行燈の油をぺろりぺろりと舐めるのは化け猫ですが、ウチのシオは人の目を盗みガス台に飛び散った油をぺろぺろ舐めたりします。
化け猫の話もあるし、猫は油好きなのかなと思ったりしますがシオ以外の猫はそんなことしません。
またシオは人の食べるものを熱烈に欲しがります。とくに魚料理が食卓に上る日には人の膝の上に乗り「ニャーニャー」ひっきりなしに鳴いて訴えます。
「あたしにも頂戴!!」って。
猫は魚好きですからね。でもシオ以外の猫はとくに欲しがったりしません。キャットフードとチュールで満足しています。
シオだけが、とにかく人の食べ物、とくに魚に対して強欲です。なのでお刺身だと少し上げたりしますが、塩分の多い料理を上げるわけにはいかないのでシオには諦めてもらいます。
とは、いっても簡単に諦めるシオではありません。何とか人の隙を見てかすめ取ろうとします。
そしてシオが編み出した方法は、テーブルに並んでいる料理に片方の前足を伸ばしてお手付きして料理の味がついた肉球をぺろぺろ舐めて味わうというやり方。
うーん・・。なんとも、いじましいシオなのでした。
ところで、つい最近、ヒヤリとしたことがあります。夕飯を食べていた時、隣の台所でカチャ・・という音がしたのに気付きました。この音は・・。
慌てて台所に行くとガスが点灯していました!すぐに消しましたが、これはシオの仕業だと思いました。
シオはすでに別の部屋に移動していましたが、おそらく油を舐めるためガス台に乗り、そして降りた時にガスの点火スイッチを押してしまったのです。
危なすぎる・・。すぐに気づいてよかった・・。
でもシオに悪気はなく、ちょっと意地汚いだけ・・。飼い主が何らかの対処をして気を付けなければなりません。
ガスを使っていない時は元栓を閉めておくことにしました。
さて、今年の4月で13歳になるシオ。その内しっぽが二股に分かれ化け猫になるかもしれません。
読んで下さりありがとうございます。