去年の8月から今の職場で働くようになり、それまで通ったことのない細道を通勤路として使うようになりました。そして、その細道の途中に小さな神社があることを知りました。住宅地の中で職場のすぐ近くです。
神社の境内には何種類かの木があり、秋には御神木と思われる大きな銀杏が鮮やかに黄葉していました。2月の終わりには早咲きの濃いピンクの桜が数本、咲いていました。
そして今の季節、境内のあちこちに桜の花が咲いています。神社を訪れている人はほとんどなく、ゆっくりと散策できる場所です。
昨日の朝は雨でしたが夕方は晴れて日が差していたので、パートから帰る道すがら神社に寄ってみました。
誰もいない境内はひっそりとしていて、桜の花びらがひらひらと舞っていました。
拝殿の向かって右にある桜の木は枝が枯れているからか花がまばらでした。
私の好きな木々の間から日差しが差し込む光景が見れました。
4月に入りましたが昨日は冬のような寒さでした。でも確実に日は伸びていて季節は進んでいます。
この場所を知ることが出来てよかったな、と思います。近場でも通ったことのない細道はいくつもあって、知らない場所はたくさんありますね。
ところで以前は新年度になると何かを始めたくなって、よく市のサークル案内の用紙を貰ってきて眺めたりしました。
興味を持ったサークルもありましたが、なかなかサークルの活動日時と仕事の休みが合わず具体的に加入を考えるまでには至りませんでした。
実際、見知らない人たちの中に入る勇気もありませんでしたね。
人付き合いが苦手で一人の方が気楽なのですが、一方ではどこかに所属してみたいという気持ちもあったりしました。やはり一人では得られない刺激があると思ったからです。
どこかで同じ趣味や目的を持った仲間に出会えたりしないだろうか・・と小さな期待も持っていたりしましたが、どんどん年を重ね今や50代も半ば。
もう、この年まできたら独歩でいくしかないでしょうか。
たくさんの人が行きかう大通りではなく、めったに人の通らない大通りから外れた細道を一人テクテクと行くのが自分の人生かもしれません。
でも、細道を行く楽しさもあるなあ、と思っています。
読んで下さりありがとうございます。