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生き物(猫以外) 雑記

犬と女性

今朝、いつものように車で職場に向かいました。通りに出ると道は凍結していてうっすらと白かったです。いつもよりゆっくりと車を走らせました。朝の決まった時間、飼い主と散歩している犬たちを見かけます。犬に散歩は必須。犬を飼うのは大変だなあ・・と真冬の朝の犬の散歩を見るとしみじみ思ったりします・・。多分、私には無理・・。そもそも子どもの頃に犬に嚙まれてからは犬が苦手ですし・・。でも犬に憧れることもあります。

以前、家の近くに住んでいる女性が年配になってから犬を飼いだしました。中型犬くらいの大きさで毛足は短く茶色で雑種。朝夕、犬の散歩をしているのをよく見かけました。そして、けっこう遠くまで散歩に行くこともあり女性も元気だな、と感心しましたね。

犬はずっと元気で女性はさらに年をとってからも犬の散歩は欠かしませんでした。ある時、散歩しいる女性と犬を見かけた時、何だか年取った女性の足取りに犬が合わせているように思えました。犬が女性との散歩に付き合っているというか・・。犬が年老いた飼い主を先導し、時々飼い主の様子をちらちら見ながら歩くのです。いつの間にか人と犬の立場が逆転。何だか微笑ましい光景にふと犬もいいなあ・・と思ったのでした。飼い主を気遣う犬の優しさ・・。うーん、猫には難しいかも・・。

しかし、そんな女性と犬との平穏な日々もあっけなく終わりました。犬が車にひかれたのです。人に頼み動物病院に連れて行ったそうですが助かりませんでした・・。そして帰り、女性は犬の亡骸とタクシーで帰って来たそうです・・。連れて行った人は行きだけでなく帰りも送ってあげればいいのに・・と思いましたよ・・。

犬はおそらく10歳以上。幸せ一生だったと思います。もうずい分と前のことですが、犬の散歩を見ると女性と犬のことを思い出すのでした・・。

読んで下さりありがとうございます。