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日々の出来事

長い夜と更年期

一昨日、職場(介護老人施設)で半袖を着ていた私に「寒くない?」と聞いてきた同僚(私より年上の女性)がいました。「朝は寒いけど、動いていると熱くなるから」と答えると「更年期じゃない?」と言われました。普段、あまり気に留めてなかったのですが、ああ、そうなのかな・・と漠然と思いました。
でも昨日は気温がぐっと下がり寒かったので、さすがに七分袖で仕事に行きました。でも熱くなるかも、と思い一応半袖も持参。出番はなかったですが。

昨日は午後からの仕事でした。夕方、早い夕食を終えた老人たちをベッドに誘導しオムツ交換をして業務が終わります。一人の女性に「(オムツを)ギュッとしといて。(漏れないように)長い長い旅だから」と言われました。夜間に夜勤の人が何回かオムツ交換をしますが、女性にとって夜の時間はとても長いのでしょう。ふと、夜長姫という登場人物が出てくる物語があったな、と思い出しました。主人公だったはず・・。しかし何の物語だったかは思い出せず・・。

仕事を終え外に出ると冷たい空気が気持ちよかったです。寒いはずなのに・・。更年期のせいでしょうか?いえ、活発に動き回っていたからでしょう。一緒に外に出た20代の女の子も外の空気が気持ちいいと言ってたし。更年期って個人差がありますよね。何事もなく過ぎる人と心身に大きな不調が出る人と。
そういえばもう辞めてしまった元同僚(私より年下の女性)はイライラして、コンビニの男性店員の背が低いのにも腹が立った、と言っていました・・。私には理解不能でしたが、精神のバランスがちょっと崩れていたのでしょう。通院していましたね。女性は複雑です。私は単細胞ですが。

家に帰るとやる気がなく、夕飯はレトルトのグリーンカレー。手抜きです。夫が夜食にオイルパスタを作ってくれたのですが、大失敗。しょっぱくて食べられず・・。二口、三口で終了。塩を一つまみじゃなく、一掴み入れたんじゃないかっていうくらいのしょっぱさ。夫曰く「ドバっと入ってしまったかも・・」とのこと。まあ、そんなこともあります・・。

秋の夜はダラダラと過ぎていきました。夜長姫を調べたら、「夜長姫と耳男」という坂口安吾の短編小説でした。確か本を持っていたはず・・。

探したらありました。この本の中に収められていました。ずい分に昔に買った本です。昔話のような空想的な物語だったと思います。

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生き物(猫以外)

消えた猫とモスラ

ウチによく遊びに来る近所の若いオス猫の異常に気付いたのは、先週の金曜日でした。お尻の毛が抜け肛門周辺が赤くなっていたのです。でも、その時はとりあえず猫は元気そうでした。しかし、その翌々日の日曜日にウチにやって来た時は何となく元気がなくなっているように感じました・・。

そして月曜日の午前中、物置(元鶏舎)に行くと、なんとその猫が雑多な物の上で丸まっていました。いつからいたのか・・。撫でてやると元気なく「ニャー・・」と鳴いて動き出し、今度は軒下に行き丸くなりました・・。また猫を撫でてやると切なそうに何回も「ニャーニャー・・」と鳴いて喉をゴロゴロさせました・・。耳はひんやりしていて鼻の頭も濡れていたので、熱はないのでは・・と思いチュールをあげてみました。しかし猫は少し鼻を寄せただけで見向きもしませんでした・・。

ああ・・これは明らかにおかしいです。近所の猫、といってもエサだけあげているだけで半野良みたいなもの・・動物病院に行くことはないだろうし・・どうしたものか・・。猫をそのまま、そっとしておき雑用をしながら色々考えあぐねていました。そして間で猫の様子を見に行くと、いつの間にか猫の姿は消えていました。辺りを探してみても何処にもいませんでした・・。家に帰ったのか、それともどこかに身を潜めたのか・・。それ以来、猫はやって来ません・・。

夫に他所の猫に感情移入し過ぎないように言われました。でも、気分が晴れません・・。まだ若い猫だったから余計に・・。目を離さなければよかった・・と思ったり、動物病院に連れて行ってたら・・と思ったり・・。鉛のように重い心に猫の姿が浮かんでは消えていきました・・。

そして、もしかしたら元気になり、またウチに遊びに来るかもしれないと・・心のどこかで願っているのでした・・。

今年の3月に家にやって来た時に撮った写真です。鼻の下が黒でちょび髭みたいです。まだ若々しく毛並みがきれいで人なつこい猫でした・・。

そして数日前、庭に植えてあるナスに居ついていたモスラ(茶色い芋虫をこう呼んでました)も姿を消しました。どこかでサナギになったのでしょう・・。

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からだと健康 食べ物・飲み物

健康診断の結果と今年初めての柿

7月に受けた職場の健康診断の結果を昨日もらいました。遅すぎ。とっくにきてたのに渡すの忘れてたんじゃないかな?・・という気がします。
血液検査をした項目はとりあえず全部基準値に収まっていました。私はもともと貧血があったのですが、生理がなくなったからか貧血も改善されてましたね。とりあえずよかったです。でも必ずしも基準値が正常値ではないんですよね。基準値から外れていても健康な人もいますから。

老母が市町村の健康診断を初めて受けたのは40歳の時でした。貧血で要精密検査になり、病院で精密検査を受けました。でも鉄分の不足ではなく、他にも検査をしましたが原因は分かりませんでした。その後も健診の度に貧血の指摘がありました。数年経過観察後、要精密検査になり精密検査を受けるというのを繰り返しました。でも精密検査を何回受けても原因は分かりませんでした。体の不調も特にありませんでした。
そして、いつの間にか老母も齢80をとうに過ぎました。そして結論として体質ということになりました・・。
身体の状態も人それぞれですね。日常生活に問題がなければよしです。

数日前、色づいてきた庭の柿の実を1個、採りました。まだ固そうだったので置いておいたのですが、昨日見たら色が濃くなり柔らかくなっていました。ヘタも黒っぽくなっていました。
昼食後、食べてみようと思い皮を剥いてみたら、ちょっと熟れすぎてました・・。私はあまり熟れすぎたのは好みではありません。なので、ひとかけら味見をして、あとは熟れたのが好きな老母にあげました。でも今年初めての柿は甘かったです。

初柿、ゼリーのようでした

健康診断だけで体の状態がすべて分かるわけではありませんが、とりあえず異常なしでホッとしました。でも、そうすると急に気が大きくなり暴飲暴食になったりするんですよね・・。夕食後、酒盛りしたり・・。気をつけないと・・。

そういえば”柿が赤くなれば医者が青くなる”ということわざがありますね。柿が実をつけて赤くなる頃は、気候がよく病人が減るので医者が困る、という意味のようです。また柿は栄養価が高いので病人が減って医者が困る、という意味合いもあるのでしょう。そういえば柿には二日酔い防止の効果もあるとか・・。そっか、飲む前に柿ですね。

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雑記 食べ物・飲み物

孤独感を感じる時と夫の手料理

私は介護老人施設で介護職員として働いています。昨日、一人の女性の入所者の方にご家族から冬物の衣類が届きました。その中にお孫さんの写真も数枚入っていました。男の子で5、6歳くらいでしょうか?女性に渡すとジッと嬉しそうに見入っていました・・。

私は子供がいないのですが時々、「お子さんはいくつ?」と聞かれることがあります。子どもがいて当然と思っているのでしょうね。「いません」というと驚いたような顔で「寂しいですね」とか、なぜか「ごめんなさい」と謝られることもあります。まずいことを尋ねたと思うのでしょう。正直、複雑でちょっと鬱陶しい気持ちになります・・。
人付き合いが苦手なのも、そういうことと関係あるかもしれません。職場などでも私の歳ぐらいの人たちの話題は子どもとか孫とか家族の話が多いです。私には関係ない世界で、そういう場所は居づらくて居心地が悪いのです・・。人といるのに何だか孤独感を感じてしまい、その孤独感はしばらく心に残ります・・。

そんな時、私は井伏鱒二が訳した漢詩の一文”・・・ハナニアラシノタトヘモアルゾ、「サヨナラ」ダケガ人生ダ”を思い出します。そして心の中で唱えます。そうすると何となく気持ちが落ち着くような気がします。私にとっての、おまじないですね。

この本に全編載っています。他の詩も好きです。


昨日は午後からの仕事で、家に帰ったのは18時半ごろでした。仕事が休みの夫が珍しく夕飯を作ってくれることになっていました。メニューは豚の生姜焼き。食材の買い出しも夫がしてくれました。食事を自分で作るのとは違い、人に作ってもらうのは何だか楽しみです。出来上がりはどうでしょう?
テーブルには大皿が2つ。豚肉と玉ねぎの生姜焼きが盛られた皿と大量のキャベツとプチトマトが盛られた皿。まるで主食がキャベツです。男の料理ですね。私が生姜焼きを作る時は肉だけで焼きますが、夫は豚肉に玉ねぎを合わせていました。豚肉と玉ねぎは合いますね。美味しかったです。

夫が作った豚の生姜焼き

子どもがいないので、夫とは夫婦というより親しい友人のような気がします。家族というより同居人といった感じです。

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思い出 食べ物・飲み物

トマトは野菜の・・・

昨日は夕食に鶏肉のトマトソース煮を作りました。具材は鶏肉(塩、胡椒で下味)の他にキノコ、ピーマン、玉ねぎ。オリーブオイルで炒めた具材をトマトソースで煮込みます。私の味の決め手は細切りのとろけるチーズを入れること。トマトの酸味がとれて、まろやかな味になります。簡単でご馳走に見えるメニューで気に入っています。

子供の頃、私の家ではトマトソースを使った料理なんて出てきませんでした。トマトは生で食べるものでした。(ちなみにウチではトマトに醤油をかけていました。あまり、ないかもしれませんね)そんなある日、生まれて初めてトマトジュースを飲む機会がありました。何かの用事で出かけていた祖母と妹がトマトジュースをお土産に買ってきたのです。飲んでる人を見て美味しそうだったからとのことでした。私もどんな美味しい飲み物かと期待して飲みました。が・・一口飲んで衝撃的な不味さに卒倒しそうになりましたね。それは私だけでなく家族全員、同じ感想でした。味がまったく合いませんでした・・。それ以降、トマトを生以外で食べることは考えもしませんでした。

しかし大人になりトマトソースを使った料理を知り好きになりました。でもトマトジュースはどうしても未だに飲む気がしません。何だかトラウマになる不味さでした・・。でも当時、好きで飲んでいる人もいたので好みでしょうが・・。それに何十年も前のことだし、今は飲みやすくなっているかもしれません。

これからの季節、ちょっと面倒ですが野菜をたっぷり入れたミネストローネも好きで作ります。温かいトマトスープに和みます。そして興味があるのがトマト入りおでん。まるごとトマトが入っているおでんの写真をよく見かけますが、すごく美味しそう。遅ればせながら試してみようと思います。

そしてミニトマトも好きでよく食べます。今は赤だけでなく黄色やオレンジ色、そして緑色もあってカラフル。サラダにのせると華やかになります。そういえば以前、老母がフルーツトマトを作ったことがありました。ものすごく甘いトマトでホントにフルーツのようで美味しかったです。

それにしてもトマトは野菜の中で一番汎用性が高いのでは?トマトは野菜のホームラン王ですね。(古すぎ・・)

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