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シオの奇跡を願う・・

少し前から、シオ(猫)の体調が悪くなりました。クシャミをするようになり食欲も落ちてきて猫風邪かなと思い、数日前、動物病院に連れて行きました。
熱はなく平熱。でもシオは10歳を超えているので念のため血液検査をすることにしました。そうしたら肝臓の項目の数値が軒並み高かったのです。でも具合が悪い原因は肝臓ではなく何らかのウィルスのせいかもしれない、と先生に言われました。

注射2本と点滴をしてもらい、飲み薬も処方してもらいました。これで元気になってくれれば・・と期待したのですが、翌日にはさらに状態が悪化し何も食べなくなり、ヨタヨタになりました・・。

そして、目を離したすきに姿を消してしまいました。家の天井板が外れているところがあり、そこから天井裏に行ってしまったようです。天井裏に行くには高い棚の上に飛び乗らなければいけません。よく飛びのったな・・と複雑な思いでした。

午前中に姿を消し、その日は戻って来ませんでした。翌日も戻って来ず、もう姿をみせないのでは・・と絶望的な気持ちでいたら、夜遅く天井から下りてきました。ホッとしましたが、明らかに弱っているシオの姿を見て悲しくなりました・・。シオのことを心配していた夫もシオの姿に涙ぐんでいました・・。

そして今日、再び動物病院に連れて行きました。検温すると39.4℃でした。猫にとっては若干高めくらい。でも先生は体温が低くなってきているのでは・・と考えていたようです。もし体温が低くなってきていたら、おそらくもう・・・。体温が高めなのは、シオがまだ頑張っているということ・・。

帰りにホームセンターで小さなケージを買って帰りました。シオの療養用です。つい最近まで元気だったシオ・・。状況が好転するのは厳しいようですが、私はまだ、もしかしたらと奇跡を願っているのでした・・。

読んで下さりありがとうございます。

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思い出 雑記

青紫の花が美しかったお寺と遺骨

昨日はお彼岸でした。お墓には数日前、老母と行きました。そして色々なことを思いました・・。

数十年前、父親がお墓を新しく建てた時、幾つもあった古いお墓をまとめて一つのお墓にしました。古い墓石は建てたお墓の周囲や墓地の他の場所に置かれています。

風化したたくさんの古い墓石からは長い長い時の流れを感じます。そして複雑な気持ちになります。私には子どもがいないので将来、墓守はいなくなります。そうなると分かっているなら墓じまいをしなければなりません。でも面倒で実際に取り掛かる気持ちには中々なれないのでした・・。

私自身はお墓は不要です。お参りしてくれる人もいないだろうし。葬式もなくていいです。遺骨に関してもその辺に適当に撒いてもらってかまわないと思っています。

遺骨と言えば印象に残っていることがあります。

数年前の6月、大阪に行った時、一心寺というお寺の側を通りました。天気のいい日で塀の上を見上げると青紫の花が咲き誇っていました。初めて見る花で神秘的な美しさに目を奪われました。(あとで調べたらジャカランダという花でした。)

この花につられて一心寺に入ると、たくさんの人が訪れていました。何かが行われているようですが、よく分かりませんでした。

頂いた案内文を見ると、お骨仏のお披露目とやらが行われている期間のようでした。せっかくなので私もお骨佛にお参りしました。お骨佛の白さが印象的でしたが、それもそのはず、お骨仏は遺骨から造られていたのでした。

このお寺では、宗派を問わず遺骨を受け入れ10年分をまとめてお骨仏(阿弥陀如来像)を造っているとのことでした。初めて知った時は斬新だなと思い驚きましたが、このような形の供養もあるのだと興味深かったです。

昨日ちょっと、調べたら一心寺は今年から受け入れ制限に踏み切ったそうです。納骨件数が急増してしまったためのようです。宅配便で遺骨を送り付けてくる遺族もいるとか・・。そのような遺骨は返送するそうです。そりゃそうですよね。

読んで下さりありがとうございます。