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年を取って変わってきた趣味嗜好

年を取ったと感じることは多々あります。見た目の変化や体力の衰え、そして記憶力の低下など。向上するものがないのが悲しいですが、その他に趣味嗜好が変わってきたなと思います。

その一つに演歌があります。若い頃は全く興味がなく年配の人が聴くものという認識でした。そして演歌って申し訳ないけれど、ダサくてかっこよくない・・という感じがして私は年を取っても演歌を聴くことはないだろうとずっと思っていたのです。

それが最近「あれ?演歌もなんかいいな」と思うようになりました。演歌全般ではなく曲によりますが。

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若い頃には考えられなかったこと。年を取り一部ですが演歌に対する感じ方が変わったのです。

そしてパートが休みの今日、特に用事もなく家でまったりとyoutubeで解説動画を見たり音楽を聴いて過ごしたのですが、音楽はいいなと思っている演歌の曲をいくつか聴きました。

*その一 長山洋子さんの「じょんから女節」
三味線の奏者をバックに長山洋子さん自らも三味線を弾きながら唄っている動画です。本当に美しくてかっこいい。個人的にジャパニーズロックという感じがして海外の人にも聴いて(見て)もらいたいなあ、と思ってしまいます。

*その二 細川たかしさんの「望郷じょんから」
三味線と尺八の奏者を従えて唄っている動画です。とにかく圧巻の歌唱力で動画で見ても迫力がすごい。三味線と尺八も素晴らしい。

ところで先の二曲は唄と共に三味線も印象的です。三味線の音色を聴くと雪の情景が浮かび、激しい曲調になるほど風は強くなり雪は乱れ飛びます。三味線はドラマチックな楽器だと思います。

*その三 北島三郎さんの「まつり」
歌番組で唄っている動画を見ました。生命力を感じる曲で気持ちが上がり元気になれます。

私の場合、演歌の中でも日本の原風景を感じさせる唄が好きかもしれません。愛憎を唄った湿っぽいものはあまり好きではないですね。
あっ、でも「天城越え」は好きです。「じょんから女節」も愛憎の唄かもしれませんが湿っぽさを感じさせないなと思います。けっきょく曲調ですね。

それにしても演歌の方は唄が上手い。ただ上手いだけでなく魂を込めて唄っているのが伝わってくるので感動します。

演歌のよさに気づいたのは数少ない年を取ってよかったことの一つでしょうか。

読んで下さりありがとうございます。



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