久しぶりに田村セツコさんの本を読みました。85歳になったご自身のひとり暮らしの秘訣を綴ったエッセイです。
タイトルはそのまま『85歳のひとり暮らし』
田村セツコさんは1960年代から活躍しているイラストレーターでエッセイストです。
10年近く前から数年間に渡り田村セツコさんのエッセイ本が発売されると購入して読んでいました。マイブームでしたね。人生の指南書
いつの間にかマイブームが去り、今回久しぶりに手に取った田村セツコさんの本です。読んでみて「いい意味で変わらないなあ」と思いました。
ご自身の世界が確立されていて超ポジティブ。そしてカワイイ。セツコさんの暮らしと考え方は、なかなか斬新で面白く元気をもらえます。
文章は平易・・というか、くだけていてセツコさんのおしゃべりを聞いている気分になります。セツコさんが喋っていることを書き起こしたのかなと思います。
サクサクと読めます。
写真が多いのも嬉しいですね。
ご自宅の写真は以前にも別の本で少し見たことがありますが、変わらず雑多な感じがいい雰囲気を出していると思いました。温かみがあるというか・・。
ご自身の写真もありますが、立ち姿が美しく85歳には見えません。背筋が伸びていて、おばあさん感がないです。
豊かな感性と柔軟性がある思考。何よりも心が若々しい。
悲観的なこともセツコさんの手に掛かると明るくハッピーな出来事に変換されます。私は悲観的に物事を考えてしまう癖があるので、そういう時はセツコさんのことを思い出してみようと思います。
ステキな本でした。
読んで下さりありがとうございます。