姿は消えていました。辺りを探してみても何処にもいませんでした・・。家に帰ったのか、それともどこかに身を潜めたのか・・。それ以来、猫はやって来ません・・。
夫に他所の猫に感情移入し過ぎないように言われました。でも、気分が晴れません・・。まだ若い猫だったから余計に・・。目を離さなければよかった・・と思ったり、動物病院に連れて行ってたら・・と思ったり・・。鉛のように重い心に猫の姿が浮かんでは消えていきました・・。
そして、もしかしたら元気になり、またウチに遊びに来るかもしれないと・・心のどこかで願っているのでした・・。
今年の3月に家にやって来た時に撮った写真です。鼻の下が黒でちょび髭みたいです。まだ若々しく毛並みがきれいで人なつこい猫でした・・。
そして数日前、庭に植えてあるナスに居ついていたモスラ(茶色い芋虫をこう呼んでました)も姿を消しました。どこかでサナギになったのでしょう・・。
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