つい最近、パート先のデイサービスに新規の利用者さんが来られました。80代後半の女性で品があり、しっかりしている方です。
その方が上履きにしている黒の介護用靴は一般的なもので他にも同じ靴を履いている方が何人もいます。
ただ違うのは、その新規の女性の上履きの靴には四つ葉のクローバーがデザインされていること。左右の靴に一つずつ。
へえー、こういう靴もあるんだ・・と思っていたのですが、何かの折に女性と言葉を交わした際、上履きの靴の四つ葉のクローバーについて触れてみました。黒の靴にくすんだ緑のクローバーが素敵だったので。
すると、なんと四つ葉のクローバーは女性が自分で施したとのことでした。フェルト生地で四つ葉の葉っぱを作り、葉っぱの周囲と茎部分は刺繡糸でステッチ。
四つ葉のクローバーは自分の靴だとすぐ分かるようにするための目印とのことでした。でも四つ葉のクローバーは単なる目印というだけでなく、女性のまだまだ瑞々しい感性の現れのようにも感じました。
女性は服飾学校を出ていて、若い頃から洋裁や編み物をずっと趣味にしてきたようです。継続してやり続けることがスキルと感性の衰えを防ぐのでしょうね。
読んで下さりありがとうございます。