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仕事始めに職場に持っていったもの~形として残るものの良さ

老母は6、7年前まで手まり作りに夢中でした。60代半ばくらいから始めて10年以上作っていたと思います。
「好きなだけ手まりを作っていられる暮らしがしたい」というようなことを言っていたこともありました。

しかし、そんなに手まり作りが好きだった老母ですが、いつしか情熱は薄れていき作ることはなくなりました。

年老いた老母は手まり作りのような緻密な作業は、もうしたくない(できない?)ようです。今こそ好きなだけ毎日手まりを作っていられる時間がありますが、身体の衰えとともに気力も衰えてしまったようです。

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作った手まりはずい分、人に上げました。それでも、まだまだたくさんの手まりが家にあります。

ふと思いつき、仕事始めの日にパート先のデイサービスに手まりを持っていくことにしました。利用者の方々のテーブルに飾ったら華やかでお正月らしいかな、と思ったのです。

手まりの図案は幾何学模様から四季折々の花など様々。たくさんの手まりを仕舞ってある収納ボックスの中から季節感も考えて幾つか選び出しました。

ところで当たり前ですが手まりは台がないとコロコロと転がってしまいます。手持ちの手まり台がなかったので、どうしようか考え、ジャムの空きビンの蓋を代用することにしました。

そして仕事初めの4日、利用者の方々のテーブルに手まりを飾りました。

*****飾った手まりの一部*****

おめでたい鶴

右は椿、左の模様の名前は分かりませんが朱色がいいなと思いました
朱色は神社の鳥居や社殿によく用いられていますが、
古来から魔よけの効果がある色といわれているようです。

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連日、手まりは利用者の方々の目を引き「きれいだね」と喜んでくれました。そして手に取って興味深そうに眺めたりする方もいました。

老母が自分の楽しみとして作った手まり。時を経て誰かに喜んでもらえるのは私も嬉しいです。形として残るものの良さを感じました。

読んで下さりありがとうございます。

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