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買い物 雑記

水晶のペンダントと出番待ち

10月の終わり頃、ネットショップで好みのペンダントを見つけました。金色の上弦の三日月に抱えられるように金箔を散りばめた水晶がはめ込まれたものです。しばらく悩み10月最後の日に注文してしまいました。”10月は誕生月だしね。自分にプレゼントとして・・”などと言い訳しつつ・・。クーポンやポイントを使って5,500円で購入。昨日、届きました。箱を開けると思っていたよりも小ぶりでしたが、精緻な作りにうっとり・・。しばし鑑賞。しかしせっかく購入したのですが、今のところ身に付ける機会はありません・・。

以前、職場で着物の着付けを習っている人がいて、一緒にやらないか誘われたことがあります。少し考えて「着物は持っていないし、着物で出掛けるような用事もないし・・」とやんわり断りました。すると、その人に「用事はつくるものよ!」と言われました。その言葉になるほどと感心しました。自ら行動する気持ちが大事ということでしょうね。しかし一方で・・気持ちがないものには行動する気が起きないですよね・・。結局、私の生活に着物を取り入れたいという思いには至らず、やっぱり断りました。経済的なことも考えて・・。

日常生活ではシンプルなピアスを身に付けるくらいです。昔から少しずつ買ったアクセサリーのほとんどは仕舞いっぱなしになっています。(高価なものはありませんが・・)出かける機会がないとなかなか身に付けません。今年はとくにコロナウィルスの影響でまったく出かけることがありませんでしたから・・。

コロナウィルスが感染拡大する前は月に1回、何らかの展覧会に行っていました。主に私の住んでいる地域から高速バスで日帰りで行ける東京の美術館です。美術館に行く時は仕舞ってあるアクセサリーの出番です。ピアス、ペンダント、ブレスレット、ブローチ・・。(全アイテムを身に付けるわけではありません。ちなみに私は指輪はしません。何だか邪魔で・・)一人で出かけるので誰に見せるでもないのですが、何となく美術館に行く時はちょっと気合いを入れておしゃれをしたくなるのでした。そういえば日本美術の展覧会などでは、着物姿の素敵な方を見かけることもよくありましたね。

来年にはまた美術館巡りを再開できるといいのですが・・。アクセサリーたちも出番を待っています。

昨日、届いたペンダント

透明な水晶にきらめく金箔、三日月部分とバチカンにホワイトトパーズがあしらわれています。

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日々の出来事

ファミマのアップルパイとムギ

昼下がり、仕事から戻るとムギが老母の座椅子で寝ていました。いつも”ミャッミャッ”鳴きながら側に寄って来るのに、今日は寝たまま動きません。ギンタはニャーニャー鳴いてご飯のおねだりをしているのにムギは素知らぬ顔です。何となく元気がなく心配になりました。でもしばらくしたら座椅子から下りて伸びをして動き出したのでホッとしました。よっぽど眠かったのかな・・。

1歳を過ぎ体が大きくなったギンタとムギの銀麦きょうだい。2匹は対照的です。オスのギンタは筋肉質で触ると固く抱きかかえるとズッシリ、毛はしっとりしています。メスのムギは触ると体も毛も柔らかく抱きかかえると軽くフワッとした感じです。触り心地はムギの方がいいですね。

2匹とも毛色はだんだん濃くなってきました。サバトラのギンタはうすいグレーから濃いグレーになり、キジトラのムギはだんだん美味しそうな焦がしキャラメル色になってきました・・。冬毛に変わってきているのかもしれません。猫たちも冬支度です。

ギンタとムギは仲良しで今もよく、くっついて寝ています

夕方16時過ぎ、スーパーで買い物をした帰りに久しぶりにファミマに寄りました。この時間帯に行くとパンの棚はガラガラなことが多いのですが、今日は一杯並んでいました。いつの間にかパンのパッケージが変わっていて、おしゃれな感じになっていましたね。
眺めていたらパンが食べたくなり、どれにするかちょっと迷って好きなアップルパイがあったので買うことにしました。初めて見る商品で、”国産りんごのアップルパイ(キャラメル仕立て)”というもの。思わずムギを連想しました。ムギ色のアップルパイ・・。

そして夕食後、デザート代わりにアップルパイを食べました。キャラメル風味のリンゴをのせたパイにキャラメルがミックスされたカスタードクリームが挟まれていました。ほろ苦さはあまり感じませんでしたね。甘すぎず美味しくて、また食べたくなりました。他にも美味しそうなパンがあったのでファミマに通ってしまいそうです・・。

金色に赤がアクセントになっていてパッケージも凝ってますね
こんがり焼き色が美味しそう。味も◎でした。

夜、ご飯を食べた猫たちはそれぞれの場所で休んでいました。こっそりムギにだけチュールをデザートにあげました。袋をガシガシ噛んで女子にしては食べ方が荒いんですよね・・。でも元気でなによりです。

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日々の出来事

竹刈りとモダンな蛾

少し前、シルバー人材センターに庭の一部の竹刈りを依頼しました。そして今日はその作業日でした。朝9時少し前に2人の職員がやって来て、9時に作業を開始。どれくらい時間がかかるかは分かりません。私は仕事が休みだったのですが、午前中は老母の用事や買い物で出掛けました。12時過ぎに帰宅すると、職員の方はお昼で休憩してました。庭をチラッと見ると竹はずい分と刈られていました。ペットボトルのお茶を差し入れしました。

そして1時過ぎ再び作業開始。家の中に竹用草刈り機で竹を刈る音が響いてきました。ウィーン・・という音の中にキーン・・という音が混じり、まるで歯を削る音に聞こえてきました・・。うたた寝したら歯医者の夢を見てうなされそうだな・・と思いながらネットで遊んでいました。しばらくして外から「終わりましたー」との声がしました。時計を見ると14時半。2人での作業とはいえ思っていたよりもずい分早かったです。

庭に出ると、竹を刈った所が何年かぶりに開けてスッキリ。空も広々としました。作業時間はわずか4時間半です。私が手作業で刈ったのではどれだけの日数がかかるか分かりません・・。天気は曇りでしたが、庭の一部の竹がなくなり晴れ晴れとした気持ちになりました。環境の変化って、心にも影響を及ぼしますよね。繫殖力が強く、どんどん庭に生い茂る竹には圧迫感さえ感じてましたから・・。
竹刈りをしてくれた方には感謝です。それに料金も造園屋さんに頼むよりかなり安く助かりました。

ほとんど葉が落ちた庭の梅の木と澄んだ青空。晩秋の光景。


11月に入りましたが、今日はわりと暖かかったです。ニュースなどで”今年は寒くなるのが早いでしょう”と言っていましたが、今のところそうでもないですね。

昨日、庭で”さすがにもう蝶はいないな・・”と思いブラブラしていたら、1匹の蝶が酔芙蓉の葉に止まっているのを見つけました。黒い翅に白い線が1本入っていて赤い頭をしていました。白い線が印象的でモダンな感じ。調べたらホタルガという蛾でした。全身が黒く頭が赤い蛍に配色が似ているのが名前の由来。蛾は気色悪く嫌いな人も多いかもしれませんが、私はちょっとカッコいいなあ、と思って眺めました。

ホタルガです。飛ぶところは見れませんでしたが、ヒラヒラとゆっくり優雅に飛ぶようです。いつか飛ぶところを観察してみたいです。

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思い出 日々の出来事

善光寺参りにまつわるお話

一昨日の昼下がり、仕事から帰る途中、老母の知人宅の前を通った時、葬儀の看板が出ていました。私の家の近くです。この家の70代後半の女性が病気で、ご家族が自宅で面倒をみていると聞いていました。おそらく、その女性が亡くなったのだな・・と思いました。家に帰ると老母に伝えました。すると老母はすぐに近所の家に相談に行きました。そして、しばらくして戻ると、翌日、女性宅から葬儀場に女性の亡骸を搬送する時、皆で見送りに行くことになったと言いました・・。近所の家ではすでに女性が亡くなったことを知っていたそうです・・。

昔、私が住んでいる部落では女性たちはある程度の歳になると皆で善光寺参りをしたそうです。老母も40代の頃、部落の女性たちと善光寺参りに行きました。そして先の女性もその時一緒だったとのこと。「一生に一度は善光寺参り」と昔から言われていますが、善光寺参りに一緒に行った仲間には何か特別なつながりが生じるようでした。善光寺参りの後も連れ立って旅行に行っていました。

私の世代には、もうそのような風習はありません。でも私も一度、善光寺には行きました。30代の頃、7年に一度の御開帳の時に老母と・・。善光寺に行く前に別所温泉にある北向観音に参拝しました。北向観音が現世の利益、善光寺が来世の利益をもたらすといわれていて、両方参拝して両参りになると聞いたからです。どちらかだけの参拝では片参りになるそうです。
気候のいい5月で気楽なのんびりとした旅でした・・。初めて宿坊にも泊まりましたね。

その時の旅の思い出に老母は参道沿いのお土産屋さんで金の線で牛の絵と善光寺の文字が描かれた小ぶりの丸い花瓶を買いました。”牛に引かれて善光寺参り”ということわざがありますが、老母は丑年なので余計に牛には縁を感じたようです。今でも棚に置いてあります。

昨日の夕方、老母と近所の人たちは、女性の見送りに行きました・・。そして帰って来てから、老母は幾つかの女性との思い出話をしました。そして、最後に「きれいな人だったよ」と老母は言いました・・。

老母が善光寺参りの思い出に買った花瓶

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